Part 01: ……誰よりも、幸せになりたい。楽しくて笑顔に満ちた生活を送りたいというのが、私の子どもの頃からの願いだった。 私は誇れるようなものが、何もない。自信もない。運動は全般的に得意じゃなくて、内向的。 本を読むのが好きだったので、学校の成績はそれなりに良かったのかもしれないけど……親が外に向けて自慢することはなく、まぁその程度だ。 他の子よりもわりと綺麗な方だと思えるのは、親譲りの長い髪……だけどこれは、過去に起こったとある「事件」をきっかけに隠すようになった。 ……だから私は、自分の才能に失望していた。おとぎ話でよくある、誰かの手でハッピーエンドを迎える主人公に憧れを抱くようになったのは、そのせいだろう。 夏美(高校生): (王子様と出会うことができなくても……せめて心を許せるような友達に囲まれて、あたたかな世界で幸せな一生を過ごしたい) それが、物心ついた時から思い描いていた夢。裏を返せば、私のこれまでの環境が決して「幸せ」とはとても感じることができないということを示していた。 なぜなら、分家筋とはいえ『#p雛見沢#sひなみざわ#r御三家』の1つである公由家に生まれた私は……当時故郷で繰り広げられていた村人たちの対立をことあるごとに目にしてきたからだ。 ――『特定地域総合開発計画』。戦後荒廃した国土を復興し、経済を安定・発展させるべく全国各所で大規模な土木事業計画がうち立てられた。 特にダム建設は、高速道路・鉄道などと並んで昭和期の国家事業の要とされて、水量の豊かな河川の上流域では盛んに調査が行われることとなった。 ダムの存在は、国土へと襲来した大型台風による水害の予防に加え、人口増加に伴う水源や電力の確保――ひいては日本経済の安定と発展に必須なものだった。 だから政府は建設省の主導により、諸外国の支援も受けて巨額の予算をつぎ込んだ計画を実行に移してきたそうなのだけど……。 その動きは、建設予定地の人々にとっては安住の地を奪われる……ただそれだけの事実でしかなかった。 「なぜ我々が、他の地の連中のために生まれ育った故郷を捨てねばならないのだ?」……当然の感情により、各地で反対運動が上がった。 とはいえ、大半の地域が役所の人々と話し合いを重ねて妥結し、代替の移転地と補償金を得た上で集落規模で数年かけて移住を行うことになったそうなのだけど……。 こと雛見沢においては、住民たちの地元意識よりも交渉の場で相互の行き違いなどがあったせいか……出だしから紛糾して、まるで話にならなかったらしい。 「この地は『オヤシロさま』が治められる、神聖な地。ダム湖の底に沈めるなど、冒涜の極みだ」村人たちは口々にそう言って、役人たちを追い返した。 さらにその直後、園崎家を中心としてダム建設計画を中止に追い込むべく『鬼ヶ淵死守同盟』という団体が組織され……大規模なデモ運動へと発展していった。 「村を捨てると、『オヤシロさま』の#p祟#sたた#rりを受けるぞ」建設反対派はそう言って、村人たちを仲間に引き入れた。信仰心を逆手に、いわば踏み絵を迫ったのだ。 だけどその一方、国から補償される見返りに魅力を感じた人たちも少なからず存在して……双方が徒党を組み、衝突が起きてしまった。 賛成派は相手を「裏切り者」と罵り、反対派は逆に「利己主義だ」と蔑む。……一歩も譲らず、相手の存在を認めようともしない。 やがて、その嫌悪感は憎悪へと発展して攻撃性が勢いを増し、苛烈なものとなって……。 昭和54年6月。ダムの建設工事現場で現場監督のバラバラ殺人事件が起きたことによって、両者の対立と『祟り』が決定的となったのだ――。 夏美の母: 『あんな事件さえ起きていなければ、私たちはもっと早い段階で引っ越しができたのに』 新天地への引っ越しを決めた後もその前段階でも、おかーさんはそう言って愚痴をこぼしていた。 昔からおかーさんは、公由家の血を引きながらも雛見沢のことを疎ましく思っていた。おばーちゃんが古い考えの人だったから、尚更だったのかもしれない。 ……その影響を受けたとは考えたくないが、少なくとも契機のひとつとして働いたのだろう。私もいつしか、都会に憧れるようになった。 夏美(高校生): (都会に行けば、ここよりも楽しい生活になる。新しい自分に変わることも、できるかもしれない……) もはや、どれだけ私が努力して変わろうとしても、雛見沢の影響が強すぎる#p興宮#sおきのみや#rではダメだと思った。変わる前の私を知っている人が、多すぎるからだ。 「夏美ちゃんが学校に上がる前は、こうだったんだよ」「私たちは夏美ちゃんのこと、よく知っているからね」……知り合いは私と会うたび、そんなことを言ってきた。 あの人たちは、好意を示したつもりなのかもしれない。……だけど私にとってはむしろ「好奇」か、あるいは「牽制」を匂わせた言葉のようにしか聞こえなかった。 「変わろうとしても、無駄だ」「お前のことは全部知っているのだから」――。 それがどれだけ、今に満足していない私に対して呪詛にも等しいものであったのか、気づいていなかった。……いや、気づこうともしなかったのだ。 夏美(高校生): (あんたたちは、私の何を知っているんだ……?知った顔は止めろ、訳知ったふうに振る舞うな!勝手なイメージとレッテルで、私を縛り付けるなッッ!!) にこにこと愛想笑いを作りながら……私はずっと声のない叫びを心の中で響かせて、煮えくり返る憤りの感情を抑え込んでいた。 夏美(高校生): (……こんな村、大嫌いだ。私の過去を知る連中など、全部消えてしまえ……!) そうやって、表情とは正反対のどす黒い感情が日を追うごとにどんどん、どんどんと膨れ上がって弾ける寸前にまでなった……ある日。 おとーさんの仕事の都合で、私たち一家は興宮を離れることが決定した。 ……嬉しかった。喜ぶおかーさんの顔を見ながら、私は自分の歓喜の叫びを抑えるのに必死だった。 やっと私は、雛見沢と縁を切ることができる。忌まわしくて厭わしくて、好きと思えるものがなにひとつなかったこの呪われた地を……! ……学校で転校を告げた時、友人の何人かが別れを惜しんでくれた。引っ越しをする当日にも、興宮を離れる私を見送りに来てくれた。 「元気でね」「いつか手紙を送ってね」そんな優しくてあたたかい別れの言葉は、それなりに嬉しくて有難かったけど……。 私はもう、二度と戻るどころか思い出すことさえしないつもりだった。過去を捨て去ろうと決心していた。 夏美(高校生): (……そうだ。私は新しい土地で、生まれ変わる。やっと変わることが、できるんだ……!) その希望を胸に抱いて、私を乗せた車は家族とともに興宮を離れていった。 背後で友達が手を振っていることにはバックミラー越しに気づいていたが、私は一度も振り返ったりしなかった……。 Part 02: ……#p雛見沢#sひなみざわ#rから縁を切った新天地は、輝くほどの魅力に満ちていた。 古くさい田舎と違って、バスがある。駅が多い。街中に綺麗な店がたくさんある。 県庁所在地の穀倉よりも、はるかに大規模だ。ここは本当に同じ日本の町なのか……いや現実なのか、と思わず目を疑ったほどだ。 …………。 だけど、そんな浮ついた気持ちは私が新しい学校に通い始めた初日に……ものの見事に打ち砕かれた。 夏美(高校生): (……。何をやっているのか、まるで理解できない……っ……) 教師が教壇につくなり、雑談もなく授業開始。進学校だから当然と言えば当然かもしれないが、生徒もみんな黙って教科書に目を走らせていく。 教室内に響くのは、淡々と説明する教師の声と黒板に響くチョークの音。……それがある程度書き記されると、予告もなく消されてしまう。 夏美(高校生): (ま、まだノートに全部、写していないのに……!) 思わず先生に向かって声を上げかけたが、周囲の息を詰めた様子が横目に入って……口をつぐむ。 誰も彼も、不満を抱いた様子がない。それどころかノートだけでなく、参考書を開いてその内容を読んでいる人さえ見受けられた。 夏美(高校生): (私……だけなの……?!) 愕然とした。……全身から血の気が引き、絶望すら覚えて視界がゆらゆらと狭窄していく。 これでも私は、前の学校の成績は上の方の順位だった。教科書はいつもしっかり読み込んで、予習と復習もなるべくやっていた。 「過去」の一件についてはともかく、授業態度で叱責されたり、親に通知簿などで注意を書かれたりしたことは全くなかった。 だから、……勘違いしていた。私は新しいところでもそれなりにできると、勝手に自惚れてしまっていた……。 夏美(高校生): (と……とにかく、書き写さなきゃ……!わからないところはあとでノートを見返して、書き漏らしたところは誰かに、……っ?) そう思いかけて、……愕然と息をのむ。 夏美(高校生): (ノートを見せてもらう……誰に? どう言って?) 自己紹介の挨拶は、ただ名前を言うだけで終わった。クラスメイトはみんな拍手で応えてくれたけど、すぐに授業が始まったので……誰とも会話をしていない。 そんな状態で、誰にお願いができる?わざわざ自分の時間を割いてまで、いったい誰が助けようと思ってくれるというの……?! 夏美(高校生): (ど……ど、どうしよう……っ?このままじゃ私、みんなから置いてきぼりに……?!) 珠子: ……さん、公由さん。 夏美(高校生): ……っ……? と、その時……隣の席からささやくように話しかけられた私は、心臓が跳ね上がりそうになって息をのむ。 その動きのせいで、自分の机がガタッと揺れて……手に持っていた鉛筆をうっかり床に落としてしまった。 教師: ……っ……? 静かすぎる教室内だと、余計に響いたのか……黒板に向かっていた教師が手を止めて、私にじろっと睨むような視線を送ってくる。 その迫力に私はひっ、と身をすくめ、謝るべきかどうかで思わず涙がこみあげて――。 千紗登: ……せんせー、今日は板書が早すぎますって。これじゃノートに全部書ききれないですよ~。 そこへ突然、場にそぐわないほど陽気な声が背後で上がり、私は反射的に振り返る。 すると、細身でお下げ髪の女の子が手を上げながら……私に向けて笑顔を浮かべ、軽く目配せを送ってくれるのが目に映った。 教師: ……ん、そうか?ここは先日の授業で詳しくやったところだから、さっさとすませておくつもりだったのだが。 千紗登: いやいや先生、担任から聞いていなかったんですか?転校生は前の授業なんて知らないんだから、初日くらいは加減してあげてくださいよ~。 教師: そうだったのか。……いや、すまん。転校生の話は聞いていたが、今日からだったんだな。てっきり来週からだと勘違いしていた。 教師: さっき消したところ、もう一度書くか?どこまでやったかな、えっと……。 珠子: あ、大丈夫です。そこは授業が終わってから私がノートを貸して、写してもらいますので。……それでいいよね、公由さん? 夏美(高校生): えっ? あ、あの……は、はい……。 名前も知らない、おかっぱ頭の子に自分の名前を呼ばれた私は……真っ白に硬直した思考のまま、とりあえず頷き返す。 ノートを、貸してくれる……私に?それに後ろの子は、どうして私が困っていると気づいてくれたのだろう……?! 千紗登: あと先生、そこの文字がかすれてよく見えないです。なんて書いてあるんですか、「d」? 教師: ……「a」に決まっているだろうが。文脈から考えても、「d」なわけがあるか。 千紗登: あー、そうでした。ちーちゃん、失敗。てへ♪ 夏美(高校生): …………。 教師と女の子が冗談めいたやり取りをしている間にどうにか板書が追いついた私は……そこでやっと、彼女の意図に気づいてはっ、と息を飲む。 あの子……無駄話で授業の邪魔をしたんじゃない。私のために進行を、止めてくれていたんだ……。 珠子: ……ごめんなさいね、公由さん。急に話しかけて、びっくりしちゃった? 夏美(高校生): い、いえ……その、私……。 珠子: 最初から追いつくのは大変かもしれないから、書き漏らしたところがあったら私に言ってね。これでもクラス委員だから、ふふっ♪ 夏美(高校生): ……っ……。 笑顔を向けられても、笑い返すべきかが判断できなかった私は、とにかく必死の思いで同意と感謝を込めた会釈だけを送る。 そして慌てて、背後から助けてくれた女の子のことを思い出して振り返ると……。 彼女は無言だけどにこやかに、親指を立てて素敵な笑顔を向けてくれた……。 …………。 それが、2人との最初の出会い。佐伯千紗登ちゃんと、牧村珠子ちゃん……本当に、心から感謝している。 授業の進行はそれ以降も早かったので、私は必死に頑張って、頑張って、頑張り続けなければいけなかったけど……。 それでもなんとか、ついていくことができたのは彼女たちのおかげだった。 夏美(高校生): (素敵な友達との出会い……最初から、叶っちゃった) やっぱり私は、雛見沢から離れて本当に良かったと心の底から思う。 もちろんそのためには、努力するしかない。せっかくできた優しい友達に見限られたりしないよう必死に追いついて、合わせて、汲み取って……。 ……さらに、幸運が奇跡を呼び寄せたのか。あるいは私の努力する姿勢が、実を結んだのか。 暁: ……公由の、全てが知りたいんだ。 絶対にない……望むだけでも分不相応とさえ思って諦めていた、王子様のように素敵な人……藤堂暁くんに、告白された。 ……本当に私は、幸せだった。雛見沢を離れたことで、こんなにも素敵に恵まれるとは予想のはるか上を突き抜けていた。 この場所でなら私は、変われるかもしれない……いや、きっと変わってみせる。 私の思い描いた夢のような世界が、今まさに実現しようとしているのだ。こんな絶好の機会を、逃したりするものか……! …………。 ……だけど、そんな望みを打ち砕いたのは私が忌み嫌い、捨てたはずのあの「雛見沢」だった。 Part 03: #p雛見沢#sひなみざわ#rで火山性ガスによる#p未曾有#sみぞう#rの大災害が起きて、多くの村人たちが命を落とした――。 その「大事故」は、確かに衝撃的な知らせだった。亡くなった被害者のリストには知り合いの名前が大勢含まれていて、全身から血の気が引いたほどだ。 まるで、そう……古代のヨーロッパの都市とかで起きたとされる、自然の気まぐれによる神の御業。 亡くなった人たちは、本当に気の毒としか言いようがない。せめて無念の中で喪われた彼らの魂がどこかで救われることを信じて、祈りたかった……。 …………。 だけど、事はそれだけでは済まされなかった。 「大災害は、村の守り神である『オヤシロさま』の#p祟#sたた#rりによって引き起こされたもの」……そんな噂がいつしか、まことしやかに語られ始めた。 夏美(高校生): (『オヤシロさま』の祟り?そんなの、実際にあるわけがない……!) 『オヤシロさま』への信仰は古くから存在するけど、雛見沢の人たちが篤く崇めたてるようになったのはほんの10年にも満たない最近のこと……。 それこそ、ダム建設に反対する人たちが村の守り神の存在に#p託#sかこつ#rけて持ち出したのがきっかけだったと聞いている。 実際、#p綿流#sわたなが#rしの時期に行われるお祭りでさえ4,5年ほど前までは規模も大したものではなかった。お年寄りが集会所で、夜通しに騒ぐ程度だった。 にもかかわらず、まるで何百年も前から村でカルト的に続けられていたような扱いでもてはやされることに……私は最初呆れて、バカバカしいとさえ感じていたほどだ。 …………。 それなのに、雛見沢から移転した家族の中から……まるでそれを絶対の真実のように畏れる人が出てきた。特に年配になればなるほど、妄信的に傾いていった。 「『オヤシロさま』が村を捨てた自分たちに怒っている」「このままでは、いずれ自分たちにも祟りが降りかかる」……そう口にして震え上がり、許しを求め始めた。 その行いを示すやり方は、様々だった。家族の名前を記した人型の短冊を作って家の周りに飾り付けたり、動物の生け贄を捧げたり……。 一般の人々……いや、同じ出身者の私たち家族でさえ異様に思えて嫌悪感を催すほどの明らかな「奇行」――そこに、マスコミたちがここぞとばかりに便乗した。 彼らは大衆の耳目を集めるものであれば、それが真実あるかどうかなんて関係ないし、興味がない。まして、それが誰かの迷惑になろうとも知らんぷりだ。 『オヤシロさま』に対する狂信とおかしな行動は、雛見沢出身者の全てが持つものとして扱われて……みんなが、それを信じた。 そして偏見と、差別意識が生まれた。雛見沢に関わる人間はみんな奇妙で、異常で、「危険」な存在なんだと……本気で……。 夏美(高校生): そんなわけ……あるかっ……! 世間で面白おかしくかき立てられて、恐れながらも他人事として無責任に騒がれているニュースや噂を目にして、耳にするたび……。 私の心は、どす黒く蝕まれていった。苦しくて悲しくて、辛くて悔しくて恨めしくて……ひたすらに憎々しい思いで胸が潰れそうだった。 ……私は、ずっと頑張ってきた。懸命に努力して、厳しい環境にも必死に対応して血のにじむような思いでずっと耐えていた。 田舎の出身であることが、辛かった。千紗登ちゃんや珠子ちゃんたちと話を合わせるだけで、ひたすら緊張と疲労の連続だった。 そうして頑張ってきたからこそ、今がある。藤堂くんだって、きっと私が必死に生きる姿を見て好きになってくれた……のだと思う。 なのに……なのになのに、それなのにッ!私の努力と我慢を、バカな爺と婆がぶち壊した!! 夏美(高校生): ……ない。 夏美(高校生): 許せない、許せない許せない許せない許さない許さない許さないユルサナイ……!! 夏美(高校生): 私の努力を……幸せを台無しにするやつらは、みんなみんな、邪魔者だ……私の敵だッ!! 夏美(高校生): このままですませるか……思い通りにさせるか!!オマエたちの血肉を啜って屍を踏みにじってでも、私は生き抜いてやる……守ってみせる!! 夏美(高校生): 絶対に……絶対、殺してやる!!雛見沢の名のつく連中は、全部、私が……ッ!! がりがりがりがりがりがりッ……とうずいてかゆくて気持ち悪くて仕方がない首筋を、私はひたすら掻いて掻いてかきむしる。 ……そうだ、覚悟を決めろ。幸いまだ、誰も……私が雛見沢の出身だと知らない。気づかれていない。 …………。 ニュースキャスター: 『では、次のニュースです』 ニュースキャスター: 『……県の住宅街で起きた一家惨殺事件の重要参考人とされる未成年者Aの行方は、事件から3日経った現在もなお不明のままです』 ニュースキャスター: 『警察は捜査員を増員し、100名体制で事件現場を中心に捜査にあたっているとのことですが、今のところ有力な手がかりは――』 夏美(高校生): あははははははは、あーっははははははははッッ!!!