莉桜&千尋 アヘ顔サンドイッチ

 

 

 

「今日はこれまでとします」

 

 華厳院莉桜の鶴の一声で役員たちはそろって帰宅の途につく。

 

 莉桜は陰鬱な気持ちでため息を漏らした。

 

 屈辱的な日から二週間あまりが過ぎようとしていた。

 

 異物感こそなくなったものの、あの時を境にまるでこれまで歩んできた十全な人生にぬぐい去れない濃い影が落ちたように思えて仕方がない。

 

 これまで日常的にしていた妄想行為もする気にはなれない。

 

 しかし胎内で渦巻くフラストレーションは女になったばかりの膣粘膜を悩ませる。

 

 陽一の好色な視線が、莉桜を舐めるように這い回る──水泳部の女子更衣室でのあれが、何度もくりかえし再生されてしまう。

 

 スカートをそっとまくる。下着に指を這わせれば、

 

「ああぁ、もう……こんなにっ……!」

 

 そこはまるでお漏らしでもしたようにぐっしょりと濡れそぼつ。そこで指をとめられればどれだけいいだろうか。しかし莉桜は指を上下に動かしてしまう。

 

「ンヒッ!」

 

 脊椎に快美電流が走れば、肌が粟立つ。

 

 陽一の薄ら笑い、そして生徒会長の痴態を余さず写し撮ろうとするカメラが脳裏を過ぎる。強姦され、グロテスクな逸物で膣腔を射貫かれる。

 

 激痛に交じる甘美。爛れた朱唇が震えればドロッと肉汁が染み出す。

 

 莉桜の口を衝いて出るのは甲高い涕泣。

 

「んふうっ!」

 

 ──おいおい、俺のものをぎゅうぎゅうと締めつけて、ホント会長はお堅いくせに、相当なエロま×この持ち主だなっ。

 

 耳元で囁きながら子宮を突き上げられる。その容赦のなさに、莉桜は鼻を鳴らし、身を捩り、「ああっ、あああんっ」とよがってしまう。

 

 ──まさか俺のことが好きなのか。だからこんなに締めつけるのか?

 

(違いますわ! あなたのことなんて、なんとも思っていませんわッ!)

 

 しかしこみ上げるものを否定できず、麗しい令嬢の肢体は肉悦に嬲られてしまう。

 

 ──下着がぐしょぐしょで、お前の好きもんの下の口が透けちゃってるじゃねえか。

 

 まるで下半身を這い回っている自分の指が陽一のように思えて、それが下着の中に埋もれればイスが激しく軋んだ。

 

 媚肉はキュルキュルッと収縮し、指先に吸いつく。ムッとした湿気に指がふやけてしまいそう。

 

(だめですわ! これ以上、深くこないでッ! きてはいけませんわ……ひッ……ひいぁッ……アヒッ……!)

 

 ──おらおら出るぞ。お前の子宮を俺の子孫で満たしてやる。

 

 陽一の振幅が速射砲のごとき勢いを帯びる。深いところを銛で突かれ、膣壁をめくり上げられる強引さに総毛立ってしまう。

 

(だ、……だめですわ! やめてっ……ひ……ひいッ……)

 

 ──締めつけをきつくしながらよく言うぜ。おま×こは俺の子どもが欲しいってヨダレまみれのくせしてっ!

 

 耳元で囁かれれば吐息を吹きこまれ、首筋にゾクゾクした震えが走った。

 

(あなたのような人間の子どもなんてイヤですわッ……!)

 

 バチバチッと目の中で陶酔の火花が何度も爆ぜる。柔襞を刮ぎ、基底部をズンズンッと射貫かれ、頭の中がヒートする。

 

 体液を吸いすぎたショーツがしわくちゃになるほど爪をひっかき立てる。

 

 口の中に唾液が満ち、唇を白くなるほど噛みしめた。

 

(イクッ……い、イィィッ……イッックウゥゥッ!!

 

 総身からドッと汗を噴きながら、絶頂痙攣に身を揉んだ。

 

「ふぁっ……ぁあっ……」

 

 欲望の果てに背もたれに身を預ける。

 

 押し寄せたのは寂寥感。満足はなく、虚脱感ばかり。

 

(どうしてあの変態のことを想像してしまいますのっ!)

 

 莉桜は明確な証拠を握っているにもかかわらず、陽一を告発していなかった。

 

 何度もそうしようと考えが過ぎったが、今日の今日まで実行に移したことはない。

 

 していることといえば、彼の顔、そして無慈悲に処女を奪い去った太ましい剛直、そのえずくような臭気を思い出しながらみずからを慰めることくらい。

 

 それはまるで慕っているかのような──。

 

「そんなことありませんわっ! あっていいわけがありませんわ! そうですわ。我が学園に犯罪者が存在していい道理はありませんものッ!」

 

 莉桜は自分の中に芽生えつつある正視しがたい気持ちを払うように声を荒げた。

 

 

「なあなあうまいか」

 

「……まだ食ってないだろ」

 

「おお、そうか」

 

 昼休み。陽一は千尋と昼食を共にしていた。

 

 手元には彼女手製の弁当。

 

 箸をアスパラガスのベーコン巻きに伸ばそうとした時、千尋の顔があからさまに曇る。

 

 肉団子──反応変わらず。

 

 ポテトサラダ──反応変わらず。

 

 ぶりの照り焼き──反応変わらず。

 

 だし巻き卵──反応あり!

 

 千尋の目がわかりやすすぎるくらい輝いた。

 

 卵を頬張った。

 

 噛みしめると、塩分控えめながらダシのうまみが口いっぱいに広がる。

 

 とても忙しい朝、片手間でつくったとは思えない絶妙さ。

 

 食堂でもこれほどの卵焼きは食べられないだろう。

 

「ん、うまいぞ」

 

「へ、へえ。そっか。まあ、ちょちょいのちょいで作ったんだけどなぁ」

 

 千尋はうそぶくものの、笑みくずれまいと必死にこらえているのは丸わかりだ。

 

「でもよ、迷い箸は感心しないぜ」

 

(迷わせてるのは誰だっつーのっ!)

 

「ま、うまいって言ってくれてるなら明日もつくってやってもいーぜ」

 

「じゃあ、つくってもらおっかな」

 

「まったくしょーがねーなぁっ!」

 

 その時、校内放送が聞こえた。生徒会室に来るようにとのことだ。

 

「おい、なにしたんだよ」

 

「心当たりはありすぎるわな」

 

 ついに来たかという感じだった。

 

「俺も──」

 

「いや、大丈夫」

 

 表情を曇らせる千尋を抑え、一人で生徒会室へ向かう。

 

「失礼します」

 

 そこにはいつか呼び出された時と同じようにポーカーフェイスの莉桜がいて、執務机で両肘をついていた。

 

「どうして呼ばれたかわかっておりますわね」

 

「さあ」

 

「あなたには当校をやめていただきます」

 

「理由はなんですか」

 

「これですわ」

 

 莉桜が突き出したのはプールで奪われたカメラ、およびメモリーカード。

 

「写真部部長・宮園陽一は女子更衣室を盗撮。証拠はこのカメラとメモリーカード」

 

「それ、嘘ですよね」

 

「ええ。でもあなたのカメラがここにある以上、言い逃れはできませんわよね」

 

「そんなに会長が冷酷だとは知りませんでした」

 

 莉桜は陽一があまりにも冷静すぎるのを訝しむ。

 

「そっちがその気ならこっちにも考えがありますっ」

 

 陽一はこの時がくるであろうことを予測し、ずっと前から用意していたものを取り出す。それは葵、エミーリエのあられもない姿の写真データを印刷したものだ。

 

「なっ!?

 

 莉桜の表情に過ぎった激しい動揺を見逃さない。

 

「俺には立つ鳥跡を濁さず……なんて器用な真似はできませんから」

 

「あなた、わたくしだけではなかったのですねっ!」

 

 まるでそれまでじっと抑えていた感情の蓋が吹き飛んだように莉桜は声を荒げた。

 

「なんですか。自分だけが俺の特別な人だとでも思ったんですか」

 

 莉桜の相が赤らんだ。

 

「……わたくしと同じことを、彼女たちにもしたんですの、な、なんとむごい……っ」

 

「彼女たちには俺のち×ぽ中毒になってもらったんだ。会長と同じように」

 

 陽一の戯れ言を吹き飛ばすように莉桜は強く机を叩いた。

 

「退学は取り消します。だから彼女たちを……」

 

「退学はもちろんですけど、その程度じゃ解放させられません。……会長がどれほど真剣に二人の解放を願っているのか証明してもらわないと」

 

「……な、なにをすればいいんですの」

 

「さすがは会長。そうこないと」

 

 陽一は莉桜の耳元で囁いた。

 

 

 高校一学期最後の日。終業式を迎える講堂内は空調が取りつけられているとはいえ、さすがに全校生徒が集まれば不快指数の上昇は否めない。

 

 学生の大半は心ここにあらずといった趣で、すでに頭の中は数時間後からはじまる夏休みに飛んでしまっている。

 

 それでも終業式の開始を告げる教師の声にはちゃんと反応する。

 

 それが夏休みへの近道であることを彼らは義務教育を通して学んでいる。

 

 校長、生活指導の教師が代わるがわる壇上に上がり、ようやく、

 

「それでは生徒会長の挨拶です」

 

 最後の挨拶だ。これが終われば、教室へ戻り、ホームルーム。そして帰宅。

 

 相手は生徒会長。前の二人より簡潔だろう。

 

 しかしいざ莉桜が現れれば、夏休みに浮き立つ生徒の心を誰よりも知っているであろうその歩みはのろかった。

 

 スカートの裾が揺れないようにか、お尻を手で押さえているのも歩き方の不自然さを際立たせていた。

 

 

 莉桜は額から噴き出す汗をぬぐいつつ、壇上の中央に置かれている演台へ到達する。

 

 少しでも気を緩めてしまえば、お腹の中でグルッとケモノの呻くような音が弾け、たちまち全身の筋肉に緊張が走る。

 

 くひっ……と噛みしめた歯列から吐息が漏れた。

 

 今、莉桜の腹腔はジェル状の浣腸液で満たされていた。

 

 この状態で終業式を乗り越えること。それが陽一の出した、葵とエミーリエの解放の条件だった。

 

 舞台の上手を見れば、そこにはクラスメートの千尋が監視の目を光らせていた。

 

 彼は放送委員で、他の委員と共に集会をサポートしている。

 

(新田くんが、あの悪魔とグルだなんて……!)

 

 莉桜は下着を取り払われ、秘処も菊門もスカートがまくれてしまえば露わになってしまうという過酷な状況を強いられている上に、肉芽にウズラの卵を模したローターを貼りつけられている。

 

(前を向きなさい、莉桜……悪魔に屈せず自分のするべき務めを果たすのよ……)

 

 顎を持ち上げた。

 

「学生のみなさん。今日の登校は一学期の中でもっとも気合いの入った日になったと思います。……運動部の方々にとってはつらい練習の幕開けともあって、気を落としているかたもいるかもしれませんが」

 

 学生の中から笑いがこみ上げる。

 

 莉桜はなにげない風を装いながら全校生徒を睥睨する。

 

 この中に陽一がいる。悪逆の極みである脅迫魔が。

 

 莉桜の失敗を今か今かと手ぐすね引いて待っている。

 

 生徒会長としての矜持・華厳院の名誉に懸けても、負けられない。

 

「夏休みはとても貴重なものです。すでに配られたプリントでもご存じの通り、夏期講習もはじまります。学生にとって二ヶ月あまりの休みというのは貴重です。それだけに日々の過ごし方が学生生活を左右することになります……」

 

 挨拶の半分を消化する。

 

(大丈夫。うまくいってますわ。このままいけば心配せずとも)

 

「ゥヒッ!?

 

 突如、腹腔をつんざいたのはブゥゥゥゥンッという重低音。

 

 陰核に寄生しているローターが振動していた。

 

「ひいぃぃぃうぅぅンンン!?

 

 完全に油断していただけに素っ頓狂な声をこぼしてしまう。

 

 性感帯の肉芽がバイブレーションの洗礼にさらされ、まるで落雷に身を打たれるような被虐美に女の総身は包みこまれてしまう。

 

「あっ……あうぅ……んんッ……!」

 

(あぁぁぁっ……こんな状況を耐えろだなんて……無慈悲ですわ……っ!)

 

 刺激が強いというレベルではない。

 

 こんな強烈な刺激にさらされ続けてしまえば陰核が弾けてしまうのではないかという恐怖に冷たいものが背筋を流れる。

 

 腸肉を満たしていたおびただしい浣腸液が同調したように暴れ回る。

 

 敏感な腸壁がよじれ、戦慄く。何度も衝き上げる排泄感に肛門をきつく締めた。

 

 全身の毛穴が広がる。粘っこい汗がしみ出す。制服に汗染みができてしまう。

 

(あぁ、このシチュエーションはまさしく……)

 

 いつか莉桜が妄想して熱心にノートに書きつけた一幕。

 

 もちろん凌辱の爪牙にかかったのは莉桜だ。複数人の運動部員たちから犯され、脅され、浣腸液を嚥下させられ、全校集会に臨まされる。

 

 その時の自分は全校生徒の前で脱糞してしまう。

 

 ドロドロッと茶色に濁った汚水に塗れ、絶望の淵に呑みこまれる。

 

 そんな下卑た妄想を抱きながら莉桜は高まった。

 

 それまで妄想をかきたてながらの自慰の中で一番アップダウンが激しかった。

 

 陽一はまるで莉桜の無意識下に横たわる欲望を見抜いたかのようだ。

 

(あ、ああ、止まって! お願い、止まってくれないと……わたくし……ひっ……おかしく……なって……こんなぁっ……)

 

 まるで嵐の波濤のように繊細な排泄粘膜が灼かれてしまう。

 

 演台をつかみ、やや前屈みになっているとローターの振動がやんだ。

 

「ひッ……」

 

 しかし莉桜が感じたのは解放感ではない。自分は陽一にとって暇つぶしの道具にすぎない。莉桜が必死にこらえるであろうことを計算に入れた上で、莉桜が耐えれば耐えるほど地獄の苦しみが長引くように奸計を巡らせているはずだ。

 

「し、失礼……しました」

 

 ムフゥー、ムフゥーッと鼻息がマイクに拾われ、講堂に響きわたる。

 

 まともに恥じ入る余裕もない。

 

 今の莉桜の頭にあるのは人質同然の二人の学生のためにも挨拶を無事終えること。

 

 すべてが済めば言い訳などあとからいくらでもできる。

 

「みなさんの中に不満があることは、十分、承知しています……しかし、頭から否定せず受けてください。二ヶ月すべてを潰すような強行軍的なスケジュールではありません。講師の方々はこれまで多くの実績を積んだ進学塾の現役講師です。密度の濃い時間を得られるものと……ヒッッッッッ!」

 

 ハウリングが講堂に広がった。

 

 ブウウゥゥン、ブゥゥゥゥンッ! 再度のローターの激震に腰が引けた。

 

 拳を握ると手汗が潰れた。

 

(あと、あともう少し……ですのにィッ!)

 

 陽一はなにがなんでも完遂を妨害したいようだ。

 

 ローターの強烈な電動摩擦が肢体を駆け巡る。

 

 浣腸液はまるで着火したガソリンのように菊蕾を爛れさせる。膝が笑った。

 

「ひぎ!」

 

 クリトリスのフードが剥けてしまう。刹那、絶頂感に襲われる。

 

 危うく漏らす直前に肛門を締め直す。

 

「……っ」

 

 再びローターが止まる。間一髪だった。

 

(あぁ、これで)

 

 続きを言えると思ったのも束の間、すぐにローターが再始動する。

 

「うひゃっ……」

 

 すぐに停止──かと思ったが、痛痒地獄は収まらなかった。

 

(遊ばれてるう! わたくし、あの悪魔に弄ばれてッ……おもらし顔を見せろって……い、言われてるみたいに……ああああ、あなたの思惑にのるようなこと、決してありませんわっ!)

 

 戦慄く秘裂から溢れる快楽の泉は大腿部を伝い、ハイソックスを浸していた。

 

 芯部を執拗に刮ぐような機械的な振動に腰が引けた。

 

 舞台脇の係員の中には莉桜の異変に気づいている者が出始めている。

 

 本来、莉桜の口から出るであろう清流のように淀みない言葉は嗄れ、フヒッ……ウヒッ……アヒッ……ヒッ……と人語とは思われぬ奇声ばかりがつづく。

 

(早く、先に進めて……)

 

 しかしローターの停止と急発進で頭の中がシェイクされてしまえば、舌はもつれ、口の締まりがなくなっていくのを自覚しないわけにはいかない。

 

 あざなえる縄のように交互に切り替わる苦楽は、肉体の弛緩を促進する。

 

 ローターが停止することでうまれる突然の解放感。

 

 肛門の括約筋がたるめば、気圧の変化によって浣腸液が出口めがけて殺到する。慌てて締めるもわずかな残滓が肛門から染み出し、股尻の割れ目をくすぐってしまう。

 

(あああああああ、だ、だめですわあああ! 耐えるのです、莉桜ぉっ! ここで漏らせば破滅ですのよっ!? ああ……もういいですわ! なんでもいい! 言うのです! もう少しなのですから、少しぐらい意味がわからなくても生徒に拍手さえさせればこの苦しみから……)

 

 莉桜がはじめて選んだ妥協。そうして最後の締めの一言を呼び出そうとするが。

 

(あ、れ……?)

 

 言葉が出ない。あともうワンセンテンス。それさえ口にできれば狂おしい時間が終わる。脅迫魔に打ち克てる。

 

 が、ゴール目前に伸ばした手はむなしく空を切ってしまう。

 

 さらにそこへローターの振動が加わった。

 

 空虚な脳裏に走ったのは淫らがましい色欲の洪水。

 

「~~~~~~~~~~っ!!

 

 愛液が飛沫を飛ばしながら磨りつぶされんばかりに牝亀頭を研磨される。

 

 花芯が溶け、じゅんじゅんと牝蜜が失禁と見紛うばかりに横溢してしまう。

 

 内股になり、眉をひそめる。

 

(イッてはダメよう! それだけは絶対にダメ! そんなことになってしまったら、こらえられない……ゆるゆるになって……あ、あああ……)

 

 妄想通りになってしまう。それは莉桜の破滅だけを意味するのではない。

 

 華厳院家の恥さらしの烙印は避けられない。

 

(アッ、アッ、アアアッ……ダメですわっ! これ以上、お豆をぐりぐりされちゃったらぁ、どばあってしてしまいますわっ!)

 

 どれほど言い聞かせたところでもうわかりきっている。限界だ。

 

(どばあは、だめえ! どばあだけは、ぜ、ぜったい……だめえっ!)

 

 とめどもなく脂汗が染み出し、目に染みて痛い。

 

(イけないイけないイけないイけないイけないイけないイけないイけないイってはだめえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!)

 

 瘧にかかったように震えた。

 

 これ以上、性感帯を苛まれれば、なにもかもが決壊してしまう。

 

 莉桜は狂うこともできず、痛苦のために研ぎ澄まされた頭で冷静に、状況を把握してしまう。

 

 膝の震えが激しくなり、下着の取り去られたお尻がぷるぷると揺れる。

 

 講堂がざわつく。

 

(来ちゃう……イってはいけませんわぁぁぁ! イってはぁ、イくのはぁっ! イくと、最高に気持ちよくなってしまいますわ! 耐えられなくて、ドロドロしたものをぶちまけてしまいますわ! 臭いおつゆ、全校生徒の前にお漏らしして……ああ、お漏らし……幼稚園以来ですわ! さぞ、気持ちいい、んでしょう! いつも、トイレですることを講堂で……先生方の前で……生徒会長たるものがぁっ! 脱糞会長と呼ばれて……)

 

 思考が混濁する。妄想と現実が絡み合う。

 

 

 

 

 そうなってしまえば、こみ上げるオルガスムスに抗う術はもはやない。

 

 プシャアアアアアアアッ!

 

 肛門より先に尿道が決壊してしまう。襞スカートはたちまち黒々とした染みだらけになる。少女の足下に小さな水たまりが生まれる。

 

「ひ、ひ……ひぃぃっ……」

 

(やらあああ、ずっと、イってるうっ……イ、イきつづけてひましゅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!)

 

 骨抜きになってしまう。括約筋が弛み、すぐ間近まで迫っていた怒濤で下腹が戦慄いた。蟻の一穴が開かんとする。

 

 括約筋と激流の鬩ぎ合い。

 

 ひくつく放射線の隙間から幾筋もの破綻の足音が迫る。

 

 肛門がふっくらと盛り上がる肉感にスカートを押さえた。

 

 ヌチャッと水風船を潰したような音が弾ける。

 

(わらひ、もう……)

 

 生温かな涙が頬を伝う。そうして膝からくずおれた瞬間、舞台の照明が落ちた。

 

 

 突然、暗転した壇上を前に騒然とした講堂からこっそりと抜け出した陽一は、千尋に支えられる莉桜と合流し、生徒会室へ。

 

「莉桜」

 

 生徒会長がおそるおそるという風に顔をもたげた。

 

 だが、陽一が彼女の顔に見たのは悲愴の色ではない。

 

 悲しみよりもずっと濃い影を落とすのは解放感に弛緩する、ぞっとするほどの色情。

 

 だらしなく開かれた口元、仄かに赤らんだ柔肌、力なく垂れた柳眉、そして陽一たちに投げかけられたとろりとした視線。

 

(ちょっとやりすぎたか)

 

 一切、声を出そうとはしない莉桜はまだショック状態にあるのか。

 

 ローターの遠隔スイッチを押せば、莉桜は我に返ったようにハッとした。

 

 目に光が宿るのを確認し、スイッチを切る。

 

「男二人でわたくしをレイプしようとしていますの!?

 

 莉桜は我が身を抱いた。

 

「なっ!? 男だとぉっ!」

 

「なっ……じゃないだろうが、千尋。お前、自分の格好を見ろよ」

 

「……ああ、そうだった。最近さ、ホラ……」

 

 千尋は頬を染めた。

 

「莉桜、実はさ、こいつ女なんだよ」

 

「ほんとうだぜ」

 

 千尋はジャケットを脱ぎ、ワイシャツを開けて、シャツを押し上げる二つのふくらみを示す。

 

 が。

 

「そんなことどうだっていいわっ!!

 

 莉桜は叫んだ。あまりの気迫に陽一たちは息を呑んだ。

 

 令嬢の目は涙がこぼれんばかりに潤んでいた。

 

「もう……」

 

 震える吐息と一緒に声が漏れた。

 

「もう?」

 

「も、もう……もう! 我慢できないのう! 責任を取りなさい! わたくしを、お、犯しなさいよぉぉぉぉぉぉぅっ!!

 

 莉桜はやけっぱちになったように声を荒げた。

 

「そうか。俺のち×ぽがそんなに欲しいのか」

 

 陽一はベルトを外し、スラックスを脱げば、すでに漲った長竿を突きつけた。

 

 莉桜の喉が小さく波打つ。

 

「ほ、欲しいですわっ……」

 

 半開きに開いた口元からヨダレをこぼし、莉桜は言った。

 

「俺のち×ぽが」

 

「あ、あなたの、ち×ぽが……」

 

「あなたじゃない。ご主人様だ」

 

「ああ、そんな……」

 

「ためらうことがあるか? 好きだろ。奴隷になるのが」

 

 莉桜の妄想の帰結。常に生徒会長は奴隷に堕ちる。

 

 莉桜は武者震いするのか身を捩った。その鼻先に切っ先を突きつける。

 

 カウパーの雫がこぼれる。莉桜の黒目がこれを追う。

 

「ふぁい……す、好きです……」

 

「じゃあ、言えよ」

 

 獣樹を頬に押しつけ、ぐりぐりとこすりつけながら強迫する。

 

「ご主人様の、ち×ぽを、わたくしのおま×こにくださいぃぃぃぃぃ!!

 

 征服の快感で胸が膨らんだ。

 

「更衣室でのやり直しをしようぜ。……千尋も手伝ってくれよな」

 

「あ、あなたたち……」

 

「ふん! 俺は会長よりも先にコイツに処女をあげたんだ。いいだろっ」

 

「別に……。遅い早いの問題では……」

 

「むくれるなよ、莉桜。今からお前をこれでよがらせるんだからっ」

 

 こぼれでた腺汁を頬にぬりたくれば、亀頭冠に高い体温がじわりと染みた。

 

 陽一はそのまま切っ先を、頬から唇にかけてすべらせる。

 

「ンムゥッ!」

 

 莉桜の唇のあわいに勃起肉を穿てば、莉桜は目尻をだらしなく弛めた。まるで哺乳瓶を咥えた赤ん坊だ。しかし哺乳瓶と違うのは、むさ苦しい熱気をまとった陰茎を咥えた莉桜の相は牝のツラをさらしていることだ。

 

「んちゅ……えらぁっ……ふぁっ……んふぅっ……エロッ、エラアァッ……じゅっぶ……じゅぅっ……ずっぴゅ、ぐっぽっ、ぬぷぅっ……むふっ……」

 

 莉桜はまるで躾の行き届いた犬がそうするように、口に含むが早いか、舌をうねらせ、頭を動かす。たちまち亀頭に先走りの泡が生まれた。

 

「ふぁっ……ご主人様のたっぷり……っ」

 

 頬を痩けさせ、唇まわりを我慢汁まみれにさせながら舐る。

 

「どうだ。お嬢様。俺のち×ぽはうまいか」

 

「……ご主人様の、んんっ……すごくおいしいですわっ……」

 

 毛先が乱れ、汗をかいた首筋に緩く巻かれた髪が張りつく。

 

「うぅん……むふっ……むぅぅっ……んちゅっ、ぢゅぅっ……むふっ……むぅっ……」

 

 かぶりを前後に激しく振りたくれば、ゴポッ、グプッと体液が泡立った。

 

 温かく柔らかな口唇粘膜に吸いつかれ、怒張がジンジンと熱く撚れる。

 

「うぉっ……莉桜ォッ、うまいぞ」

 

 肉棒を咥えたままにしているせいか唾液がひっきりなしに滲み、それが肉杭に絡みつけばより深い粘着感をもって迫る。

 

「んふぁっ……太ぉぃっ……ご主人様の、すっごく太くて、アアッ……おしゃぶりするだけなのにゾクゾクしちゃいます……んふっ」

 

 莉桜はやに下がった顔をし、舌の蠢動に力を入れた。

 

 雁肉を弾かれ、脈打つ幹肉を擦られ、戦慄く小便穴を舌先で抉られる。

 

 尿道がヒリヒリと引き攣り、陰嚢が甘く疼いた。

 

「んふぅ……肉の味……すごくいやらしいですわぁっ……」

 

 莉桜は甘ったるい吐息をこぼしつつさらに深く顔を沈めた。

 

 根元で繁茂する陰毛が顔に張りつくのも構わず、深度を極める。

 

(おいおい、華厳院のお嬢様がまったくとんだ雌犬だなっ)

 

 喉奥にひっつかんばかりのディープスロートだ。

 

 狂おしげに柳眉を寄せ、眉間に皺を刻み、頬を膨らませる。鳶色の瞳はみるみる潤み、涙の粒がはじけて頬をぬるい感涙が流れ落ちていく。

 

(人間、変われば変わるもんだな)

 

 莉桜の官能一色に塗りつぶされた艶相に我慢できず、勃樹を限界を超えてくじいれた。亀頭冠の丸みを喉奥へ押しつけ、腰を回す。

 

「んぐぇっ……えっぐぅ……おぇっ……おっ、おぇっ、えええぇぇぇっ!」

 

 莉桜は狂おしいえずきを発したが、陽一は勘弁しなかった。

 

 お嬢様の毎日トリートメントを欠かさないであろう髪を乱暴につかむ。頭皮に激痛が走ったのか、根元が鬱血せんばかりに海綿体を絞られてしまう。

 

 それでも歯を立てない気遣いは感嘆に値する。

 

「いくぞっ、オラッ、オラァッ!」

 

 陽一はリズミカルに腰をたたきつけた。

 

「むふぅっ! あむぅぅっ! おごぉっ! おげぇっ! えっっごぉぉっ! おぇぇぇぇっ! えぉっ! えぉおぉぉっ!」

 

 喉奥の弾力を穂先いっぱいに感じつつ、研磨した。

 

「うぇっ……ううぅぅ……んむっ……むぐぐっ……うぇぐっ……えっぐぅぅっ……!」

 

 莉桜は目を白黒させ、小鼻を膨らませる。磨かれた大理石のようにすべやかなミルク色の肌がたちまち紅潮する。それは昂奮か、それとも窒息寸前故か。

 

 それでも決して吐き出そうとはしない。

 

「うぅぅん……うむぅぅ……むぐ……うむむっ……」

 

 睾丸が持ち上がり、陰嚢全体が強張った。

 

 陽一はこのまま莉桜の温い口内で炸裂の瞬間を迎えようと獣根の抜き差しを加速させる。それを察知した莉桜も口腔を狭めた。

 

「莉桜、出るぞっ。受け取れ……うおぉぉおっ!」

 

 莉桜の口内めがけておびただしい子種の奔流を見舞う。

 

「むぅぅごおおぉぉおっ!?

 

 喉奥めがけて迸らせる情液の多さに、莉桜は鼻から精液まじりの汁をこぼしながらも、決して吐き出そうとはしなかった。

 

 口角から飲みきれなかった分を滲ませながら献身的に飲んでくれる。

 

「ああっ……あああっ……いいぞ。莉桜……飲めっ」

 

 尿道を削らんばかりに熱の塊を射出しながら腰を前後に振り、微塵の緩みも見せない剛直を満悦な面持ちで抜いた。

 

「ふぁあああぁうっ……」

 

 さきほどのディープスロートの狂おしさなど忘れたように莉桜は満悦に浸った声を漏らす。ザーメンの残滓が朱唇に張りつき、つつっと糸を伸ばした。

 

「莉桜。安心しろよ。これで終わりじゃないぜ」

 

 陽一は寝そべった。莉桜のよだれでねっとりとした光沢を湛える陰茎が天井を睨む。

 

「莉桜。俺のをのみこんでくれ。お前の牝になっていく姿を逐一、記録してやるから」

 

 カメラを構えた。

 

「奴隷ならご主人様の言うことは聞けるだろ」

 

「あぁぁ……はいぃぃぃぃ」

 

 莉桜は自分の身体を抱きしめながらうなずいた。

 

 

(奴隷……あぁぁ、わたくしは奴隷で、彼がご主人様……っ)

 

 舞台が暗転する中、莉桜は自分という存在を構成していた華厳院という存在がくずれる音を聞いた。しかし莉桜にとってすべてといってもいい『家』の存在がなくなったあとも、正気を保っていられるのは別のものが代わりになったということだ。

 

 その正体に今、気づく。それこそ陽一の存在であり、奴隷という新しい自我。

 

 切羽詰まった莉桜は千尋に手を引かれるままトイレに駆けこみ、盛大に脱糞を果たしながら何度も絶頂を味わい、うつつと夢の狭間をさまよった。いつ終わるとも知れぬ浣腸液の放出に頭をぐらぐらと煮えたたせながら、電波が届かなくなりうんともすんとも言わなくなったローターをつかって陰核を擦り、圧迫し、火の点いたような激しい手淫にふけった。が、満足できなかった。頭に浮かぶのは陽一の顔ばかり。彼の顔を思い浮かべると恥果汁が粘りと量を増し、花芯が慄然とした。

 

 莉桜は千尋の手を借り、陽一と合流した。

 

 その時から生徒会室に行くまでの間で強く思った。陽一に犯されたい──と。

 

 

「オラ、どうした。今さらお嬢様に戻りますなんて殊勝なことでも言うつもりか!」

 

 カメラをこちらに向けられる。

 

(撮られたい! わたくしの狂い喘ぐ、ケモノのような姿を余さず、収めて欲しい!!

 

 カメラはまさしく講堂における全校生徒の、教師陣の眼差しの代わり──いや、逆だろうか。

 

 莉桜はスカートをめくり上げた。

 

 陽一がシャッターを押すたびに体温が上がる。

 

(華厳院の女が売女の雌豚になる瞬間が余さず撮られてる! 記録されてるぅっ!)

 

 剥き出しの秘処が記録されている。カメラが社交界の華の幻想をはぎ取り、牝奴隷志願の牝の本性をさらけ出させる。

 

 本気汁まみれの朱肉からは、鼻に皺を寄せてしまうほどの饐えた臭気をたちのぼらせて仕方がなかった。腰を落とし、牝唇と怒張の尖端をふれ合わせれば、

 

「ひいいぁあああああああ!」

 

 どれほど頬を引き締めようとも、表情が笑み崩れるのをとめられない。

 

(ひゃっ、あああ……ダメですわあっ! わたくし、男性のち×ぽを自分からのみこんでしまって、なんと、ふしだらですのぉっ!!

 

「おっ、おおっ、おおううっ……っっぉぉぉうっ!」

 

 ズブリ、ズブッ、ズブッ。

 

 胎道を刳り抜かれる肉柱の威力に疲弊した肢体がビクッと慄然とする。

 

「あへっ、ひゃあっ……ええっぐぅっ! ひえぇっ……アンンンンッ……!」

 

「いい顔だぞ。華厳院のお嬢様」

 

「う、うれしっ……ひっ……ご主人様ぁっ……うれしいぃですうぅっ……!」

 

 莉桜はかぶりを振り、髪を乱し、それでも膝を曲げ、勃起に食いついた。

 

 柔襞に巻きこまれ、紅唇をめくり上げながら逸物が突き刺さった。

 

 柔肉はまるで売女のそれのように雄渾に絡みつく。

 

「おおっ、すごいぞ。俺のち×ぽがもぎとられそうだ。そんなに欲しかったのか」

 

「ほっ……ほぉっ……欲しかった……ですっ! ヒッ……ヒイイィィッ!」

 

 後頭部で火花が爆ぜる。亀頭冠の丸みでただでさえ下がっていた子宮口が深度を極めれば甘やかに拉げた。

 

(撮られてる! わたくしのおま×こにご主人様のがズッポリ深く埋まってるの知られちゃう! 見られちゃう! 記録されちゃうぅぅっ! あああ、してしてええ! 記録してえぇぇぇぇぇ!!

 

「アアッ……ウウッ……刺さるううっ! ご主人様のち×ぽが、わたくしのおま×こをこじ開けて……ノックされちゃいますうぅっ! ご主人様の極太ち×ぽに、赤ちゃんの部屋ぁ、ノックされちゃいますわあぁぁぁぁっ!」

 

 脊椎に通電されるようなショックにたちまち高まってしまう。

 

 黒目がぐりんと上を向く。

 

「ふゃぁっ……ひぁっ……へぁっ……ぁあっぅっ……!」

 

 莉桜は思わず力んだが、肛門は括約筋がバカになってしまったみたいにぽっかりと口を開けたまま。

 

「ぜ、ぜんぶぅ、の、のみこみましたぁっ」

 

「おお、そうだな」

 

 陽一の手がお尻に伸びた。

 

「ひゃぁっ!?

 

 身構える暇もない。水蜜桃に指を食いこまされれば、持ち上げられてしまう。

 

 対面立位の格好で、身体が宙に投げ出される感覚に、思わず陽一に抱きついた。

 

「可愛くなったもんだな」

 

「い、いわっ……言わないでくださいぃっ……ひぃぃンッ……」

 

 滑り落ちないよう腰に足を回す。尻にはたちまち汗をかく。

 

「ひッ……ひいいッ……」

 

「あのカリスマ会長がこーんな、可愛い人だったなんてな。俺の陽一にしがみついちゃって可愛いもんだ」

 

 千尋がにやにやしながら背後より迫る。その股間部分には黒光りするペニスバンド。

 

 その表面にはまるで金棒のごとく無数の突起がついている。

 

 対面立位で姦交にふける莉桜は尻丘に擦りつけられたローションまみれの人工物の硬さに目を瞠った。

 

「な、なにをなさいますのっ!?

 

「わかるだろ。莉桜のもう一つの孔を満たしてやろうってんだよ。お前だって、あの手帳の中でアヘアヘ言ってたろ」

 

「そんなことっ、だ、だめですわっ! ああ、ご、ご主人様ァッ、わたくしはあんなこと、本心では望んではいません……ひゃああンッ!」

 

 子宮口を小突かれれば莉桜は身が竦み、汗が飛散した。

 

「会長。大丈夫。こっちは俺が自信をもって気持ちよくしてやるよ」

 

「だめだめええっ! そこはっ、入れる場所ではありませんのぉっ!」

 

 浣腸によって弛んでしまっている排泄孔めがけて疑似棒の切っ先が当たる。

 

「いっっっっっっ!?

 

 莉桜は柳眉をひそめ、目を見開く。括約筋を鞣すような異物感に後孔がこじ開けられれば、それだけで歯列を剥き出しにした。

 

 莉桜は必死に括約筋を締めつけるも、たっぷりと潤滑油にまみれたペニスバンドを押しのけられない。それどころか腸肉が切っ先に張りついてしまう。その挿入のスムーズさはまるで熟した秘孔を相手にしているも同然だった。

 

「ほうら。会長の肛門に俺のち×ぽこが入ってくぜっ」

 

「あッ、あああッ、だめですわ! 許してっ! 新田くん! お願い、そこ、もう、入れちゃだめええ……ひ、ひいいッ!」

 

 まるで莉桜の困惑を愉しむように黒光りの疑似棒が深度を極める。

 

 棒の表面を覆う無数の突起が過敏なアヌス粘膜を擦った。

 

 ただでさえ膨大な脱糞を経て、ジクジクとささくれだった腸壁に食いこむ突起が起こす苛烈な刺激。

 

(あっ、あああっ! どうしてウズウズしてしまうのっ! ご主人様のち×ぽも入ってて、お腹が裂けちゃいそうで苦しいのにいっ!)

 

 ペニスバンドにまとわりついているネットリとしたもののせいだとはわかっているのに、スムーズな嵌入はまるで莉桜の肉体が疑似男根を嬉々として受け入れているように思え、懊悩は否応なく深まってしまう。

 

「ヒッ、ヒィッ、アヒィッ!」

 

「おおっ。どこまでも入りそうだなっ!」

 

 陽一はおもしろがるように、自分の男根の収まりきっている隧道が向こう側から押される圧迫感にたまらず声を上げる。

 

「い、いやですわッ! もう許してェッ! わたくしの奥に……ヒッ……きちゃラメッ! お願いですわ! これ以上は奥に……わたくしの……ヒッ……これ以上、お尻を広げないでェッ!」

 

 排泄の瞬間にも覚えたことのない直腸を押し広げられる拡張感にゾワゾワと総毛立ってしまう。

 

「アウッ……ウッ……ウッ、グッ……ウゥゥゥンッ……ムフッ……ムゥーッ……ウムッ……ゥゥンッ!」

 

 長大なペニスバンドがついに根元まで押しこまれる。

 

 莉桜は前後より深々と刺し貫かれ、身震いを禁じ得ない。

 

 膣肉はもちろん、アヌスもどちらもきつく収斂してしまう。

 

(う、後ろのほう……ブツブツしたのがいっぱい当たって……んっ……お尻、燃えちゃうッ……熱いっ!)

 

 さらに蜜唇の蠕動も激しくなり、ジクジクと愛液の雫をこぼす。

 

「千尋、さあ。俺たちの手で莉桜が狂うくらいよがらせるぞっ」

 

「会長の牝泣き、たっぷりと聞かせてもらうから」

 

 耳元で千尋が囁いたのを契機に、陽一と息を合わせて腰をふりはじめた。

 

 陽一が腰を突くのと同時に、千尋が腰を引く。

 

「ンヒイイイイイーーーーーーーーーッ!」

 

 怒張に子宮口を突き上げられるのも束の間、腸管を満たしているペニスバンドが抜ければ、突起に粘膜壁をズリズリと抉られる。鋭い排泄感にお尻が波打った。

 

「お尻、ラメッ! 新田くん、動かないで! ゾクゾクしちゃいますのうっ! し、したくないのにィッ……ヒッ……ゾクゾク、お尻の穴がエッチに蕩けひゃうぅッ!」

 

 何度も性感中枢を戦慄かせる排泄感。

 

 それは終業式で懸命に堪えた反動が今さらながら押し寄せるようであまりの甘美に相好が崩れてしまう。

 

 千尋は小刻みな律動で菊粘膜を捏ねる。

 

 厭わしい肛悦を莉桜が遠ざけようと力んだ途端、突起が刺さった。

 

 ローションが肛門粘膜と擦れ合い、ヌチャッ、ズチュッと淫らがましい音をたてる。

 

「ひッ! ひいッ!」

 

「会長のケツアナ、すっごい広がっちゃってるぜ。ウチの会長がこんな変態ケツアナの持ち主だったなんてな!」

 

「い、言わないでぇ」

 

 唯我独尊の莉桜の弱りきった表情に、千尋も興がのってきたのか首筋に舌を這わせ、浮いた汗をしゃぶる。

 

 肛門の奥の奥まで解剖される中での妖しい舌遣いに、

 

「んんッ……ンムウッ……だめえ、なにも、し、しないでェッ!」

 

 莉桜の艶っぽい声が口を衝いてでた。

 

「さっきからおつゆがこぼれっぱなしだな。レズも大好きなのかっ!」

 

「ううんっ……むふっ……言わないでください、ご主人様ァッ……わたくしのお尻がおかしいことなんてッ……すべては、あなたがァッ……ひいいっ!」

 

「おかしい? 気持ちいいの間違いだろ」

 

「そんなことはぁっ……あぁっ」

 

 盛大にお漏らししたあとの真っ赤に爛れた腸粘膜が鋭い研磨にさらされる。

 

「ひいっ……あひっ……ひぃぃぃンンッ!」

 

 莉桜の反応を窺うようにゆっくりと深度を極められれば声に詰まった。

 

 そうかと思えば、ゆっくりと抜かれる。突起に掻き乱され悦愉が骨身に染みる。

 

(ああああ、お、お漏らしぃ! 太いのォッ……出ちゃってるううううう!)

 

 さらに浣腸液の残滓が空気を孕み、グッピ、ブピィッ、ブップッと放屁めいた音をたててしまう。

 

「ふぁえあっ……ぁああ、らめえ、だめえっ」

 

 すでにそれが言葉だけなのは自分でもわかった。まだ完全には潰えてはいない令嬢としての矜持が恥じらいの言葉を吐かせる。

 

 鳥肌は立ちっぱなしで、双つの孔が痛いくらい収斂したまま痙攣が収まらない。

 

「莉桜。どうだ。二つの孔を同時に犯される気分は。夢が叶って幸せか」

 

「ちがっ……夢では……ヒイッ……ありませんのう……ッ!」

 

「まだ言うか!」

 

 陽一は加減を心得ぬ強引さで雄棒を押しこんだ。さらに千尋もペースを合わせ、莉桜を力強く弾いた。

 

「ほぉぉおっ、おおおおおおおおお……だめえ、だめえですうぅぅ! ゆるぢてえぇえぇぇ、おかしく……ひっ……お尻が、おま×こぉひだひだ、もってかれちゃうぅぅんでしゅううぅぅっ!」

 

「じゃあ、どうなんだ。ケツま×こはどうなんだぁっ!」

 

 もはや理性の糸は伸びきっていた。諸手を挙げて莉桜は白目を剥き、

 

「さ、最高でしゅぅわぁぁ! 想像したより、ずっと、気持ちよくてぇぇ、お、溺れ死にそうですわぁっ!」

 

「論よりケツま×こだろ!?

 

「ふぁい、ろんよりぃ、ケツま×こぉですぅぅっ! お尻、ずっぽり太いのぉ、抜けるのが気持ちよくてぇっ! あへッ、ひへぇッ……おま×こされるのと同じくらいぃ……ひいい……蕩けちゃう……ああ、お尻、ほぐれてぇっ……あへえええ……っ!」

 

 令嬢は肛姦のもたらす甘美に、えも言われぬ幸福に痴れ顔をさらす。

 

「よぉし、正直に言えたご褒美だっ!」

 

 陽一はにやつきながら制服をたくし上げる。オフホワイトのレースブラに包まれた乳丘をこぼされてしまう。

 

「うわ、デカ!」千尋が声を上げた。「でもどーりで、ケツがでかいわけだ」

 

「あいかわらず、でかいな。知ってるか。胸がでかいやつはエロいらしいぞ。会長、今まで気づかなくて一年も放っておいて悪かったな。胸をゆっさゆっさ揺らしてたのは誰でもいいから犯してってサインだったんだな」

 

 莉桜は首筋まで紅潮させ、鼻にかかった呻きをこぼす。

 

「ひ、ひぃ……そんなわけは……ああっ」

 

 ブラを乱暴に持ち上げられ、双つの乳峰を裸にさせられてしまう。

 

 欲情のなによりの証のように肌は赤らみ、乳頭はコリコリと痼りきっていた。

 

 陽一がそれを嬉々としてしゃぶる。

 

 途端、胎内を押し広げる肉槌がビクッと身動いだ。

 

「ああっ……んんんううううっ!」

 

 充血した快美の頂きを熱い口内に含まれるだけで柳腰が跳ね上がる。

 

 さらに限界まで張りつめていたと思いきや、さらにぐぐっと膨張する肉感に震えた。

 

(わたくしの胸、ご主人様に吸われて喜んでる!?

 

 ジンジンとした熱い疼きは高まり続ける。それも乳管部分だけではない。台座ともいうべき乳輪からの盛り上がりもすごい。

 

「おいおい、すっごいいやらしい顔してるじゃないか。そんなに乳首がいいのか」

 

 陽一は乳房にベロを執拗に絡ませ、腰を遣ってきた。

 

 不思議な感覚だった。

 

 乳尖はますます硬さを増しているのに、乳芯がやわらかく蕩けていく。

 

「会長の身体から、すっげえいやらしいにおいがするな」

 

 太股や腹部に千尋が手を這わせながら、陽一と呼吸を合わせ、律動を刻んだ。

 

「ひぁっ……ひぎいいいいッ! ゆ、許して……許してください、ご主人様ぁっ……おま×こだけにして……お、おしりぃっ、ひぃッ……いやですわぁっ!」

 

 まるで長大な排泄物を、陽一の前でしているような錯覚に陥ってしまう。

 

 そうかと思えばすぐに無数の突起を配したペニスバンドが押し入ってくる。

 

 括約筋が引き攣る。腹筋にも力が入り、獣棹をぐいぐいと締め上げてしまう。

 

「ふ、二人ともすごいぃぃ! ひいぃぃ! 孔ぁっ、ひろがっちゃう! お、おしりも、おま×こも、どっちもガバガバになっちゃううっ!」

 

 剥き出しになった胸を激しく揺すりながら、莉桜は千尋と陽一からの圧迫感に苛まれ、仰け反った。

 

 蜜腔、排泄孔に息もつかせぬ苛烈な抽送を送られれば、鞴で風を送られる炎のごとく情欲は高まった。さらに唇を奪われる。

 

(おま×こもぉ、おしりのあなもぉ、どっちもおかしくなっちゃうッ……ヒリヒリ痺れて……ひっ……なのに、身体が喜んじゃうッ……身体が火照って、狂っちゃう!)

 

「ひゃああぁぁぁむぅぅっ!」

 

 その間も散々しゃぶられ、唾液にまみれた勃起乳頭を爪弾かれてしまう。ぞわぞわと背筋が引き攣り、腰に巻きついた両足にもぐいぐいと力がこもった。

 

 交わっている蜜芯の熱が拡散し、舌を噛まれるような情熱的な口づけに涙ぐむ。

 

「んん、お前のツバうまいぞ。ベロも肉厚だしな」

 

「ふぁっ、ああッ、ご主人様ァッ、ありがとうございますうっ……えろっ、えろぉっ」

 

 舌を絡み合わせ、くねらせる。唾液がクチュクチュと泡立つ。

 

 味蕾を甘噛みされながら口奥まで舌鋒を這わされ、くすぐられれば、首筋がチリチリと疼き、脳内がカアッと灼けつく。

 

「ふぇっ……ふぁっ、ご主人様、もっと飲んでェッ……おつゆうぅ、ゴクゴクしてえ」

 

(子宮も唇もおっぱいも、ご主人様に征服されるなんて、し、幸せですわああっ!)

 

 と、胎内を押し広げていた砲身がググッと肥大する。

 

「ぁああっ……ご主人様、わたくしぃ……」

 

 陽一は腰の抜き差しを加速させる。

 

「ひぃぃっ! あひっ! ひぁっ! あうぅっ! ううっ!」

 

 莉桜は貫き通されるような勢いに応じるように腰を回す。

 

 子宮口を乱打され、全身の血液が沸いた。ヌチャヌチャと抜き差しされるたび、本気汁がダマとなって次々と掻き出されてしまう。

 

「きちゃうッ……ひいっ……きちゃう、きちゃうぅぅ、ご主人様、わたくひっ……きてしまいますわあっ!」

 

「イケッ! イケッ!」

 

 陽一はローターのスイッチを押した。理性が破裂してしまいそうな快美が稲妻のように令嬢の心を打擲する。

 

「はっひひひひひひぃぃぃぃっ!? ち、ちぎぇっひゅぐううううううううううぅぅぅぅ!!

 

 双つの孔が緊縮する。瞳孔が拡張し、涙がとめどもなくこぼれる。令嬢はたちまち小さなオルガスムスを何度も経験する。

 

「俺も注ぎこんでやるっ! くらえっ! くらえええっ!」

 

「ご主人様ァッ……ヒイッ……く、くださいませええええええええ……はやく、しにゃいとぉ……オオッ、オオオオオオッ……狂っひゃうからああぁぁぁっ!!

 

 ドビュルルゥゥッ!!

 

 子宮に生殖汁が殺到すれば、身も世もなく喘ぎ狂う。

 

 悦楽の源が子宮にあるのか肛門にあるのか。判然としないまま莉桜の魂は高揚感に昇り詰める。

 

「イクッ……ああああああ、イきますわぁっ……おま×こぉも、おけつのあなも……ど、どっちもすごいのぉぉっ! 壊れちゃうのにぃぃぃ、ひぎぃっ、らめええ、死ぬううッ……ぢっ、ぢぃっ……っぢぬううううう、おおおおおおおおおおおうぅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!

 

 プシャアアアアアアアアアッ! 盛大に羞潮をしぶかせた。

 

「ふぇっ……ほぉ……ぉぉおっ……くるうみゃえにぃ、ごしゅじんさみゃのぉ、おお……おつゆぅ、じゅせいできちゃかにゃぁっ……んん……んぉっ……ぅう……」

 

 莉桜は息も絶え絶えであんぐりと口を開け、白目を剥いた。カメラを向けられていることなど頭の片隅にもない。

 

 ただただ莉桜は混迷の深淵へ落ちこんでいく。

 

 

 

 

 

「陽一ぃっ」

 

 盛大に子種汁を迸らせながらも青筋を立てて意気軒昂な勃起を見た途端、千尋は泣きそうな声を出してしまう。

 

 下着が割れ目に吸いつくほど恥蜜をこぼしてしまっている。

 

「千尋、よくやってくれたな。今度はお前が感じる番だ」

 

 ドクン! 鼓動が高鳴った。

 

 陽一に導かれるまま両足を自分の頭側に引きつける格好──屈曲位。その拍子に、シャツがめくれ上がり、すっきりしたウェストが露わになる。

 

「よ、陽一、こんなの恥ずかしい!」

 

「欲しくないのか」

 

 陽一が太柱を蕩ける牝口へ押し当ててくれば、「ほ、欲しいぃっ!」と涙まじりの声を漏らしてしまう。

 

「いくぞっ」

 

 ショーツを脇へ押しやられるが早いか、怒張が押し入ってきた。

 

「ひいぁあぁぁぁ、き、きたああああ、陽一のが、オオッ……きたあああああああっ!」

 

 華裂が溶けた蝋のような粘汁を吐露しながら、怒張を最深部まで受け入れる。

 

「ああ、いっぱいっ……よ、陽一のいっぱいだようっ!」

 

 瞬間、脳内がぱあっと白い光に塗りつぶされ、陰唇が痛いくらい窄んだ。

 

「イったなっ」

 

「い、イったあぁっ!」

 

 汗みずくの総身をひくんひくんと引き攣らせ、喘いだ。

 

「あんまり力みすぎるなよ。出したばっかで敏感なんだ」

 

「そ、そんなこと言われてもぉっ」

 

 柔粘膜は本能に忠実で、巨砲に吸いついてきた。

 

「千尋がこんなにいやらしかったなんてなっ」

 

 陽一は腰をゆっくりと持ち上げる。

 

「ひゃあうう!」

 

 抜けるか抜けないかのところで再び根元まで沈められる。ボーリング機のような遠慮会釈のない一撃に身体が躍った。

 

「あひゃあああああああああんん!」

 

 股座に陰嚢が叩きつけられれば乾いた音が耳朶を打った。

 

 次から次へと淫汁がかき出さられれば、褐色の肌と合わせ、目にもあやな珊瑚色の小陰唇が蜜裂からはみ出してしまう。

 

「こんな男好きなビラビラを隠しもってたんだなっ!」

 

「ひぃぃいぃぃんっ! 俺のをこうしたのはぁっ、よ、陽一だもんっ! 陽一がぁっ、俺の、こんなに変態にしたんだもぉぉんっ!」

 

 ハスキーボイスを裏返し甘える。

 

「ほんとうにあなたは女の子なんですわねえ」

 

「か、会長!?

 

「新田くん……いえ、千尋さん、さっきのお礼ですわ。あなたが気持ちよくなれるようお手伝いさせていただきますわ。共に、ご主人様の牝奴隷として」

 

 意識を取り戻した莉桜は、自分の愛液にまみれたローターを菊門に押しこんできた。

 

「ひゃあ……つ、冷たいぃっ!」

 

 繊細な肛門がキュッと口を窄めるも、すでにローターは直腸の半ばまで押しこまれてしまっている。

 

 卵型の異物感に腹筋が痺れ、括約筋が引き攣れてしまう。

 

「ああ、なんだよう、これえ! ぬ、抜けようッ!」

 

「よぉし、スイッチオンだ!」

 

 ブウウウゥゥゥンンンンッ!!

 

「ひぁああああ、お、お尻びりびりいいいいっ!」

 

 食いこんでいるローターが荒々しく震えれば、過敏な排泄粘膜がカアッと燃え上がる。

 

「うぉっ、すげえ!」

 

 隔壁ごしのローターの振動に柔襞壁が、さきほどよりもさらに濃厚さを増して剛茎に寄りそい、絡みつく。

 

 陽一は弾かれるように逸物をやや後退させる。

 

 張り出した鰓肉に壁を擦られると、破瓜喪失から親しんだ悦美の振戦に襲われた。

 

 牝汁が電解質となって快美電圧を盛大に弾けさせる。

 

「ひゃぁっ……あひぃぃぃぃッ! お尻とあそこぉ、同時は、ラメだよう! だめえ、許して……手加減しへぇぇっ……ひぎいッ!」

 

 ある意味、破瓜の瞬間よりも激烈な衝撃に身をのたうたせる。まるで肛門の中で得体の知れない生き物が動きまわっているようで怖気を震わずにはいられない。

 

「本当に抜くのか。本当につらいんだったら抜いてもいいけど……俺、今、すげえ最高なんだ。わかるだろ」

 

「き、気持ち……いいのか……?」

 

「ああ、締まりがよくなるっていうか、おま×こそのものが狭くなるっていうか」

 

 陽一は腹筋を戦慄かせながらしきりに膣壁に亀頭冠を擦りつける。先走りが射精と錯覚せんばかりの勢いでピュッピュッと滲出していた。

 

「なあ、まだここに何個かローターあんだけど、お前の肛門にいれていいか。どれだけ変わるか……いや、どれくらい気持ちよくなるのか試したいっ」

 

「……うぅぅ、そ、それでお前が気持ちよくなるんだったら、俺、頑張るようっ! だから、入れてくれようっ!」

 

 絖肉に刺さりっぱなしだった雄のシンボルが心なしか膨らむ。

 

「ひいっ! ああ、まだ大きく!?

 

「今の言葉、すげえよかったぞ……千尋」

 

 陽一はローターと、リモコンを今や自分への忠誠を誓った莉桜へ渡す。

 

「千尋さん、あなたのお尻もわたくしくらい上等なお道具になれるよう頑張ってくださいませ」

 

 莉桜の吹かせる先輩風(それも、彼女の菊蕾を立派な道具に仕立てたのは千尋だというのに!)に千尋は闘争心をかき立てられた。

 

「こいよぉっ! お前のお尻になんか負けないからぁっ! 陽一のち×ぽは、俺のもんだからなぁっ!」

 

 莉桜は三つのローターを半開きの腸穴へ押しこんできた。

 

「うッ……!」

 

「つらいですか」

 

「つ、つらく、なんか……なィッ!」

 

 元々嵌まっていたものが奥へ押しこまれるたび、お腹への異物感に汗が噴き出す。

 

 ビー玉よりも一回り大きなローターが押しこまれるたび、お腹が捩れてしまう。

 

 冷や汗が噴き出し、コーヒー色の肌を水浴びの直後のように濡らした。

 

 それでも前言撤回の気持ちは生まれない。

 

(耐えるんだ。これを乗りきればもっと陽一を気持ちよくできるっ。俺のことぉ、もっと好きになってもらえるんだっ!)

 

「では、スイッチを入れますわよ」

 

「こ、こいぃぃぃっ!」

 

 四つのローターが一斉に稼働すれば、まるで腸腔で癇癪玉が炸裂するような衝撃に「ひぎぃっ!」と声を引き攣らせる。

 

「いぃぃぃぃっ! しゅ、しゅごいいぃぃ、陽一ィッ、こんなぁっ、あひっ……お、おおぉぉっ!」

 

 双眸を見開き、いやいやとかぶりを振る。なんとかこの狂乱から逃げだそうと身動ぐも、まんぐり返しの体位からは復帰できない。

 

「千尋、やめるかぁっ」

 

「や、やめなっ……やめないぃぃっ! 陽一のためにぃ、お尻、ぃ、いっぱい、と、トロトロにするうっ! 会長にできて、俺にできないことはないからぁぁぁっ! ひぎ、気持ちよくなってぇっ!」

 

「うぉぉっ!?

 

 陽一が素っ頓狂な声を上げた。

 

 千尋が腹筋に力を入れ、搾りを強くしたのだ。

 

 鬱血せんばかりの窮屈さにペニスが身動ぐが、受精を望む牝器官が逃さない。

 

 陽一は先ほどのような大きな振幅を刻むことができず、小刻みな抽送によって赤黒い肉棒を振り立てた。

 

 千尋はといえば、一方で括約筋にも力が入り、ただでさえ負担の大きいローターの振動をより激しく受けとめることに。

 

 拷問まがいの加虐だったが、執行者が想いを寄せる相手ならば話は別。

 

 彼がこれで喜んでくれるなら本望。これまで生きてきた人生の大半を男として過ごしてきた少女の中に眠っていた献身さが開花し、いかんなく発揮された。

 

「ああっ……あうぅっ……うひっ……ひぃぁっ……!」

 

 しだいに痛苦の甘皮が剥がされていくのも、少女の乙女心に拍車をかける。

 

「ご主人様、どうやら千尋さんはお尻の穴での快楽を知りはじめたらしいですわ」

 

 莉桜が千尋の順応を見ぬいて報告するばかりか、だらしなく半開きになった肛門に唾液を垂らし、舌を這わせる。

 

「ひぎ、き、汚いぃっ!」

 

「たしかにちょっと饐えたにおいがしますけれど、構いませんわ」

 

「バカぁっ! 俺が構うんだよおぉぉぉぉっ!」

 

 しかし入り口だけでなく、腸道に舌鋒を突きこまれ捏ねられれば、ゾゾゾッと胴震いを禁じ得ない。感じてはいけないと思うのにローターによって腸肉の強ばりがほぐされることで蕩けてしまうような心地に浸る。

 

(俺のお尻、一体どうなってるんだよ。陽一じゃなくて会長にしゃぶられてるのにお尻がジンジン熱くなって……うぅぅぅ、疼きが強くなってくるうっ!)

 

「千尋、すっごいいやらしい顔してるぞ。ケツアナで気持ちよさそうに蕩けやがって、嫉妬しちまうぞっ!」

 

「フッフ。千尋さん、そんなにエッチな顔してあなたもお尻の魅力にメロメロのようですわね……エロ、エロォッ」

 

 もごもごと口を動かしてたっぷりと唾液をためこみ、ドロリと垂らす。

 

 唾液が排泄孔にまとわりつくことで、アヌスがジリジリと焦熱に痺れた。

 

「ひッ……あひいッ……いやだぁ! 俺は、陽一でイきたいんだようぅぅ! お、お尻、ら……め……ヒィッ!?

 

 ローターが急停止する。それまで無数の神経を騒がせていた激震がやんだことで、生まれる空白。それは千尋が望んでいたはずのものだったのだが。

 

「ああ、ぁあああああっ……な、なんでぇっ」

 

 千尋はその静寂に困惑を隠せず、足をじたばたとさせてしまう。

 

「千尋、お前の好きなやつは俺じゃなくて、ローターなのかっ」

 

「違う! ローターなんか好きじゃないぃっ……ひッ……す、好きなんかじゃあ、ないのにぃっ!」

 

 激烈な刺激に曝されすぎていたアヌスが疼く。倒錯的だとは重々承知しながらも、弄ってもらえないことが禁断症状を呼ぶ。

 

「な……なんで……なんでだようッ!」

 

 莉桜の双眸が爛々と輝く。

 

 さすがは人の上に立ち続けただけあって人の気持ちに敏感だ。

 

 あの目に見つめられると嘘をつけない、というよりも本当のことを言わなくてはならないような気持ちにさせられる。

 

「う、動かして欲しい! 会長! ろ、ローター……動かし……ヒィィィィィィッ!」

 

 重なり合ったローターが一斉に動き出した途端、千尋はたちまち上り詰めた。

 

 だがローターは機械的に己の役割を淡々とこなす。

 

「ひぎぃぃぃ、イってるのにぃぃ、お尻で何度もイってるのにぃぃぃぃ、ひぇぇぇっ、あへぇぇぇ、許してよぉぉぉぅ、も、もう、やらにゃいでぇよぉぅ!」

 

 口調とは裏腹に艶を相いっぱいに張りつかせ煩悶する。

 

 それは膣襞の蠕動にも生々しく伝わる。明らかな締めつけの変化に陽一の顔色が変わる。

 

「ックッ! ローターごときに負けてたまるかっ!」

 

 陽一は千尋のシャツとスポーツブラを一緒にまくり上げた。こぼれた乳丘の頂点を摘み、こよる。さらに腰を動かし、子宮めがけて集中砲火を見舞った。

 

「あひっ! ひぃぃん! よ、陽一ィッ、そんな……ひッ……そんなダメえッ! ひぎ、へこんじゃうぅっ! し、子宮、へこんでえ、壊れちゃうぅっ!」

 

 抜き差しだけでなく股座と密着したまま大きく腰をねじ回した。

 

 二つの孔を同時に責められるだけでなく、乳頭が伸び切らんばかりに摘まれてしまえば、脳内でバチバチと悦楽が炸裂した。

 

「よ、陽一ぃっ、お、俺ぇっ、またイクッ……きちゃうぅぅよぉぉおうっ! よ、陽一の子どもの素でイきたいぃっ! お、お尻で気持ちよくなんてなりたくないよぉぉぉぉううぅぅっ!!

 

「わかってる。俺だってローターになんざ蕩けさせられてたまるかっ!」

 

 陽一の顎先から滴り落ちる汗が千尋の唇を甘く濡らす。舌でねぶり、陽一の味をいっぱいに感じながら、ほぐされた子宮口が切っ先を咥える。

 

「ンォォォォッ! よ、よういちぃ、はやくう、はやくはやくはやくはやくゥッ!!

 

「だ、出すぞッ……ぬぉっ、うぐぉぉっ……オオオオオッ!」

 

 股座に押しつけられたままの陰嚢が強張るのも束の間、子宮めがけてマグマが注がれた。胃袋がでんぐり返るような猛々しい燃焼感に腹腔がまみれてしまえば、

 

「陽一、イグウッ……陽一のおつゆうぅぅぅ、子宮ごくごくしながら、いっっぎゅううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……ッ!?

 

 小腹が盛り上がるほどの量を飲みこまされ、悩ましい吐息が漏れた。

 

「これなら一滴もこぼれることはないから妊娠確率もかなり高くなりそうだな」

 

「へぇ、に、妊娠……ぁあ、陽一の子どもぉっ……ふぇ……へぁぁっ……」

 

(うれしい! 妊娠許可ぁ……陽一の赤ちゃん、たくさん産めるゥッ……)

 

 千尋は目の眩むような桃源郷に誘われるまま、意識を失った。

 

 

(まだ、最高の一枚は撮れてない。モデルたちのよさを完璧には撮りきれていない)

 

 陽一の向上心は限りないことに加え、まだまだ未熟な己の技量にやきもきする。

 

 もっともっとと天性の写真家としての心が訴える。

 

 もっと美しく、もっと艶やかに──。