Part 01: 声: 2.5周年のお疲れさま会はやらないと、誰が言った……? 声: やらないのはやっぱり、寂しくない?それとも別に、なくても平気? 声: ……私はさ、ちょっと寂しかったなって思って。 美雪(アニバドレス): ……ってな訳で、こんなところでひっそりこっそりとだけど『2.5周年お疲れさま会番外編・平成ver』やっちゃいまーす! みんな: わぁーーーーーーーーーーーーーっ! 美雪(アニバドレス): ちなみに今回のお疲れさま会は本編ストーリー『第三部平成6章』までの、主に平成編の登場人物たちが参加してまーす! 美雪(アニバドレス): 読んでいない、という人は、読み終わった後でお会いしましょーっ! 美雪(アニバドレス): ちなみに昭和編会場の方は、一穂が司会を担当してます。よかったらそっちも遊びに行ってあげてね~! 美雪(アニバドレス): はぁ、若干無理目にテンションあげて疲れた身体に炭酸が染みるよ……美味しい……。 千雨: お疲れ様……しかし、こんなところでお疲れさま会とはな。 美雪(アニバドレス): いやぁ、私もちょっと驚いて……ん? 灯: やぁやぁ赤坂くん!さっき開けてた瓶はもう空かい? 灯: てっきりアルコール入りかと思ったがノンアルコールだったんだね。いや、あれはあれで美味しかったよ! 美雪(アニバドレス): (うわっ、出た! 平成編随一の自由人!) 灯: よかったら飲みやすいカクテルでも作ろうか。シンデレラとかどうだい? 美雪(アニバドレス): あの、私たち未成年ですので……。 灯: 安心するといい。カクテルのシンデレラはアルコールを一切使用していないんだ。 千雨: なら先にジュースだって言えよ。 灯: ふふ、すまない。勘違いをされる前提で提案してみたんだ……ところで、お疲れさま会ってそもそもなんなんだい? 千雨: あぁ……そうか、あんたも初参加だったな。 美雪(アニバドレス): 『ひぐらし』シリーズの恒例行事で、基本は各編の後に開催して本編で起きた事件についてみんなであれこれ考える場……って感じなんですけど。 灯: つまり、この場で劇的な新情報!……が、飛び出したりはしないのかい? 美雪(アニバドレス): あー……そういうのは本編とTIPSで、ちょっと譲ってもイベントストーリーの領分なので。 灯: なるほど……そしてこの場は、本編におけるヒントを探す場ということかな? 美雪(アニバドレス): まぁ、今回はそういう感じ……です。 美雪(アニバドレス): (……うぅ、正直苦手なんだよなこの人。いや、悪い人ではないのはわかってるけど) 千雨: あんた、何も知らないのにさっきあっちでノリノリでシャンパンタワーを作ってたのか? 灯: 平成編は大人率が高いからね!みんな喜んでくれたよ! 美雪(アニバドレス): ……言われてみると、確かに大人が多いですね。 灯: なるほど、そういう今さらな情報を再確認するのがこの場なんだね。 灯: ……では、お疲れさま会玄人である赤坂くん。素人の私に、お疲れさま会とはなんたるかを是非ご教授いただけるかな? 美雪(アニバドレス): じゃあ平成編のお疲れさま会は軽く本編の振り返りをすることにしましょう。 Part 02: 美雪(アニバドレス): というわけで、軽~く二部から三部最終章までの平成編について私目線で軽くおさらいします! 灯: ゆぷぃゆぷぃ! 美雪(アニバドレス): 二部冒頭では、前原くんたちのおかげで私と菜央は平成の「世界」に戻りました。 美雪(アニバドレス): でも戻った#p雛見沢#sひなみざわ#rはダムに沈み、一穂の姿がなく、菜央のお母さんが謎の『眠り病』を発病。 千雨: 私と美雪が感染疑いで病院ぶち込まれて、そこで出会ったのが夏美さん……だったな。 美雪(アニバドレス): その夏美さんに紹介されたのが、広報センターの南井さん。 美雪(アニバドレス): 彼女の手を借りて私たちは高天村という移転した雛見沢を訪れて、力を失いかけてた#p田村媛#sたむらひめ#rを復活。 田村媛命: 『む……これはなかなかいい酒#p哉#sかな#r』 美雪(アニバドレス): って、田村媛飲んでるし?! 千雨: 未成年……じゃなかったか。そういやこいつ、この見た目でも神様だったな。 田村媛命: 『これでも、とは失礼#p也#sなり#rや』 灯: 木に縁が深いお方だと伺ったので、ハーブ強めのリキュールを使用した一杯をご用意させていただきました。 美雪(アニバドレス): これ、灯さんが作ったんですか? 田村媛命: 『ふむ……悪くない。いい腕をしている哉』 美雪(アニバドレス): えっと……今、酒を飲んでる田村媛の力を借りて菜央を一穂がいる昭和の「世界」に送り出した後、私たちは村を脱出。 美雪(アニバドレス): 『眠り病』の新薬を開発している高野製薬で鷹野さん……もとい、高野さんに会いに行きました。 美雪(アニバドレス): でも、高野製薬の工場で謎の爆発事故が発生。それから時は流れて7月、駅前で人々が血を吐く事件が発生し、千雨、そして私も死んでしまう……。 美雪(アニバドレス): というのが、私から見た二部のあらすじです。 灯: ……おや? 赤坂くんが死んでしまったなら、三部で私が会った赤坂くんは何者なんだい? 美雪(アニバドレス): それが三部開始序盤で発覚したんですが田村媛曰く血を吐いて死ぬのは予知夢で、まだ先の話だけどこのままだと起こりうる未来という話でして。 美雪(アニバドレス): 私はお母さんから、自分が知っているものとは違うお父さんの死因を知った後……夏美さんに会いに行って、その後秋武さんを頼って広報センターへ。 美雪(アニバドレス): でもそこにいたのは、昭和58年で助けてくれた川田さん。彼女から渡されたファイルをもとに、生き残ったレナと再会するんですけど、すごく痛々しい姿になってて……。 美雪(アニバドレス): いや、あれは結構へこんだな……うん。 千雨: 最初に昭和58年でお前を助けてくれたのも、菜央ちゃんのお姉さんなんだよな。 美雪(アニバドレス): うん……それで事件の真相を探るため私たちはもう一度ダムに沈んだ場所に向かって、そこで出会ったのが……。 灯: 私こと、秋武灯というわけだね! 千雨: 胡散臭さがすごかったな……今もだが。 灯: そうかな? 私が秋武麗の妹ということは、既に周知の事実だったと思うが。 美雪(アニバドレス): あの、逆を言うなら秋武さんの妹ってことしか私たちは知らないので……。 灯: ははは、すまない。二部昭和編のTIPSから登場しているから、ついレギュラー面してしまった。 灯: 最初に出てきたのは二部昭和編のTIPSだから……えーっと、ゆぷぃゆぷぃと鳴き続けて1年超?ついに本格的に登場と相成ったわけだ……ゆぷぃ。 灯: でも、姉さんの立ち絵がないのはなんでかな?!理由のいかんせんによってはこの机をばんばかばんばか幼児のように叩くこともやぶさかではないよ?! #p秋武麗#sあきたけうらら#r: ごめんねあーちゃん。普通に大人の都合なの。 灯: せちがらだーッ!!!(ばんばかばんばかばんばかばんばかばんッッッ!!!!) 美雪(アニバドレス): あの、二部から出てるとかそれってここで言っちゃっていいんですか……? 灯: 別に秘すべきほど重要なことではないよ。元より口癖から類推している人もいただろう。 灯: 情報の価値とは、見る者の価値観に準ずる。君は秘するべきではと思ったようだが、私はそうは思わない……それだけの話だよ。 灯: それより、私が君たちの敵か味方かまだわからない、という大きな謎が存在している事実を忘れてはいないかい? 美雪(アニバドレス): うっ。そ、それは……えーっと、話を戻します! 美雪(アニバドレス): 灯さんを疑った私たちだけど、直後に現れた夏美さんに銃を突きつけられてそれどころじゃなくなりました。 千雨: ……ちょくちょく本編の会話の中でも夫ラブ発言はあったが、ここまでだったとはさすがに思わなかったな。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: あはははは。私、夫のためならなんでもできちゃうんですよ。 美雪(アニバドレス): これだもんなぁ……まぁ、千雨のサメへの愛も大概だと思うけど。ちらっ。 千雨: なんだその人を馬鹿にしたような目は。 美雪(アニバドレス): じゃあ、人類とサメ天秤にかけたらどっち取る? 千雨: サ……サメだな。 美雪(アニバドレス): 一度言い淀んだのに訂正しないんかいっ! 千雨: ……ダメか? 美雪(アニバドレス): そんなしょんぼり顔で見上げないでよ……えー、続けるよ? 美雪(アニバドレス): 夏美さんをなんとか退けた私たちは、灯さんに連れられるまま高天村の端っこ、海辺の神社で西園寺絢という巫女さんに遭遇。 #p西園寺絢#sさいおんじあや#r: ……どうも、はじめまして。平成編では古手絢花として登場していました。 美雪(アニバドレス): ということらしいです。で灯さんが東京に戻った後、私たちは西園寺さんに呼ばれて神社に向かい……。 #p西園寺絢#sさいおんじあや#r: あの、本編でも言いましたけど、私のことは絢花でお願いします。 美雪(アニバドレス): あ、はい……絢花さんに会った私たちは昭和編へ繋がる場所へ案内されましたが、そこに再び現れたのは神出鬼没の川田さん。 美雪(アニバドレス): 川田さんは私たちを昭和に行かせまいとするけど、絢花さんのおかげで私と千雨は旅立ったのだった……てな感じに、物語はクライマックスへと向かいます。 灯: ふむ、こうして見るとなかなかの大冒険だね。 千雨: 確かにいろいろあったな……で、川田さんはどこに行った? 美雪(アニバドレス): それが、会場にこんなものが……。 川田碧の手紙: 『拝啓。秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか。2.5周年という誠にめでたい席でございますので自分は欠席させていただきます。川田碧』 千雨: なんだこの、例文を丸写ししたところと適当に書いたところの対比がわかりやすい欠席届けは。 #p西園寺絢#sさいおんじあや#r: つまり逃げたってことですか……仕方ありませんね。ちょっとお灸を据えてあげようと思っていたんですが。 美雪(アニバドレス): お、おぅ……私の知らない因縁の火がバチバチ燃えてる。 灯: 昭和編会場に逃げたのかな?よし、行ってみるとしよう! 美雪(アニバドレス): あ、ちょっ……今回参加者の会場移動は不可……って、行っちゃった……。 千雨: あの人ってほんと、人の話を聞かないな。 美雪(アニバドレス): いや、聞いてないことはないと思うけど……とりあえず昭和編に行ったとしても、私たちが無事に一穂と菜央と会えるかは不安だね。 千雨: 昭和編、すごい不穏だって聞いたぞ。 美雪(アニバドレス): うぅ、早く一穂に会いたいけど不安……!みんな、頑張って……! Part 03: 一穂(アニバドレス): し、失礼します……。 美雪(アニバドレス): えっ、一穂?! 一穂(アニバドレス): あ、美雪ちゃん!あのね、司会者特権で昭和編の会場からちょっとだけ遊びに来ちゃった……えへへ。 美雪(アニバドレス): ちょ、ちょっとそこどいて、一穂っ!今、#p平成編会場#sこっち#rプロレス会場になってるから! 一穂(アニバドレス): えっ、どうし……? 河上: ぎゃーっ?! 一穂(アニバドレス): ひゃあああっ?! 人が飛んで来たッ?!比喩表現とかじゃなくて、ほんとにプロレスやってる?! 美雪(アニバドレス): いや、南井さんが三部で全然出番がないからってやけ食いしてたら、部下の喜舟さんと毬野さんって人がさ……。 美雪(アニバドレス): 「館長、本編で1年以上出番ないって大丈夫かぁ~?俺たちもとうとう本編に出たって言うのによぉ~?」とか……。 美雪(アニバドレス): 「このまま本編が終わっちゃったらどうします?その頃には僕たちの方が出番多くなってたりして?!まぁでも僕たちがいるので死んでも安心ですよ!」 美雪(アニバドレス): ……とかなんとか煽りまくっちゃってさ。 美雪(アニバドレス): それ、上司への絡み方じゃないよね?! 千雨: 小学生みたいな絡み方だったな……もぐもぐ。 美雪(アニバドレス): それでキレた南井さんが毬野さんをカナディアン・バックブリーカーでブン投げてさ。 美雪(アニバドレス): とっさに応戦しようとした喜舟さんも、腕を取られてキャメルクラッチをキメられた。 千雨: 小学生の昼休みか? ……もぐもぐ。 美雪(アニバドレス): 慌てて何人かがさすまたを持って来たんだけど、南井さんが力尽くでそれらを取り上げて……今延髄斬りで一穂の方に飛ばされたのが、河上さん。 千雨: 小学生の昼休みか? ……もぐもぐ。 美雪(アニバドレス): で、戸佐さんが落ち着かせようとして動物研究家みたいによーしよしよし言いながらじりじり距離を縮めてるところ。 千雨: 逃走した猛獣の捕獲劇みたいだな……もぐもぐ。 一穂(アニバドレス): み、美雪ちゃんは大丈夫?巻き込まれて怪我しなかった? 美雪(アニバドレス): 大丈夫。南井さんが入った直後に秋武さんがみんなを下がらせてガムテでリング作って、比護さんがお菓子と飲み物を配ってくれた……もぐもぐ。 千雨: つまり、完璧に整えられた環境でくつろぎながら観戦してたってことだ……もぐもぐ。 一穂(アニバドレス): そ、そっか……ええっと、誰が誰だかわからないけど広報センターの人たちってみんないい年した警察官だよね……? 美雪(アニバドレス): あぁうん、そのはずだけど……。 千雨: 南井さんは言うなれば、イタチザメ的だな。小回りが利いて手数が多い。 千雨: でもさっきまでと違って速攻を仕掛けないのは、戸佐さんは一撃が大きいから警戒してるのか……だとすれば戸佐さんはオオメジロザメか。 千雨: つまり戸佐さんはオオメジロザメで、これは擬似的なイタチザメVSオオメジロザメのガチバトル……?! 美雪(アニバドレス): 絶対違う。 #p秋武麗#sあきたけうらら#r: ごめんね。危ないからもうちょっと下がってくれる? 美雪(アニバドレス): あっ、す、すみません……。 比護: ……飲み物のおかわり、いかがですか? 田村媛命: 『そこに置いておく#p也#sなり#rや。今いいところ#p哉#sかな#r』 千雨の母: ここの人たちにうちの子たち預けて大丈夫かちょっと不安になってきました……もぐもぐ。 雪絵: もぐ……そう? 酔っ払ったパパたちが相撲を始めて、社宅の壁に大穴開けた時と比べればまだ平和だと思うけど。 雪絵: ……それにしても、南井さんってプロレスがお好きなのね。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: いえ、10年前だとそういう話は聞いたことがなかったので……ここ最近で、プロレスの方とお知り合いになったせいかと。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ……このポップコーン、おいしいですね。すみません、暁くんに持って帰ってあげていいですか? 千雨: あんたってほんとに、夫ファーストなんだな。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: 好きな人とは、全部を共有したいものなんです……あなたも好きな人ができればわかりますよ。 美雪(アニバドレス): お、おぅ……やっぱこの人、ブレないなぁ。 職員A: いいぞー、南井さーん! 職員B: 戸佐さん、右! 南井さん右のガードが甘いです! 職員C: ひゃっふうぅうううううううううう!!!! 美雪(アニバドレス): ……ってな感じで、こっちのお疲れさま会は酔っ払いのダメな大人たちがダメ野次を飛ばすダメな感じの会場になってるんだよねぇ……。 一穂(アニバドレス): あ、あはは……正規のお疲れさま会じゃないからやりたい放題だね……昭和編の会場もなかなかだけど。 美雪(アニバドレス): おぅ、マジで? それじゃあ、私も司会者特権で昭和編のお疲れさま会にお邪魔しようかな。 千雨: おい、行く前にこっちを締めていけよ。 美雪(アニバドレス): あ、そっかそっか……えーっと、こほん。 美雪(アニバドレス): それじゃみなさん、こんなところで開催されたお疲れさま会に参加してくれてありがとう! 一穂(アニバドレス): 改めて、『ひぐらしのなく頃に命』が2.5周年を迎えられたのはみんなのおかげだよ! 美雪(アニバドレス): 今回のお疲れさま会は番外編だから、次はちゃんとした正規のお疲れさま会を盛大に開きたいな~なんてっ! 一穂(アニバドレス): このカオスを盛大に……? 美雪(アニバドレス): そ、それまでには色々収まってるって!……というわけで。 美雪(アニバドレス): 2.5周年お疲れさま会特別編、ありがとうございました!また次のお疲れさま会でお会いしましょーうっ!!!