引用文献
■本書四六頁 九~十行目 《親が子を見ても、老人が若いものを見ても、美しいものは美しい。そして美しいものが人の心を和げる威力の下には、親だって、老人だって屈せずにはいられない。》
→森鷗外 『雁』岩波文庫(岩波書店、一九三六年)四刷 五八頁
■本書六五頁 十~一三行目 《今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば讃岐のみやつことなむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。あやしがりて寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。》
→大井田晴彦『竹取物語 現代語訳対照・索引付』(笠間書院、二○一二年)一刷 一頁