プロローグ
この世のすべての音までが
雪雲に
不意に張りつめた空気を
耳をすましてみると、それは小さな男の子のようだ。
「アハハハ、ウフフフ、ハハハハッ……」
よく見ると、
『どこの子だろう……』
ジッと見つめるが、顔がぼやけて見えない。
思わず
一寸先が見えなくなってしまった。
どうやら同じ場所に、同じ男の子が立っているようだ。が、どこか
さっきまで、あんなに楽しそうにはしゃいでいたのに……。
「ウッウッウッ……」
何かを必死に
しゃくり上げるような泣き声が、
いわれもない切なさに駆られ、もう一度、近寄ろうとした。が、どうしても近づけない……。
声を出そうとするが、声にならなかった。
男の子が泣きながら、何か
「○○○○○!」
その言葉を、はっきりと耳にすることはできなかった。しかし、激しく心が
「あなたは