ガガガ文庫をお読みの皆様、はじめまして。
黒幕っぽい奴が出てきて意味深なことを言い出したところで、待て次号!
いいですよね、こういう続き物っぽい引き。前からやってみたかったんですよ。
いつもやってるワンパッケージで完結してるPCゲームだと、物理的にできないですからね。
そういうわけで、『双血の
基本、こういった「ヴァンパイア武芸帳」みたいなノリでいけたらいいなと思っています。
あと今回は控えめでしたが、キム・ニューマンのドラキュラシリーズのような架空歴史モノの旨みも
しかし、今はエンタメ作品で吸血鬼がバトルするのなんてごく普通ですが、その昔は違ったはずなんですよね。
かつては怪奇と恐怖の象徴、滅びの美学を背負うゴシックモンスターだった吸血鬼がダークヒーロー的な強キャラとして「闘う」ようになったのって、やっぱり菊地秀行御大の『
その後、マンガで『HELLSING』、PCゲーで『月姫』、映画では『ブレイド』。あのへんが出てきてから「闘う吸血鬼」像が急速に一般化したというイメージがあります。
そういうわけで拙作『墓碑銘』も、そんなスーパーバトル吸血鬼ジャンルの末席に連なる作品としてご愛顧いただければ幸いです。
で……えーと、もう書くことがないんですが。
でももうちょっと書かないといけないんですよね。
なぜなら、それがあとがきというものだから(突然のあとがきの概念化)。
だいたい、自分の書きたいことなんて本文で全部書いちゃってるわけだから、あとがきで素に戻って改めて書くことなんてそんなにないはずなんですね。
無から有を生み出すという部分では、むしろ本文以上にクリエイティブな要素を求められるような気がしないでもありません。国家も同じである(沙村広明『ハルシオン・ランチ』に出てくる、「どんな中身のない話にも最後に『国家も同じである』と付けると急に格言っぽくなる法則」に従ったパロディギャグですよというメタ的な説明)。
まあそんな感じでよろしくお願いします。
それではまた、ご縁がありましたらお会いしましょう。
二〇一八年十二月十五日 「