K-ON! (Japanese) > 13. 冬の日!

澪:
えーと…ふmm

唯:
寒いねー憂

憂:
うん



[OP]



唯:
さ・む・い~
さむい~
りっちゃん寒くない~?

律:
お寒~ございますわよね

唯:
ございますわ~
りっちゃん。
ぴとー!
りっちゃんの頬っぺたあったか~い!

律:
ない[何]やってんだあ~

唯:
はああ、寒くてギー太弾けないよう
あ、いいこと考えた
手袋しながら弾いたらいいんだ

律:
やってみろよ

唯:
よし
よいしょっと
ああ!
ピックが持てない!
あうー弦に引っ掛かる!
失望した!

澪:
そらそうだ
なあ律
律~?
どうかしたのか?

唯:
りっちゃん?
りっちゃ~ん
どしたの?

律:
なんでもなーい!
ほらー、ヒゲ!

唯:
りっちゃんずるーい!
ほいじゃ私も、ヒゲ

律:
ちっがーう!
全然成って無いぞ!

唯:
コウデスカセンパイ?

律:
うにゅううう

唯:
あ!
ブークロちゃん、怒ってゴメンネ。

梓:
また、名前つけてるんですかあ?

唯:
みんな、冬がいけないんだよ

梓:
冬のせいにしないでください

唯:
そうだね、あずにゃん
冬の日も楽しいことたくさんあるしね
そうだ!日曜日うちで鍋しようよ鍋~
あれ?

紬:
ごめんなさい
私、用事があって

律:
私も
弟を映画に連れてってやるって約束したんだよな~

梓:
わたしもちょっとうちから出られそうにない[ん]です

唯:
えええ?
澪ちゃんは~?

澪:
私もちょっと[は]新しい歌詞書きたいし

唯:
そんなあ

澪:
いつも唯や律が邪魔するから中々集中出来ないんだよ
ほら!

おお~

申し訳ございませんでしたー!

唯:
仕方ない
憂とギータと三人で鍋するかあ

梓:
ギター汚さないで下さいよ~
この間、メンテしたばかりなんですから

唯:
大丈夫だよ~
ちゃんと前掛けしてあげるし~

梓:
じゃあ。いいですけど

唯:
冬はやっぱり鍋だよね~


唯:
りっちゃん、もうすっかり冬だよね
憂にもらったブークロちゃん、あったかいんだー

律:
まったくよくできた子だよな~
私もああいう妹が欲しいよ~
羨ましいぞ、このこの~

紬:
あの!

唯:
どうしたの、むぎちゃん

紬:
今日はここで

唯:
何か用事?

紬:
ちょっと
じゃあ

唯:
むぎちゃんどうしたのかな
誰かと待ち合わせかなあ

梓:
もしかして彼氏とか

唯:
えー!?
[あ]でも、むぎちゃんモテそうだもんね

梓:
はい

じゃねー
また来週
失礼します

梓:
センパイ、今日は私、駅前で買い物して帰ります

唯:
うん、何買うの

梓:
ちょっとおもちゃを

唯:
そうなんだー
付いて行こうかな

梓:
そんなあ
大丈夫です!
失礼します

唯:
ばいばーい



澪:
律、この間のってさあ
律?

律:
えっああ!?
なに?

澪:
どうかした?

律:
どうもしない
しっかし[寒い/さっみい]なー
お腹減ったぞー澪



ありがとうございました

唯:
にくまん、[ほっかほかー]



唯:
ううう、さぶっ



お願い!
今度の土日、うちの猫預かってくれないかな
お婆ちゃんが預かってくれるはずだったんだけど、風邪引いちゃって
まだ小さいから一人にしとくの心配なんだ

梓:
猫、飼ったことないしー
でも、他に頼る人いないなら

ほんとー?!



梓:
あ、遊ぶ!?
ひいいいいいい…



どうぞ

紬:
あっはい
…できた

じゃあ、まずお掃除から

紬:
はい、よろしくおねがいします



憂:
お姉ちゃーん、そろそろ起きないと
お姉ちゃーん?



律:
冬の日、どんなに寒くても僕は幸せ
白いと息弾ませて駆けてく君を見てると
切りそろえた髪がとても似合っている
でも、前髪をおろした君の姿も見てみたい

おかしいし…

弟:
姉ちゃんまだー?

律:
すぐいくってばー!



あずにゃん二号



紬:
ご注文を繰り返させて頂きます
チーズバーガーお一つと、Mサイズのコーラお二つでございますね
ご一緒に、ポテトもいかがですか

じゃ、ポテトも

紬:
ありがとうございます



澪:
よし、いい詩ができそうだなあ~



憂:
誰も来ないんだー
残念だねー

唯:
だからね、今日は新しい鍋、開発しようよ
今度みんながくるときのために

憂:
おねえちゃん、前向きだねー

唯:
マシュマロ豆乳鍋とか、チョコカレー鍋とかはどうかな

憂:
お姉ちゃん、無理なチャレンジはよそうよ

唯:
えー!?
おいしいかもしれないよ

憂:
あ!お姉ちゃん!
苺牛乳も買おうか

唯:
おおッ!憂~ふとっぱら~



澪:
歌詞は浮かばなし、唯んちで鍋の方がよかったかなあ
でも、みんなも用事があるみたいだったし
何してんだろう、みんな



弟:
さっ[ぶ/む]い
地球は温暖化してるんじゃないの

律:
冬は寒いのが当たり前
情けないなァ~
クラスの女の子に見せてやりたいぜ

弟:
ご勘弁を...

律:
あ、そういえば

弟:
なに

律:
ぴと
あったけー

おーい、田井中ー
こんにちは

律:
こんにちは
寒いね

今から鈴木んち行くんだよ
お前も行かね[え]?

弟:
ああ、いくいく
いいよね、姉ちゃん

律:
[うーん]、あんまり遅くなるなよー

失礼します
どこいってたの

映画見に行ってた

どうだった

まあまあ面白かったよ



紬:
お待たせ致しましたー

あの、コーラじゃなくてコーヒー頼んだんですけど

紬:
すみません、お取替えいたします
すみません、すみません

大丈夫大丈夫
えっと何入れるの

すみませんすみません

梓:
あずにゃん2号!?
どうしたの!?

律:
あれは…
あれってやっぱり…ラブレ…

澪:
帰ろうかな…ん?

紬:
失敗しちゃった
ちゃんとできると思ったのに

梓:
どうしよう
どうしよう

唯:
マシュマロ豆乳鍋と
チョコカレー鍋
どっちが
たべてみたい?

はあ

なんだその鍋



唯:
あれー
返信こないなー
あ、あずにゃんだ
もしもーし
あずにゃん?

あずにゃん:
こんなときにおかしなメールよこさないで下さい!

唯:
どんなとき?

あずにゃん:
猫です
友達から預かった子猫が…

唯:
どうしたの

あずにゃん:
わからないけど、具合が悪そうで
でも、いまうちに誰もいなくて…
わたしどうしたらいいか

唯:
わかった
あずにゃん、落ち着いて
すぐいくからね



梓:
すみません
お騒がせして

唯:
[ううん]
よかったね
あずにゃん2号なんにもなくって

梓:
猫が毛玉吐くなんてしらなかったもので

唯:
あ~ん
ほい、あずにゃん
やっぱりこのまま食べたほうがおいしいかもね

梓:
当たり前ですよ

唯:
あ!
みんなからもメールがきてる
え!?むぎちゃんバイト?
あ、澪ちゃん海に行ったんだ
りっちゃん、今どこーだって
あずにゃんちだよー



紬:
いらっしゃいませー

唯:
びっくりー
むぎちゃんがバイト始めたなんて

律:
むぎも成長したなー

唯:
よかったね~

律:
梓は猫の世話をしてたのか

えへへ

唯:
あ、澪ちゃんおかえり

律:
おお?いい詩が...
できなかったんだな

唯:
でもなんかかっこいい
一人で冬の海にふらりと行くなんて
みんな凄いよ
私を置いて大人にならないでよ
りっちゃんは変わってないよね

律:
[あ/わ]たしだって!

唯:
え!?なに!?なにかあったの!?

律:
え!?
いや…やっぱりなんでもない

澪:
ああ、そういえば律う
この間郵便受けに入れといた歌詞どうかな?

律:
え?歌詞?

澪:
うん。
頑張ってパソコンとか使ってみたんだけど

律:
じゃあ、あれは
澪が?

澪:
え!?
うん

律:
あれ書いたの澪だったのか!

澪:
郵便受けに入れておくって言っただろ

律:
今時そんな古風なことをするんじゃねいぃぃ!

唯:
まあまありっちゃん
とりあえずハンバーガー食べようよ


紬:
ありがとうございました



澪:
[ちゃう]!

唯:
どうしたの?
澪ちゃん

澪:
いや、ベースがすごい冷たくて
それが太ももに当って

唯:
[ちゃう]だって
もう一回言って

澪:
イ・ヤ・ダ
むぎはいつも普通にキーボード弾いてるよな

紬:
え?

唯:
で、かじかんだりしないの?

紬:
うん。
大丈夫

唯:
ああ、あったか~い

律:
うん?どれどれ?

澪:
あっ、ほんとだ

紬:
[あ/わ]たし、体温高いから

唯:
いいなあ~
一家一台ムギちゃんほしいな~
あ、あずにゃんも触ってみなよ

あずにゃん:
私はいいです

唯:
あったかいよ~

紬:
はい!

梓:
し…失礼します
あ、ほんとだ、あったかい

唯:
あずにゃんの手、小さくてかわいいね

澪:
どうせ私は手が大きくて心の冷たい女ですよ

唯:
ああ!根に持ってっらしゃる!
手が冷たい人は心があったかいんだよ、澪ちゃん!

律:
むぎ~なにやってんだ?

紬:
え?

唯:
むぎちゃんは手も心も全部あったかいよ



唯:
あったか~い

梓:
あったかいです

唯:
冬もいいよね~

梓:
むぎセンパイ、ずっとバイトするんですかあ?

紬:
うん。年内は

唯:
またお店行くね

律:
澪、[この間]の歌詞は絶対なしだから

澪:
ええ!?
何でだよォ!?

唯:
ねえねえ武道館って借りるの高いの?

梓:
借りる気なんですか?

唯:
だって、借りないとライブできないよ

紬:
夢は大きいほうが

律:
いつかあのステージに立つ!

澪:
じゃあ、もっと練習しないとな

梓:
そうです
練習です
第一、プロでもないのに無理でしょう

律:
現実的な二人だなあ

唯:
私、頑張るよ、りっちゃん

紬:
がんばりましょう

オー!