The Squid Girl (Japanese) > 08c. ささなイカ?
栄子「今日は雨か。じめじめしてて、やだなあ」
千鶴「栄子ちゃん、嫌なときに悪いんだけど、お使い頼まれてくれる? ここに書いておいたから」
栄子「ああ、いいよ」
イカ娘「そんな棒を持ってどうするのでゲソ?」
栄子「棒? ああ、傘も知らんのか」
イカ娘「おおーっ、面白いでゲソ! もう一度やってくれなイカ?」
栄子「そんなに珍しいものでもないだろ。ビニール傘ならたくさんあるから、1本やるよ」
イカ娘「ありがとうでゲソ」
栄子「ちょうどいいや。お前も荷物持ちでちょっと付き合え」
イカ娘「お?」
イカ娘「何か親近感を感じるでゲソ」
栄子「ったく、危ねえなあ」
イカ娘「何て秀逸なバリアじゃなイカ!」
栄子「何のために傘があると思ってんだよ」
イカ娘「ふんふんふーん」
栄子「冷(つめ)て!」
イカ娘「ふんふんふーん」
栄子「冷て!」
イカ娘「あははんはーん」
栄子「小学生みたいな嫌がらせするんじゃねえ!」
栄子「えっと、まずは予備の蛍光灯。じゃあ4階に行って・・・、うえっ、何で傘さしてんだよ!」
イカ娘「ん?」
栄子「傘を閉じろ! 早く!」
イカ娘「え?」
栄子「雨水が落ちるだろうが!」
イカ娘「何するでゲソ。おおーっ、なるほど! ああすれば水滴が床に落ちることなく、濡れた傘が体に触れて不快な思いをすることもないでゲソね。人間にしては実に優秀な発明でゲソ」
栄子「お前はここで待ってろ」
女A「あのケーキ、美味しかったね」
女B「うん、やっぱり生地はしっとりしてたほうがさ」
イカ娘「ああ・・・。私はお前の味方でゲソからね、イカ1号」
イカ娘「バリア機能は完璧でゲソ。よし、次は攻撃でゲソ! 食らえ、ローリング・シャワー・アターーーック!」
子供「僕もあれやりたい」
母親「駄目よ、真似しちゃ」
イカ娘「ふっふっふー、どうやら私は大いなる武器を手に入れてしまったようでゲソ」
男「ん?」
イカ娘「お? ああっ! 私に対する威嚇行為と見なしていイカ!? ああっ、またしても一瞬のうちに形状が変化。こ、これはいったいどういうことでゲソ? うん、うん、うううーん・・・、あっ。どうやら仕掛けがあるようでゲソ。ますます人間の知恵、侮りがたしでゲソ。あ・・・、私はお前の味方でゲソ、イカ1号マークII! あっ、あの小さな棒は何でゲソ? あっ。おおっ」(か、かっこいいでゲソ!)「あの機能があれば・・・」
ロボ栄子「手ぶらで敵地に乗り込むとはいい度胸だ」
イカ娘「それはどうでゲソね」
ロボ栄子「何?」
イカ娘「今日が雨だったことを不運に思うでゲソ」
ロボ栄子「わ、びっくりした」
イカ娘「隙ありでゲソ!」
ロボ栄子「目が回る」
イカ娘「とどめでゲソーッ!」
イカ娘「お主なら最強の傘になれるでゲソ。私の右腕、11本目の触手となり、いっしょに人類を侵略するのでゲソ、イカ1号改良型・エクセルシオール! しかしお主の触手の部分は固くて持ちにくいし、ひらひらの部分は強度が足りないでゲソ。改造手術はイカ1号ハイペリオンに負担を強いる危険があるでゲソ。となると、補強計画」
女C「さっきの子、何?」
. イカ娘「別の何かと合わせて使うとどうでゲソ」
女D「さあ」
イカ娘「いや、操縦者たる私も何か技能を身につける必要があるでゲソね。あ・・・。これでゲソ!」
イカ娘「はっ! 何かできたでゲソ! これで驚くのはまだ早いでゲソ! よっ! はっ!」
男「すごいな、お嬢ちゃん」
女「こんなところでこんな芸が見られるなんて」
イカ娘「いやあ、それほどでもあるでゲソ。えっへっへ」(って、一芸で客を沸かせてどうするでゲソ)
「あっ、イカ1号エイヤフィヤトラヨークトル! どこへ行くでゲソ! あっ・・・。相棒!!」
栄子「あ。待たせたな。何だ、怒ってんのか? あれ、お前、その傘」
イカ娘「私の・・・せいで・・・」
栄子「しょうがねえな。ほら、入れよ」
イカ娘「狭くて濡れるでゲソ」
栄子「別に少しくらいいだろ、イカなんだから」
---予告---
千鶴「皆さん、こんばんは。千鶴です。次にご覧いただくのは『ピンポンダッシュしなイカ?』『メイクしなイカ?』『秘密兵器じゃなイカ?』。お楽しみにね。うふふっ」
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千鶴「栄子ちゃん、嫌なときに悪いんだけど、お使い頼まれてくれる? ここに書いておいたから」
栄子「ああ、いいよ」
イカ娘「そんな棒を持ってどうするのでゲソ?」
栄子「棒? ああ、傘も知らんのか」
イカ娘「おおーっ、面白いでゲソ! もう一度やってくれなイカ?」
栄子「そんなに珍しいものでもないだろ。ビニール傘ならたくさんあるから、1本やるよ」
イカ娘「ありがとうでゲソ」
栄子「ちょうどいいや。お前も荷物持ちでちょっと付き合え」
イカ娘「お?」
イカ娘「何か親近感を感じるでゲソ」
栄子「ったく、危ねえなあ」
イカ娘「何て秀逸なバリアじゃなイカ!」
栄子「何のために傘があると思ってんだよ」
イカ娘「ふんふんふーん」
栄子「冷(つめ)て!」
イカ娘「ふんふんふーん」
栄子「冷て!」
イカ娘「あははんはーん」
栄子「小学生みたいな嫌がらせするんじゃねえ!」
栄子「えっと、まずは予備の蛍光灯。じゃあ4階に行って・・・、うえっ、何で傘さしてんだよ!」
イカ娘「ん?」
栄子「傘を閉じろ! 早く!」
イカ娘「え?」
栄子「雨水が落ちるだろうが!」
イカ娘「何するでゲソ。おおーっ、なるほど! ああすれば水滴が床に落ちることなく、濡れた傘が体に触れて不快な思いをすることもないでゲソね。人間にしては実に優秀な発明でゲソ」
栄子「お前はここで待ってろ」
女A「あのケーキ、美味しかったね」
女B「うん、やっぱり生地はしっとりしてたほうがさ」
イカ娘「ああ・・・。私はお前の味方でゲソからね、イカ1号」
イカ娘「バリア機能は完璧でゲソ。よし、次は攻撃でゲソ! 食らえ、ローリング・シャワー・アターーーック!」
子供「僕もあれやりたい」
母親「駄目よ、真似しちゃ」
イカ娘「ふっふっふー、どうやら私は大いなる武器を手に入れてしまったようでゲソ」
男「ん?」
イカ娘「お? ああっ! 私に対する威嚇行為と見なしていイカ!? ああっ、またしても一瞬のうちに形状が変化。こ、これはいったいどういうことでゲソ? うん、うん、うううーん・・・、あっ。どうやら仕掛けがあるようでゲソ。ますます人間の知恵、侮りがたしでゲソ。あ・・・、私はお前の味方でゲソ、イカ1号マークII! あっ、あの小さな棒は何でゲソ? あっ。おおっ」(か、かっこいいでゲソ!)「あの機能があれば・・・」
ロボ栄子「手ぶらで敵地に乗り込むとはいい度胸だ」
イカ娘「それはどうでゲソね」
ロボ栄子「何?」
イカ娘「今日が雨だったことを不運に思うでゲソ」
ロボ栄子「わ、びっくりした」
イカ娘「隙ありでゲソ!」
ロボ栄子「目が回る」
イカ娘「とどめでゲソーッ!」
イカ娘「お主なら最強の傘になれるでゲソ。私の右腕、11本目の触手となり、いっしょに人類を侵略するのでゲソ、イカ1号改良型・エクセルシオール! しかしお主の触手の部分は固くて持ちにくいし、ひらひらの部分は強度が足りないでゲソ。改造手術はイカ1号ハイペリオンに負担を強いる危険があるでゲソ。となると、補強計画」
女C「さっきの子、何?」
. イカ娘「別の何かと合わせて使うとどうでゲソ」
女D「さあ」
イカ娘「いや、操縦者たる私も何か技能を身につける必要があるでゲソね。あ・・・。これでゲソ!」
イカ娘「はっ! 何かできたでゲソ! これで驚くのはまだ早いでゲソ! よっ! はっ!」
男「すごいな、お嬢ちゃん」
女「こんなところでこんな芸が見られるなんて」
イカ娘「いやあ、それほどでもあるでゲソ。えっへっへ」(って、一芸で客を沸かせてどうするでゲソ)
「あっ、イカ1号エイヤフィヤトラヨークトル! どこへ行くでゲソ! あっ・・・。相棒!!」
栄子「あ。待たせたな。何だ、怒ってんのか? あれ、お前、その傘」
イカ娘「私の・・・せいで・・・」
栄子「しょうがねえな。ほら、入れよ」
イカ娘「狭くて濡れるでゲソ」
栄子「別に少しくらいいだろ、イカなんだから」
---予告---
千鶴「皆さん、こんばんは。千鶴です。次にご覧いただくのは『ピンポンダッシュしなイカ?』『メイクしなイカ?』『秘密兵器じゃなイカ?』。お楽しみにね。うふふっ」