The Squid Girl (Japanese) > 06a. ヒーローショーじゃなイカ?
イカ娘「あ、みんな何してるのでゲソ?」
たける「イカ姉ちゃーん! ヒーローショーが始まるんだよ!」
イカ娘「あー?」
MC「みんなー! こんにちはー!」
子供たち「こんにちはー!!」
イカ娘「な、何でゲソ・・・?」
MC「さあ、みんな、いよいよヒーローショーの始まりだよ! じゃあ、元気な声でヒーローの名前を呼んでみよっか! せーのっ・・・」
MC&子供たち「能面ライダー!!」
MC「きゃあー! みんな大変! 黒タイツ軍団よ!」
イカ娘「こんなものに夢中になるなんて、人類はみんなお子ちゃまでゲソね」
MC「大変、大変! みんなの元気が足りないから、黒タイツ軍団が現れてしまったわ! もう一回、もっと元気な声で呼んでみましょう! せーのっ・・・」
MC&子供たち「能面ライダー!!」
能面ライダー「喜怒哀楽をひとつの表情で表現する女! 能面ライダー!!」
イカ娘「あっはっはっはっは! 変なヒーローでゲソ。ただのお面じゃなイカ」
イカ魔人「ここまでだ、能面ライダー! イーカイカイカ! わが名はイカ魔人」
イカ娘「おなかが痛いでゲソ」
イカ魔人「海を汚す人間どもを懲らしめてくれようぞ」
イカ娘「あ?」
たける「あ」
能面ライダー「イカ魔人め! この能面ライダーがいるかぎり、そんなことはさせはしない!」
イカ魔人「こしゃくな! そんな大口を叩いていられるのも、今のうちだ!」
MC「きゃー」
イカ魔人「イカー! イカー! イカー! イカー!」
MC「たーいへん! 能面ライダーのピンチよ! みんな、元気な声をかけてあげて!」
子供「がんばれーっ!」
子供「ライダー、負けるなー!」
たける「ほら、イカ姉ちゃんも応援しないと」
イカ娘「イカ魔人、頑張れでゲソーっ!!」
イカ魔人「えぇっ?」
イカ娘「負けるなでゲソーっ!」
子供「おい、イカ姉ちゃんがイカ魔人のほうを応援してるぞ」
. イカ娘「変なお面人間をやっつけてやるでゲソ!」
子供「でも、あの司会のお姉さんは能面ライダーを応援しようっていってたよね」
. イカ娘「何をやっているでゲソ! 触手を使わなイカ!」
子供「でもイカ魔人も悪くないよね」
. イカ娘「ええい、イカの本気を見せてやるでゲソ!」
子供「よく見たらそんなにかっこよくないよな、能面ライダー」
. イカ娘「もっといくでゲソ!」
子供たち「お面だし」
. イカ娘「違うでゲソよ! うううっ!」
子供「よし、僕らも便乗しようぜ」
子供「せーの・・・」
子供たち「イカ魔人、がんばれーっ!!」
イカ娘「がんばれでゲソーッ!!」
能面ライダー「どうしよう。これ、すごくやりづらい」
イカ魔人「ここでイカ魔人が倒されたら、暴動になりそうだな」
能面ライダー「何とかフォローできない?」
MC「ええっ!? そういわれても・・・。ええー、イカ魔人と能面ライダーの戦いは続いてますが、あ、果たして勝負の行方は・・・え、10分後です!」
子供たち「えええーーっ!」
スーツアクター・女「参ったわね、まさかこんな流れになるなんて」
SA・男「怪人のチョイス、悪かったのかなあ。それとも、このあたりの子供たちがみんな風変わりなのか・・・。この際さ、イカ魔人に勝たしちまうほうが子供たちが喜ぶんじゃないか?」
SA・女「そんな勝手なことやってバレません? でも、この状況でイカ魔人を倒してしまうのも・・・」
SA・男「うーん・・・」
SA・女「あ! イカ魔人が進化して、タコ魔人になるのは?」
SA・男「イカ魔人しか用意してないよ!」
MC「んじゃあ、いろいろ説得して、和解ということはどうかしら?」
SA・男「おおっ!」
SA・女「それなら当たり障りなさそうですね! よし、行きましょう!」
SA・男「ああっ! イカ魔人の着ぐるみがない!」
3人「ええッ!?」
イカ娘「ゲッソゲソゲソ」
SA・女「誰!?」
SA・男「しかも何かたくさん生えてるし!」
イカ娘(イカ魔人を大人の都合で負けさせるわけにはいかんでゲソ。イカ魔人こそ勝者にふさわしいでゲソ)「ゲソー、ゲッソゲッソ」
SA・女「とりあえず、スーツを回収しないと・・・。とうっ! さあ、イカ魔人! かかってきなさい!」
イカ娘「お前の言うことなんか聞かないでゲソ!」
子供たち「がんばれーっ! イカ魔人ーっ!」
イカ娘(おおおお、大勢に応援されるのが、こんなに気持ちいいとは)「能面ライダー、お前を倒す! 食らえ、触手攻撃!」
能面ライダー「あ!」
イカ娘「あ!」
般若「そこまでだ! イカ魔人!」
イカ娘「何者ゲソ!?」
般若「この世の全悪を呪い殺す、喜怒哀楽の怒だけですべてを表現する女、能面ライダー・・・般若!! 略して、HN」
イカ娘「ゲソ・・・」
子供「般若?」
子供「HNだって」
子供「これ、どういうこと?」
SA・男「何だ、あいつは?」
MC「もう、どうでもいいわ」
般若「私がフォローするので、あなたがとどめを刺してください」
能面ライダー「はあ・・・」
イカ娘「雑魚が二人になったところで、雑魚は雑魚じゃなイカ。二人まとめて叩きのめしてやるでゲソ! おりゃーっ! おのれ・・・!」
般若「さあ、今よ!」
イカ娘(この声・・・)
能面ライダー「能面ライダー・ダイビング・クロスチョップ!」
イカ娘「ゲソー・・・」
能面ライダー「勝っちゃった・・・。あ、おお?」
子供「すごーい!」
子供「やっぱ能面ライダー、かっこいい!」
子供「能面ライダー、最高!」
ナレーション「正義を助け、悪を挫く、喜怒哀楽を一つの表情で表現する女、その名は・・・能面ライダー!」
歌「
訳あり女のトラウマは パワーを引き出す底力
文化遺産の面の下 隠し通したその涙
能面ライダー 能面ライダー
自分探しで 憤れ
」
イカ娘「般若、出て来ないじゃなイカ」
. TV「ごらんの番組はディオメディアの提供でお送りします」
たける「能面ライダーにそんなキャラいないよ」
イカ娘「今日いたじゃなイカ」
たける「ヒーローショー限定なんじゃない?」
千鶴「ふふっ」
イカ娘「はっ・・・」
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たける「イカ姉ちゃーん! ヒーローショーが始まるんだよ!」
イカ娘「あー?」
MC「みんなー! こんにちはー!」
子供たち「こんにちはー!!」
イカ娘「な、何でゲソ・・・?」
MC「さあ、みんな、いよいよヒーローショーの始まりだよ! じゃあ、元気な声でヒーローの名前を呼んでみよっか! せーのっ・・・」
MC&子供たち「能面ライダー!!」
MC「きゃあー! みんな大変! 黒タイツ軍団よ!」
イカ娘「こんなものに夢中になるなんて、人類はみんなお子ちゃまでゲソね」
MC「大変、大変! みんなの元気が足りないから、黒タイツ軍団が現れてしまったわ! もう一回、もっと元気な声で呼んでみましょう! せーのっ・・・」
MC&子供たち「能面ライダー!!」
能面ライダー「喜怒哀楽をひとつの表情で表現する女! 能面ライダー!!」
イカ娘「あっはっはっはっは! 変なヒーローでゲソ。ただのお面じゃなイカ」
イカ魔人「ここまでだ、能面ライダー! イーカイカイカ! わが名はイカ魔人」
イカ娘「おなかが痛いでゲソ」
イカ魔人「海を汚す人間どもを懲らしめてくれようぞ」
イカ娘「あ?」
たける「あ」
能面ライダー「イカ魔人め! この能面ライダーがいるかぎり、そんなことはさせはしない!」
イカ魔人「こしゃくな! そんな大口を叩いていられるのも、今のうちだ!」
MC「きゃー」
イカ魔人「イカー! イカー! イカー! イカー!」
MC「たーいへん! 能面ライダーのピンチよ! みんな、元気な声をかけてあげて!」
子供「がんばれーっ!」
子供「ライダー、負けるなー!」
たける「ほら、イカ姉ちゃんも応援しないと」
イカ娘「イカ魔人、頑張れでゲソーっ!!」
イカ魔人「えぇっ?」
イカ娘「負けるなでゲソーっ!」
子供「おい、イカ姉ちゃんがイカ魔人のほうを応援してるぞ」
. イカ娘「変なお面人間をやっつけてやるでゲソ!」
子供「でも、あの司会のお姉さんは能面ライダーを応援しようっていってたよね」
. イカ娘「何をやっているでゲソ! 触手を使わなイカ!」
子供「でもイカ魔人も悪くないよね」
. イカ娘「ええい、イカの本気を見せてやるでゲソ!」
子供「よく見たらそんなにかっこよくないよな、能面ライダー」
. イカ娘「もっといくでゲソ!」
子供たち「お面だし」
. イカ娘「違うでゲソよ! うううっ!」
子供「よし、僕らも便乗しようぜ」
子供「せーの・・・」
子供たち「イカ魔人、がんばれーっ!!」
イカ娘「がんばれでゲソーッ!!」
能面ライダー「どうしよう。これ、すごくやりづらい」
イカ魔人「ここでイカ魔人が倒されたら、暴動になりそうだな」
能面ライダー「何とかフォローできない?」
MC「ええっ!? そういわれても・・・。ええー、イカ魔人と能面ライダーの戦いは続いてますが、あ、果たして勝負の行方は・・・え、10分後です!」
子供たち「えええーーっ!」
スーツアクター・女「参ったわね、まさかこんな流れになるなんて」
SA・男「怪人のチョイス、悪かったのかなあ。それとも、このあたりの子供たちがみんな風変わりなのか・・・。この際さ、イカ魔人に勝たしちまうほうが子供たちが喜ぶんじゃないか?」
SA・女「そんな勝手なことやってバレません? でも、この状況でイカ魔人を倒してしまうのも・・・」
SA・男「うーん・・・」
SA・女「あ! イカ魔人が進化して、タコ魔人になるのは?」
SA・男「イカ魔人しか用意してないよ!」
MC「んじゃあ、いろいろ説得して、和解ということはどうかしら?」
SA・男「おおっ!」
SA・女「それなら当たり障りなさそうですね! よし、行きましょう!」
SA・男「ああっ! イカ魔人の着ぐるみがない!」
3人「ええッ!?」
イカ娘「ゲッソゲソゲソ」
SA・女「誰!?」
SA・男「しかも何かたくさん生えてるし!」
イカ娘(イカ魔人を大人の都合で負けさせるわけにはいかんでゲソ。イカ魔人こそ勝者にふさわしいでゲソ)「ゲソー、ゲッソゲッソ」
SA・女「とりあえず、スーツを回収しないと・・・。とうっ! さあ、イカ魔人! かかってきなさい!」
イカ娘「お前の言うことなんか聞かないでゲソ!」
子供たち「がんばれーっ! イカ魔人ーっ!」
イカ娘(おおおお、大勢に応援されるのが、こんなに気持ちいいとは)「能面ライダー、お前を倒す! 食らえ、触手攻撃!」
能面ライダー「あ!」
イカ娘「あ!」
般若「そこまでだ! イカ魔人!」
イカ娘「何者ゲソ!?」
般若「この世の全悪を呪い殺す、喜怒哀楽の怒だけですべてを表現する女、能面ライダー・・・般若!! 略して、HN」
イカ娘「ゲソ・・・」
子供「般若?」
子供「HNだって」
子供「これ、どういうこと?」
SA・男「何だ、あいつは?」
MC「もう、どうでもいいわ」
般若「私がフォローするので、あなたがとどめを刺してください」
能面ライダー「はあ・・・」
イカ娘「雑魚が二人になったところで、雑魚は雑魚じゃなイカ。二人まとめて叩きのめしてやるでゲソ! おりゃーっ! おのれ・・・!」
般若「さあ、今よ!」
イカ娘(この声・・・)
能面ライダー「能面ライダー・ダイビング・クロスチョップ!」
イカ娘「ゲソー・・・」
能面ライダー「勝っちゃった・・・。あ、おお?」
子供「すごーい!」
子供「やっぱ能面ライダー、かっこいい!」
子供「能面ライダー、最高!」
ナレーション「正義を助け、悪を挫く、喜怒哀楽を一つの表情で表現する女、その名は・・・能面ライダー!」
歌「訳あり女のトラウマは パワーを引き出す底力
文化遺産の面の下 隠し通したその涙
能面ライダー 能面ライダー
自分探しで 憤れ」
イカ娘「般若、出て来ないじゃなイカ」
. TV「ごらんの番組はディオメディアの提供でお送りします」
たける「能面ライダーにそんなキャラいないよ」
イカ娘「今日いたじゃなイカ」
たける「ヒーローショー限定なんじゃない?」
千鶴「ふふっ」
イカ娘「はっ・・・」