Skip to main content
guest
Join
|
Help
|
Sign In
Anime Transcripts@アニメで英語
Home
guest
|
Join
|
Help
|
Sign In
Anime Transcripts@アニメで英語
Wiki Home
Recent Changes
Pages and Files
Members
Amazon Search
Guides
Transcript Page Consistency Guideline
Transcripts in English
Most recent additions
edit
Date A Live
The Devil is a Part-Timer!
The Disastrous Life of Saiki K
Eureka Seven
Gonna be the Twin-Tail!!
Hanayamata
<harmony/>
Hyouka
Izetta: The Last Witch
Jormungand
Love Live! School Idol Project
Occultic;Nine
Overlord
Snippet Collections
Your Lie in April
Your Name
More...
#ABCD
|
EFGH
|
IJKL
MNOP
|
QRST
|
UVWXYZ
Transcripts in Japanese
日本語スクリプト
Most recent additions
edit
Battle Athletes Victory!
Best Student Council
Durarara!!
Eden of the East
Gunslinger Girl
Haruhi-chan + Nyoron! Churuya-san
Kamichu!
K-ON!
My Ordinary Life
Pale Cocoon
Poyopoyo Kansatsu Nikki
Puella Magi Madoka Magica
serial experiments lain
Shipuu! Iron Leaguer
Slayers
Steins;Gate
The Squid Girl
More...
#ABCD
|
EFGH
|
IJKL
MNOP
|
QRST
|
UVWXYZ
Transcripts in German
Drehbücher auf Deutsch
Most recent additions
edit
Samurai Flamenco
Sword Art Online
More...
Transcripts in Portuguese
Transcrições em português
Most recent additions
edit
K-ON! (Portuguese)
Quick Links to Script
s
Pages with one of the following tags will be automatically listed here.
Favorites
20
All Pages
20
english script - ab
20
5 centimeters per second - 秒速5センチメートル
A I R
Angel Beats!
Azumanga Daioh - あずまんが大王
Baka and Test - Summon the Beasts - バカとテストと召喚獣
Baccano! - バッカーノ!
Bamboo Blade - バンブーブレード
Beautiful Dreamer - ビューティフルドリーマー
Best Student Council - 極上生徒会
Big Windup! - おおきく振りかぶって
Black Butler - 黒執事
Black Lagoon - ブラックラグーン
Bleach - ブリーチ
Bottle Fairy - 瓶詰妖精
english script - cd
20
Cardcaptor Sakura - カードキャプターさくら
Casino Royale - 007 カジノ・ロワイヤル
The Castle of Cagliostro - カリオストロの城
A Certain Scientific Railgun - とある科学の超電磁砲
Chäos;HEAd
Clannad - クラナド
Clannad After Story - クラナド アフターストーリー
Code Geass: Lelouch of the Rebellion - コードギアス 反逆のルルーシュ
Code Geass: Lelouch of the Rebellion R2 - コードギアス 反逆のルルーシュ R2
Coupling (UK TV series) - カップリング
Darker Than Black
Death Note - デスノート
D.N.Angel
Durarara!! - デュラララ!!
Dusk Maiden of Amnesia - 黄昏乙女×アムネジア
Darker than Black:Gemini of the Meteor
Date A Live
The Devil is a Part-Timer!
english script - ef
20
Eden of the East - 東のエデン
ef - a tale of memories.
Elfen Lied - エルフェンリート
Evangelion 2.22 You Can (Not) Advance - ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
The Familiar of Zero - ゼロの使い魔
Fate stay night
Fate stay night - Unlimited Blade Works (movie)
Fate Zero
FLCL - フリクリ
Fruits Basket - フルーツバスケット
Full Metal Panic? Fumoffu - フルメタル・パニック? ふもっふ
Fullmetal Alchemist
Fullmetal Alchemist; Brotherhood - 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
english script - gh
20
Gankutsuou - 巌窟王
Ghost in the Shell - 攻殻機動隊
Girls und Panzer
Gonna be the Twin-Tail!! - 俺、ツインテールになります。
Gunslinger Girl - ガンスリンガー·ガール
Gurren Lagann -天元突破グレンラガン
Haibane Renmei - 灰羽連盟
harmony
Haruhi-chan & Nyoron! Churuya-san - 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 & にょろーん☆ちゅるやさん
Hellsing - ヘルシング
Hetalia Axis Powers - Axis Powersヘタリア
HIGH SCHOOL OF THE DEAD
His and Her circumstances
Hyouka - 氷菓
The Girl Who Leapt Through Time - 時をかける少女
english script - ijkl
20
Infinite Stratos - インフィニット・ストラトス
Kanon 2006
K-ON! - けいおん!
Laputa: Castle in the Sky - 天空の城ラピュタ
Lucky Star - らき☆すた
Lunar Legend Tsukihime - 真月譚 月姫
Izetta the Last Witch - 終末のイゼッタ
Kamichu! - かみちゅ!
Kamisama Dolls - 神様ドォルズ
english script - mnop
20
Madlax
Magical Girl Lyrical Nanoha - 魔法少女リリカルなのは
Magical Girl Lyrical Nanoha A's - 魔法少女リリカルなのは A's
Mardock Scramble
The Melancholy of Haruhi Suzumiya - 涼宮ハルヒの憂鬱
Mobile Suit Gundam - 機動戦士ガンダム
Mushishi - 蟲師
Naruto:Shippuden
Negima! - 魔法先生ネギま!
NEON GENESIS EVANGELION - 新世紀エヴァンゲリオン
One Piece
Ouran High School Host Club - 桜蘭高校ホスト部
OVERMAN KING GAINER - キングゲイナー
Paniponi Dash! - ぱにぽにだっしゅ!
Paprika - パプリカ
Planetes - プラネテス
Princess Tutu - プリンセスチュチュ
Princess Mononoke
Puella Magi Madoka Magica - 魔法少女まどか☆マギカ
Maria†Holic - まりあ†ほりっく
see more
english script - qrst
20
R.O.D -THE TV-
Rozen Maiden - ローゼンメイデン
Samurai Champloo - サムライチャンプルー
serial experiments lain
Sgt. Frog - ケロロ軍曹
Shakugan no Shana - 灼眼のシャナ
Spice and Wolf - 狼と香辛料
Squid Girl - 侵略!イカ娘
Steins;Gate
Strawberry Marshmallow - 苺ましまろ
Strike Witches - ストライクウィッチーズ
SUMMER WARS - サマーウォーズ
Touhou Musou Kakyou - A Summer Day's Dream
The Twelve Kingdoms - 十二国記
Royal Space Force - 王立宇宙軍
School Rumble
Soul Eater
Sword Art Online
english script - uvwxyz
20
Utawarerumono - うたわれるもの
The voices of a distant star - ほしのこえ
When They Cry - ひぐらしのなく頃に
Wolf's Rain
The World of Narue - 成恵の世界
Zegapain - ゼーガペイン
Your Lie in April - 四月は君の嘘
Yuki Yuna is a Hero - 結城友奈は勇者である
japanese script
20
Code Geass: Lelouch of the Rebellion (Japanese) - コードギアス 反逆のルルーシュ
Durarara!! (Japanese) - デュラララ!!
Eden of the East (Japanese) - 東のエデン
Elfen Lied (Japanese) - エルフェンリート
Haruhi-chan & Nyoron! Churuya-san (Japanese) - 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 & にょろーん☆ちゅるやさん
Haruhi-chan (Japanese) > 第1話
K-ON! (Japanese) - けいおん!
Lucky Star (Japanese) - らき☆すた
The Melancholy of Haruhi Suzumiya (Japanese) - 涼宮ハルヒの憂鬱
My Ordinary Life (Japanese) - 日常
Nobody Knows (Japanese) - 誰も知らない
Puella Magi Madoka Magica (Japanese) - まどか☆マギカ
Ring (Japanese) - リング
Spice and Wolf (Japanese) - 狼と香辛料
The Squid Girl (Japanese) - 侵略!イカ娘
Tentai Senshi Sunred (Japanese) - 天体戦士サンレッド
Touhou Musou Kakyou (Japanese) - 東方夢想夏郷
Best Student Council (Japanese) - 極上生徒会
Case Closed (Detective Conan) series
Digimon Adventure
see more
Add
Add "All Pages"
Done
Info for Japanese Learners:
日本語を勉強する皆様へ
edit
Exercises
|
Grammar
|
Slang
Pronunciation
|
Phase word
Online Japanese dictionary
Useful sites
Info for Japanese Editors:
日本語で編集する皆様へ
edit
まとめwiki編集入門
FAQ -よくある質問-
ページ編集実践 (Wikitext Editor不使用)
アニメDVD 英語吹き替えと字幕
アニメDVD・BD個人輸入のヒント
勉強するにあたって
口語英語入門
発音の違い
|
発音変化
スラング
|
言い回し
アニメで英単語
英語でアニソン
声優紹介
タイトル別
|
声優別
ツール
オンライン辞書
|
検索エンジン活用術
学習役立ちツール
関連サイト
参考サイト
|
役立ち2chスレ
小ネタ?
暗記用練習ページ(試作)
旧サイト最終バックアップ
Amazon Search
Tweet
Share on Tumblr
madoka ep5, 後悔なんて、あるわけない
Edit
0
2
…
0
Tags
No tags
Notify
RSS
Backlinks
Source
Print
Export (PDF)
美樹さやか
「本当に、どんな願いでも叶うんだね?」
キュゥべえ
「大丈夫。
君の祈りは間違いなく遂げられる。
じゃあ、いいんだね?」
美樹さやか
「うん。
やって」
キュゥべえ
「さあ。
受け取ると良い。
それが君の運命だ」
――OP――
志筑仁美
「ああ、端ない。
ごめんあそばせ」
美樹さやか
「どうしたのよ、仁美?
寝不足?」
志筑仁美
「ええ。
夕べは病院やら警察やらで夜遅くまで」
美樹さやか
「え~!?
何かあったの?」
志筑仁美
「何だか私、夢遊病っていうのか、それも同じような症状の方が大勢いて、気がついたら皆で同じ場所に倒れていたんですの」
美樹さやか
「あはっ!
何それ?」
志筑仁美
「お医者様は集団幻覚だとかなんとか。
今日も放課後に精密検査に行かなくてはなりませんの。
はぁ。
面倒くさいわ」
美樹さやか
「そんなことなら、学校休んじゃえばいいのに」
志筑仁美
「駄目ですわ!
それではまるで本当に病気みたいで、家の者がますます心配してしまいますもの」
美樹さやか
「さっすが優等生!
えらいわ~!」
美樹さやか
「久々に気分いいわ~!
爽快爽快!」
鹿目まどか
「さやかちゃんはさ、怖くはないの?」
美樹さやか
「んー? そりゃーちょっとは怖いけど、まあ昨日の奴にはあっさり勝てたし。
もしかしたら、まどかと仁美、友達二人も同時に無くしてたかもしれないって。
そっちの方がよっぽど怖いよね!」
鹿目まどか
「…」
美樹さやか
「だーかーら!
なんつーかなあ!
自信?安心感、ちょっと自分を褒めちゃいたい気分つーかねぇ!
まー、舞い上がっちゃってますね、私!
これからの見滝原市の平和は、この魔法少女さやかちゃんが、ガンガン守りまくっちゃいますからねー!」
鹿目まどか
「後悔とか、全然ないの?」
美樹さやか
「そうねー。
後悔っていえば、迷ってたことが後悔かな。
どうせだったら、もうちょっと早く心を決めるべきだったなって。
あの時の魔女、私と二人がかりで戦ってたら、マミさんも死なないで済んだかもしれない」
鹿目まどか
「私...」
美樹さやか
「さーてーは!
何か変なこと考えてるな」
鹿目まどか
「私...私だって...」
美樹さやか
「なっちゃった後だから言えるの、こういうことは!
どうせならっていうのがミソなのよ。
私はさあ、なるべくして魔法少女になったわけ」
鹿目まどか
「さやかちゃん...」
美樹さやか
「願い事、見つけたんだもの。
命懸けで戦う羽目になったって構わないって、そう思えるだけの理由があったの。
そう気づくのが遅すぎったって言うのが、ちょっと悔しいだけでさ」
鹿目まどか
「…」
美樹さやか
「だから引け目なんて感じなくて良いんだよ。
まどかは魔法少女にならずに済んだっていう、ただそれだけのことなんだから」
鹿目まどか
「うん...」
美樹さやか
「さてと!
じゃあそろそろ私は行かないと」
鹿目まどか
「何か用事があるの?」
美樹さやか
「まぁ、ちょっとね」
美樹さやか
「そっか、退院はまだなんだ」
上条 恭介
「足のリハビリがまだ済んでないしね。
ちゃんと歩けるようになってからでないと。
手の方の一体どうして急に治ったのか、全く理由が解らないんだってさ。
だからもうしばらく精密検査が要るんだって」
美樹さやか
「あ、恭介自身はどうなの?
どっか体におかしなとこ、ある?」
上条 恭介
「いや、無さ過ぎて怖いっていうか、事故に遭ったのさえ、悪い夢だったように思えてくる。
何で僕、こんなベッドに寝てるのかなって。
さやかが言った通り、奇跡だよね、これ」
美樹さやか
「うん?
どうしたの?」
上条 恭介
「さやかには、酷いこと言っちゃったよね。
いくら気が滅入ってたとはいえ」
美樹さやか
「変なこと思い出さなくていいの!
今の恭介は大喜びして当然なんだから!
そんな顔しちゃダメだよ」
上条 恭介
「うん。
なんだか実感無くてさ」
美樹さやか
「まあ、無理も無いよね。
あ、そろそろかな」
上条 恭介
「ん?」
美樹さやか
「恭介、ちょっと外の空気、吸いに行こ?」
上条 恭介
「屋上なんかに何の用?」
美樹さやか
「いいからいいから!」
上条 恭介
「みんな!」
美樹さやか
「本当のお祝いは退院してからなんだけど。
足より先に手が治っちゃったしね!」
上条 恭介
「そ、それは...!」
恭介の父
「お前からは処分してくれと言われていたが…。
どうしても捨てられなかったんだ...、私は...」
恭介の父
「さあ、試してごらん。
怖がらなくていい」
美樹さやか
マミさん...!
私の願い、叶ったよ。
後悔なんて、あるわけない。
私、今、最高に幸せだよ!
佐倉杏子
「ふーん!
あれがこの街の新しい魔法少女ねぇー。」
キュゥべえ
「本当に彼女と事を構える気かい?」
佐倉杏子
「だってちょろそうじゃん!
瞬殺っしょ、あんな奴。
それとも何?
文句あるってーの、あんた?」
キュゥべえ
「全て君の思い通りに行くとは限らないよ。
この街にはもう一人、魔法少女がいるからね」
佐倉杏子
「ふーん、何者なの、そいつ?」
キュゥべえ
「僕にもよく解らない」
佐倉杏子
「はぁ?
どういうことさ?
そいつだってアンタと契約して魔法少女になったんでしょ?」
キュゥべえ
「そうとも言えるし、違うとも言える」
佐倉杏子
「…」
キュゥべえ
「あの子は極めつけのイレギュラーだ。
どういう行動に出るか、僕にも予想できない」
佐倉杏子
「ふん!
上等じゃないの。
退屈すぎてもなんだしさぁ。
ちったぁ
面白みもないとねー。」
暁美ほむら
「話って何?」
鹿目まどか
「あのね、さやかちゃんのこと、何だけど」
暁美ほむら
「…」
鹿目まどか
「あの子はね、思い込みが激しくて、意地っ張りで、結構すぐ人と喧嘩しちゃったり。
でもね!
すっごくいい子なの!
優しくて勇気があって、誰かのためと思ったら頑張りすぎちゃって」
暁美ほむら
「魔法少女としては、致命的ね」
鹿目まどか
「そう、なの...」
暁美ほむら
「度を越した優しさは、甘さに繋がるし、蛮勇は油断になる。
そして、どんな献身にも見返りなんてない。
それを弁えていなければ、魔法少女は務まらない。
だから巴マミも命を落とした」
鹿目まどか
「そんな言い方止めてよ!!
そう、さやかちゃん、自分では平気だって言ってるけど、でも、もしマミさんのときと同じようなことになったらって思うと、私、どうすればいいのか...」
暁美ほむら
「美樹さやかのことが心配なのね」
鹿目まどか
「私じゃあもう、さやかちゃんの力になってあげられないから。
だから、ほむらちゃんにお願いしたいの。
さやかちゃんと仲良くしてあげて。
マミさんの時みたいに喧嘩しないで。
魔女をやっつける時も、皆で協力して戦えば、ずっと安全なはずだよね」
暁美ほむら
「私は嘘はつきたくないし、できもしない約束もしたくない」
鹿目まどか
「…!」
暁美ほむら
「だから美樹さやかのことは諦めて」
鹿目まどか
「どうしてなの?」
暁美ほむら
「あの子は契約すべきじゃなかった。
確かに私のミスよ。
あなただけでなく、彼女もきちんと監視しておくべきだった」
鹿目まどか
「なら!」
暁美ほむら
「でも、責任を認めた上で言わせてもらうわ。
今となってはどうやっても償いきれないミスなの。
死んでしまった人が帰って来ないのと同じ事」
暁美ほむら
「一度魔法少女になってしまったら、もう救われる望みなんて無い。
あの契約はたった一つの希望と引き換えに、全てを諦めるってことだから」
鹿目まどか
「だからほむらちゃんも諦めちゃってるの?
自分のことも、他の子のことも、全部?」
暁美ほむら
「ええ。
罪滅ぼしなんて言い訳はしないわ。
私はどんな罪を背負おうと、私の戦いを続けなきゃならない。
時間を無駄にさせたわね。
ごめんなさい」
キュゥべえ
「緊張してるのかい?」
美樹さやか
「まあね!
一つ間違えたらお陀仏なわけだし」
美樹さやか
「まどか?」
鹿目まどか
「さやかちゃん、これから、その...」
美樹さやか
「そ!
悪い魔女を探してパトロール!
これも、正義の見方の務めだからね!」
鹿目まどか
「一人で平気なの?」
美樹さやか
「へーき平気!
マミさんだってそうしてきたんだし、後輩としてそのぐらいはね!」
鹿目まどか
「あのね、私...!
何もできないし、足手まといにしかならないってわかってるんだけど、でも、邪魔にならない所まででいいの。
行ける所まで、一緒に連れてって貰えたらって」
美樹さやか
「頑張り過ぎじゃない?」
鹿目まどか
「ご、ごめん…。
ダメだよね、迷惑だってのはわかってたの」
美樹さやか
「んーん。
すっごく嬉しい!」
鹿目まどか
「あ…」
美樹さやか
「ねぇ、わかる?
手が震えちゃってさ、さっきから止まらないの。
情けないよね、もう魔法少女だってのに、一人だと心細いなんてさ」
鹿目まどか
「さやかちゃん...」
美樹さやか
「邪魔なんかじゃない、すごく嬉しい!
誰かが一緒にいてくれるだけで、すっごく心強いよ。
それこそ百人力って感じ」
鹿目まどか
「私」
美樹さやか
「必ず守るよ。
だから安心して私の後について来て。
今までみたいに一緒に魔女をやっつけよう!」
鹿目まどか
「うん!」
キュゥべえ
「危険は承知の上なんだね?」
美樹さやか
「私バカだから、一人だと無茶なデタラメやらかしかねないし。
まどかも居るんだって肝に銘じてれば、それだけ慎重になれると思う!」
キュゥべえ
「そっか。
うん、考えがあってのことならいいんだ」
鹿目まどか
「キュゥべえ」
キュゥべえ
君にも君の考えがあるんだろ、まどか?
さやかを守りたい君の気持ちはわかる。
実際、君が隣にいてくれるだけで、最悪の事態に備えた切り札を一つだけ用意できるしね。
鹿目まどか
私は...
キュゥべえ
今は何も言わなくて良い。
さやかもきっと反対するだろうし。
ただ、もし君が心を決める時が来たら、僕の準備はいつでも整ってるからね。
鹿目まどか
うん…
美樹さやか
「ここだ」
キュゥべえ
「この結界は、多分魔女じゃなくて使い魔のものだね」
美樹さやか
「楽に越したことないよ。
こちとらまだ初心者なんだし」
キュゥべえ
「油断は禁物だよ」
美樹さやか
「わかってる!」
美樹さやか
「あれが...!」
鹿目まどか
「逃げるよ!」
美樹さやか
「まかせて!」
佐倉杏子
「ちょっとちょっと、何やってんのさ、あんた達?」
鹿目まどか
「あ!
逃がしちゃう!」
佐倉杏子
「見て分かんないの?
あれ魔女じゃなくて使い魔だよ。
グリーフシードを持ってるわけないじゃん」
美樹さやか
「だって、あれ放っといたら、誰かが殺されるのよ?」
佐倉杏子
「だからさ、四、五人ばかり食って魔女になるまで待てっての。
そうすりゃちゃんとグリーフシードも孕むんだからさ。
あんた、卵生む前の鶏しめてどうすんのさ?」
美樹さやか
「な...!
魔女に襲われる人たちを、あんた!
見殺しにするっていうの!?」
佐倉杏子
「あんたさぁ、何か大元から勘違いしてんじゃない?
食物連鎖って知ってる?
学校で習ったよねぇ?
弱い人間を魔女が喰う。
その魔女を私達が喰う。
これが当たり前のルールでしょ。
そういう強さの順番なんだから」
鹿目まどか
「そんな…」
美樹さやか
「あんたは…!」
佐倉杏子
「まさかとは思うけど。
やれ人助けだの正義だの、その手のおちゃらけた冗談かますために、アイツと契約したわけじゃないよね、あんた?」
美樹さやか
「だったら!
何だって言うのよ!」
佐倉杏子
「ちょっとさ、止めてくれない?」
佐倉杏子
「遊び半分で首突っ込まれるのってさ、ホントムカツクんだ!」
鹿目まどか
「さやかちゃん!」
佐倉杏子
「フン!トーシロが!
ちったぁー頭冷やせっての!」
佐倉杏子
「おっかしいなー?
全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったはずなんだけど」
鹿目まどか
「さやかちゃん、平気なの?」
キュゥべえ
「彼女は癒しの祈りを契約にして魔法少女になったからね。
ダメージの回復力は人一倍だ」
美樹さやか
「誰があんたなんかに…!
あんたみたいな奴がいるから、マミさんは!」
佐倉杏子
「うぜぇ。
超うぜぇ!」
佐倉杏子
「つーか何?
そもそも口の聞き方がなってないよね、先輩に向かってさ!」
美樹さやか
「黙れ!!」
佐倉杏子
「ちゃらちゃら踊ってんじゃねーよ、ウスノロ!」
鹿目まどか
「さやかちゃん!」
キュゥべえ
「まどか、近づいたら危険だ!」
佐倉杏子
「言って聞かせてわからねぇ、殴ってもわからねぇ馬鹿となりゃ、後は殺しちゃうしかないよね!」
美樹さやか
「負けない!
負けるもんかぁ!」
鹿目まどか
「どうして?
ねぇ、どうして?
魔女じゃないのに、どうして味方同士で戦わなきゃならないの?」
キュゥべえ
「どうしようもない。
お互い譲る気なんてまるで無いよ」
鹿目まどか
「お願いキュゥべえ。
止めさせて!
こんなのってないよ!」
キュゥべえ
「僕にはどうしようもない。
でも。
どうしても力尽くでも止めたいのなら、方法が無い訳じゃないよ」
キュゥべえ
「あの戦いに割り込むには、同じ魔法少女でなきゃ駄目だ。
でも君にならその資格がある。
本当にそれを望むならね」
鹿目まどか
そうだ。
私が契約すれば…。
佐倉杏子
「終わりだよ!」
鹿目まどか
私…!
暁美ほむら
「それには及ばないわ」
――ED――
――次回予告――
鹿目まどか
さやかちゃんは、魔女をやっつけるために魔法少女になったんでしょ?
あの子は魔女じゃない、同じ魔法少女なんだよ!
こんなの絶対おかしいよ
Javascript Required
You need to enable Javascript in your browser to edit pages.
help on how to format text
Help
·
About
·
Pricing
·
Privacy
·
Terms
·
Support
·
Upgrade
Portions not contributed by visitors are Copyright 2018 Tangient LLC
TES: The largest network of teachers in the world
Turn off "Getting Started"
Home
...
Loading...
「本当に、どんな願いでも叶うんだね?」
キュゥべえ
「大丈夫。
君の祈りは間違いなく遂げられる。
じゃあ、いいんだね?」
美樹さやか
「うん。
やって」
キュゥべえ
「さあ。
受け取ると良い。
それが君の運命だ」
――OP――
志筑仁美
「ああ、端ない。
ごめんあそばせ」
美樹さやか
「どうしたのよ、仁美?
寝不足?」
志筑仁美
「ええ。
夕べは病院やら警察やらで夜遅くまで」
美樹さやか
「え~!?
何かあったの?」
志筑仁美
「何だか私、夢遊病っていうのか、それも同じような症状の方が大勢いて、気がついたら皆で同じ場所に倒れていたんですの」
美樹さやか
「あはっ!
何それ?」
志筑仁美
「お医者様は集団幻覚だとかなんとか。
今日も放課後に精密検査に行かなくてはなりませんの。
はぁ。
面倒くさいわ」
美樹さやか
「そんなことなら、学校休んじゃえばいいのに」
志筑仁美
「駄目ですわ!
それではまるで本当に病気みたいで、家の者がますます心配してしまいますもの」
美樹さやか
「さっすが優等生!
えらいわ~!」
美樹さやか
「久々に気分いいわ~!
爽快爽快!」
鹿目まどか
「さやかちゃんはさ、怖くはないの?」
美樹さやか
「んー? そりゃーちょっとは怖いけど、まあ昨日の奴にはあっさり勝てたし。
もしかしたら、まどかと仁美、友達二人も同時に無くしてたかもしれないって。
そっちの方がよっぽど怖いよね!」
鹿目まどか
「…」
美樹さやか
「だーかーら!
なんつーかなあ!
自信?安心感、ちょっと自分を褒めちゃいたい気分つーかねぇ!
まー、舞い上がっちゃってますね、私!
これからの見滝原市の平和は、この魔法少女さやかちゃんが、ガンガン守りまくっちゃいますからねー!」
鹿目まどか
「後悔とか、全然ないの?」
美樹さやか
「そうねー。
後悔っていえば、迷ってたことが後悔かな。
どうせだったら、もうちょっと早く心を決めるべきだったなって。
あの時の魔女、私と二人がかりで戦ってたら、マミさんも死なないで済んだかもしれない」
鹿目まどか
「私...」
美樹さやか
「さーてーは!
何か変なこと考えてるな」
鹿目まどか
「私...私だって...」
美樹さやか
「なっちゃった後だから言えるの、こういうことは!
どうせならっていうのがミソなのよ。
私はさあ、なるべくして魔法少女になったわけ」
鹿目まどか
「さやかちゃん...」
美樹さやか
「願い事、見つけたんだもの。
命懸けで戦う羽目になったって構わないって、そう思えるだけの理由があったの。
そう気づくのが遅すぎったって言うのが、ちょっと悔しいだけでさ」
鹿目まどか
「…」
美樹さやか
「だから引け目なんて感じなくて良いんだよ。
まどかは魔法少女にならずに済んだっていう、ただそれだけのことなんだから」
鹿目まどか
「うん...」
美樹さやか
「さてと!
じゃあそろそろ私は行かないと」
鹿目まどか
「何か用事があるの?」
美樹さやか
「まぁ、ちょっとね」
美樹さやか
「そっか、退院はまだなんだ」
上条 恭介
「足のリハビリがまだ済んでないしね。
ちゃんと歩けるようになってからでないと。
手の方の一体どうして急に治ったのか、全く理由が解らないんだってさ。
だからもうしばらく精密検査が要るんだって」
美樹さやか
「あ、恭介自身はどうなの?
どっか体におかしなとこ、ある?」
上条 恭介
「いや、無さ過ぎて怖いっていうか、事故に遭ったのさえ、悪い夢だったように思えてくる。
何で僕、こんなベッドに寝てるのかなって。
さやかが言った通り、奇跡だよね、これ」
美樹さやか
「うん?
どうしたの?」
上条 恭介
「さやかには、酷いこと言っちゃったよね。
いくら気が滅入ってたとはいえ」
美樹さやか
「変なこと思い出さなくていいの!
今の恭介は大喜びして当然なんだから!
そんな顔しちゃダメだよ」
上条 恭介
「うん。
なんだか実感無くてさ」
美樹さやか
「まあ、無理も無いよね。
あ、そろそろかな」
上条 恭介
「ん?」
美樹さやか
「恭介、ちょっと外の空気、吸いに行こ?」
上条 恭介
「屋上なんかに何の用?」
美樹さやか
「いいからいいから!」
上条 恭介
「みんな!」
美樹さやか
「本当のお祝いは退院してからなんだけど。
足より先に手が治っちゃったしね!」
上条 恭介
「そ、それは...!」
恭介の父
「お前からは処分してくれと言われていたが…。
どうしても捨てられなかったんだ...、私は...」
恭介の父
「さあ、試してごらん。
怖がらなくていい」
美樹さやか
マミさん...!
私の願い、叶ったよ。
後悔なんて、あるわけない。
私、今、最高に幸せだよ!
佐倉杏子
「ふーん!
あれがこの街の新しい魔法少女ねぇー。」
キュゥべえ
「本当に彼女と事を構える気かい?」
佐倉杏子
「だってちょろそうじゃん!
瞬殺っしょ、あんな奴。
それとも何?
文句あるってーの、あんた?」
キュゥべえ
「全て君の思い通りに行くとは限らないよ。
この街にはもう一人、魔法少女がいるからね」
佐倉杏子
「ふーん、何者なの、そいつ?」
キュゥべえ
「僕にもよく解らない」
佐倉杏子
「はぁ?
どういうことさ?
そいつだってアンタと契約して魔法少女になったんでしょ?」
キュゥべえ
「そうとも言えるし、違うとも言える」
佐倉杏子
「…」
キュゥべえ
「あの子は極めつけのイレギュラーだ。
どういう行動に出るか、僕にも予想できない」
佐倉杏子
「ふん!
上等じゃないの。
退屈すぎてもなんだしさぁ。
ちったぁ面白みもないとねー。」
暁美ほむら
「話って何?」
鹿目まどか
「あのね、さやかちゃんのこと、何だけど」
暁美ほむら
「…」
鹿目まどか
「あの子はね、思い込みが激しくて、意地っ張りで、結構すぐ人と喧嘩しちゃったり。
でもね!
すっごくいい子なの!
優しくて勇気があって、誰かのためと思ったら頑張りすぎちゃって」
暁美ほむら
「魔法少女としては、致命的ね」
鹿目まどか
「そう、なの...」
暁美ほむら
「度を越した優しさは、甘さに繋がるし、蛮勇は油断になる。
そして、どんな献身にも見返りなんてない。
それを弁えていなければ、魔法少女は務まらない。
だから巴マミも命を落とした」
鹿目まどか
「そんな言い方止めてよ!!
そう、さやかちゃん、自分では平気だって言ってるけど、でも、もしマミさんのときと同じようなことになったらって思うと、私、どうすればいいのか...」
暁美ほむら
「美樹さやかのことが心配なのね」
鹿目まどか
「私じゃあもう、さやかちゃんの力になってあげられないから。
だから、ほむらちゃんにお願いしたいの。
さやかちゃんと仲良くしてあげて。
マミさんの時みたいに喧嘩しないで。
魔女をやっつける時も、皆で協力して戦えば、ずっと安全なはずだよね」
暁美ほむら
「私は嘘はつきたくないし、できもしない約束もしたくない」
鹿目まどか
「…!」
暁美ほむら
「だから美樹さやかのことは諦めて」
鹿目まどか
「どうしてなの?」
暁美ほむら
「あの子は契約すべきじゃなかった。
確かに私のミスよ。
あなただけでなく、彼女もきちんと監視しておくべきだった」
鹿目まどか
「なら!」
暁美ほむら
「でも、責任を認めた上で言わせてもらうわ。
今となってはどうやっても償いきれないミスなの。
死んでしまった人が帰って来ないのと同じ事」
暁美ほむら
「一度魔法少女になってしまったら、もう救われる望みなんて無い。
あの契約はたった一つの希望と引き換えに、全てを諦めるってことだから」
鹿目まどか
「だからほむらちゃんも諦めちゃってるの?
自分のことも、他の子のことも、全部?」
暁美ほむら
「ええ。
罪滅ぼしなんて言い訳はしないわ。
私はどんな罪を背負おうと、私の戦いを続けなきゃならない。
時間を無駄にさせたわね。
ごめんなさい」
キュゥべえ
「緊張してるのかい?」
美樹さやか
「まあね!
一つ間違えたらお陀仏なわけだし」
美樹さやか
「まどか?」
鹿目まどか
「さやかちゃん、これから、その...」
美樹さやか
「そ!
悪い魔女を探してパトロール!
これも、正義の見方の務めだからね!」
鹿目まどか
「一人で平気なの?」
美樹さやか
「へーき平気!
マミさんだってそうしてきたんだし、後輩としてそのぐらいはね!」
鹿目まどか
「あのね、私...!
何もできないし、足手まといにしかならないってわかってるんだけど、でも、邪魔にならない所まででいいの。
行ける所まで、一緒に連れてって貰えたらって」
美樹さやか
「頑張り過ぎじゃない?」
鹿目まどか
「ご、ごめん…。
ダメだよね、迷惑だってのはわかってたの」
美樹さやか
「んーん。
すっごく嬉しい!」
鹿目まどか
「あ…」
美樹さやか
「ねぇ、わかる?
手が震えちゃってさ、さっきから止まらないの。
情けないよね、もう魔法少女だってのに、一人だと心細いなんてさ」
鹿目まどか
「さやかちゃん...」
美樹さやか
「邪魔なんかじゃない、すごく嬉しい!
誰かが一緒にいてくれるだけで、すっごく心強いよ。
それこそ百人力って感じ」
鹿目まどか
「私」
美樹さやか
「必ず守るよ。
だから安心して私の後について来て。
今までみたいに一緒に魔女をやっつけよう!」
鹿目まどか
「うん!」
キュゥべえ
「危険は承知の上なんだね?」
美樹さやか
「私バカだから、一人だと無茶なデタラメやらかしかねないし。
まどかも居るんだって肝に銘じてれば、それだけ慎重になれると思う!」
キュゥべえ
「そっか。
うん、考えがあってのことならいいんだ」
鹿目まどか
「キュゥべえ」
キュゥべえ
君にも君の考えがあるんだろ、まどか?
さやかを守りたい君の気持ちはわかる。
実際、君が隣にいてくれるだけで、最悪の事態に備えた切り札を一つだけ用意できるしね。
鹿目まどか
私は...
キュゥべえ
今は何も言わなくて良い。
さやかもきっと反対するだろうし。
ただ、もし君が心を決める時が来たら、僕の準備はいつでも整ってるからね。
鹿目まどか
うん…
美樹さやか
「ここだ」
キュゥべえ
「この結界は、多分魔女じゃなくて使い魔のものだね」
美樹さやか
「楽に越したことないよ。
こちとらまだ初心者なんだし」
キュゥべえ
「油断は禁物だよ」
美樹さやか
「わかってる!」
美樹さやか
「あれが...!」
鹿目まどか
「逃げるよ!」
美樹さやか
「まかせて!」
佐倉杏子
「ちょっとちょっと、何やってんのさ、あんた達?」
鹿目まどか
「あ!
逃がしちゃう!」
佐倉杏子
「見て分かんないの?
あれ魔女じゃなくて使い魔だよ。
グリーフシードを持ってるわけないじゃん」
美樹さやか
「だって、あれ放っといたら、誰かが殺されるのよ?」
佐倉杏子
「だからさ、四、五人ばかり食って魔女になるまで待てっての。
そうすりゃちゃんとグリーフシードも孕むんだからさ。
あんた、卵生む前の鶏しめてどうすんのさ?」
美樹さやか
「な...!
魔女に襲われる人たちを、あんた!
見殺しにするっていうの!?」
佐倉杏子
「あんたさぁ、何か大元から勘違いしてんじゃない?
食物連鎖って知ってる?
学校で習ったよねぇ?
弱い人間を魔女が喰う。
その魔女を私達が喰う。
これが当たり前のルールでしょ。
そういう強さの順番なんだから」
鹿目まどか
「そんな…」
美樹さやか
「あんたは…!」
佐倉杏子
「まさかとは思うけど。
やれ人助けだの正義だの、その手のおちゃらけた冗談かますために、アイツと契約したわけじゃないよね、あんた?」
美樹さやか
「だったら!
何だって言うのよ!」
佐倉杏子
「ちょっとさ、止めてくれない?」
佐倉杏子
「遊び半分で首突っ込まれるのってさ、ホントムカツクんだ!」
鹿目まどか
「さやかちゃん!」
佐倉杏子
「フン!トーシロが!
ちったぁー頭冷やせっての!」
佐倉杏子
「おっかしいなー?
全治3ヶ月ってぐらいにはかましてやったはずなんだけど」
鹿目まどか
「さやかちゃん、平気なの?」
キュゥべえ
「彼女は癒しの祈りを契約にして魔法少女になったからね。
ダメージの回復力は人一倍だ」
美樹さやか
「誰があんたなんかに…!
あんたみたいな奴がいるから、マミさんは!」
佐倉杏子
「うぜぇ。
超うぜぇ!」
佐倉杏子
「つーか何?
そもそも口の聞き方がなってないよね、先輩に向かってさ!」
美樹さやか
「黙れ!!」
佐倉杏子
「ちゃらちゃら踊ってんじゃねーよ、ウスノロ!」
鹿目まどか
「さやかちゃん!」
キュゥべえ
「まどか、近づいたら危険だ!」
佐倉杏子
「言って聞かせてわからねぇ、殴ってもわからねぇ馬鹿となりゃ、後は殺しちゃうしかないよね!」
美樹さやか
「負けない!
負けるもんかぁ!」
鹿目まどか
「どうして?
ねぇ、どうして?
魔女じゃないのに、どうして味方同士で戦わなきゃならないの?」
キュゥべえ
「どうしようもない。
お互い譲る気なんてまるで無いよ」
鹿目まどか
「お願いキュゥべえ。
止めさせて!
こんなのってないよ!」
キュゥべえ
「僕にはどうしようもない。
でも。
どうしても力尽くでも止めたいのなら、方法が無い訳じゃないよ」
キュゥべえ
「あの戦いに割り込むには、同じ魔法少女でなきゃ駄目だ。
でも君にならその資格がある。
本当にそれを望むならね」
鹿目まどか
そうだ。
私が契約すれば…。
佐倉杏子
「終わりだよ!」
鹿目まどか
私…!
暁美ほむら
「それには及ばないわ」
――ED――
――次回予告――
鹿目まどか
さやかちゃんは、魔女をやっつけるために魔法少女になったんでしょ?
あの子は魔女じゃない、同じ魔法少女なんだよ!
こんなの絶対おかしいよ