Gunslinger girl(Japanese) 01.兄妹 - fratello - (Kana ver.)

スペースは読みやすさを考慮して挿入しています。
すぺーす は よみやすさ を こうりょ して そうにゅう して います。

助詞の「は」「へ」「が」「の」「を」は積極的に区切っています。
じょし の 「は」「へ」「が」「の」「を」 は せっきょくてき に くぎって います。

通常の日本語スクリプトに対応させています。
つうじょう の にほんご すくりぷと に たいおう させて います。




じょぜ:
かのじょ は ぼく の いもうと。
いつも いっしょ なので、ふらてっろ と よばれる。
ふらてっろ、きょうだい と いう いみ だ。
しゅういから は ものわらい の たね だが しかたない。
じっさい ほとんど、そのとおり なんだから。


まるこー:
きょうわこくは へ の ぶきみつゆ の じゅうようさんこうにん の かくほ・・・
やはり ふくすう の ねすと を おさえる ひつよう が ある の では。

ろれんつぉ:
うーん。
なんぶ の ねすと は ひるしゃー・とりえら の ふらてっろ で。

ひるしゃー:
はい、じゅうぶん です。

まるこー:
しかし もういっぽう の じゃん・りこ ぐみ には ほじょ が ひつよう です。

ふぇっろ:
びる の しゅうい は わたし が にか の にんげん と いっしょ に おさえます。
しかし、かれら との せっしょく は もうひとくみ ふらてっろ が ひつよう かと おもいます。


ひるしゃー:
じゃんさん、ひるしゃー です。
ええ、きょうわこくは の ネスト は せいあつ しました が、
じゅうよう さんこうにん の すがた は ありません。
おそらく すでに そちら に、いそう された ん でしょう。

じゃん:
うらづけ を とれ。

ひるしゃー:
はい。
まだ いき の ある にんげん から・・・

でんわのおとこ:
おい どうした。

ひるしゃー:
なにか きいて みます。

でんわのおとこ:
きこえてるのか。おい。


ろれんつぉ:
じょぜ、やれるか。

じゃん:
かちょう、かれら には まだ、ぐるーぷ かつどう は むり なのでは。

じょぜ:
だいじょうぶ だ、じゃん。

ろれんつぉ:
じゃん・りこ ぐみ には じょぜ・へんりえった を つける。いいな、じゃん。

じゃん:
はい。



じゃん:
とりえら・ひるしゃー ぐみ から れんらく が あった。
どうやら こっち が ほんめい らしい。
れい の じゅうよう さんこうにん が やつら と いっしょ に いる か たしかめる んだ。
いいか、 かくにんが できない ばあい は やつら を およがせる。
いっさい て を だすな。

じょぜ:
いこう。

じゃん:
ふぇっろ、でいりぐち は だいじょうぶ か。

ふぇっろ:
しょうめん は わたし と あるふぉんそ、うらぐち は あまでお と じょるじょ が。
もし にげだせる と したら、その まど くらいです。

じゃん:
しじ を まて。

ふぇっろ:
りょうかい。

じゃん:
りこ、ぶらいんど の かげ に しゅうちゅう しろ。

りこ:
はい。



ぼす:
なんぶ の ねすと が おそわれた。

おとこ:
なんですって。

おとこたち:
えっ。

どうやら なにものか が あの おとこ を さがして いるようだな。

おとこ1:
それじゃあ ここにも。

ぼす:
やってくる かもな。
ねすと に あらわれた のは おさない しょうじょ だった らしい が・・・

おとこ2:
しょうじょ。

ぼす:
あぁ。

ぼす:
そういえば、さいきん こんな うわさ を きいたこと が ある。
しょうじょ の ころしや を つかう そしき が あるとか。



るい:
おっ。

おとこ3:
るい、だれだ。

るい:
せびろ の おとこ と・・・それから・・・

ぼす:
どうした。

るい:それが・・・おんなのこ です。

ぼす:
あけるなよ。

るい:
おいかえして やりますよ。

ぼす:
るい、やめろ。



じょぜ:
こんにちは。
とつぜん おじゃま して もうしわけ ありません。

るい:
なんの よう だ。

じょぜ:
はい。
わたし は りべろ いたりあ し の きしゃ を している もの です。

るい:
きしゃ が どうした。

じょぜ:
こちら に こすてろしゃ の すかろ し が いらっしゃる と きいて
ぜひ しゅざい を と おもいまして。

るい:
そんな やつ ここには いない。
じゅうしょ が ちがうよ。

じょぜ:
ええと。
たしかに この たてもの だと きいて。

るい:
おい。
しらない って いってんだろうが。
おい、きこえなかった のか。
ここには そんな やつ いないんだ。

じょぜ:
しかし・・・

るい:
いいかげんに しないと いたいめ に・・・



おとこ3:
おい、どうした。
なにしてる。



じゃん:
じょぜ、このまま いたりあ じゅう の びょういん を まわる つもり か。

じょぜ:
ああ、いや・・・

じゃん:
おれ は もう 決めて きた ぞ。

じょぜ:
にいさん、ほんとう に こども じゃなきゃ いけないのか。

じゃん:
こうしゃ の にんげん は そう いってる。
からだ の かいぞう も じょうけんづけ も
なるべく わかい ほうが いい らしい。


まーじいし:
くに も すばらしい そしき を つくり ました ね。
きゅうきゅう きゅうめい いりょう しえん を せっきょくてき に うちだす とは ね。

じゃん:
それで まーじ せんせい、
この びょういん に じゅうしょう の しょうじょ が いる と きいて やってきた の ですが。

まーじいし:
ええ。
まさしく、あなたがた の たすけ を ひつよう として います。
ごぞんじ ですか。
せんしゅう おきた、いっか ざんさつ じけん の いきのこり ですよ。
かのじょ は、かぞく の したい の となり で、
ひとばん じゅう、ぼうこう を うけて いました。
ほんにん は、じさつ を のぞん で います。


ふぇっろ:
なに に します、なまえ は。

じょぜ:
へんりえった。

ふぇっろ:
へんりえった、ですね。

じょぜ:
ああ。

ふぇっろ:
しばらく は ひとりべや で、
ここ に なれたら りこ と あいべや ということで。


ふぇっろ:
おきました ね。



じょぜ:
め が さめた ね。
のど は かわいて ないかい。

へんりえった:
いえ。

じょぜ:
わたし の なまえ は、じょぜ。



じょぜ:
もう おきて いた のか。
ねむらなかった のか。

へんりえった:
はい。

じょぜ:
なぜ。

へんりえった:
じょぜさん が、
はやく あつかえる ように と おっしゃった から です。

じょぜ: 
やめるんだ。



じょぜ:
じっせん の しゃげき では、 さいと を つかうな。
ひょうてき を えりあ で とらえる んだ。
きんきょり なら この ほうほう で じんたい の ちゅうしん に じゅうだん を うちこめる。
そこに めいちゅう すれば、 あいての かつどう を とめる こと が できる。



じゃん:
まあまあ だな。


おとこ:
おい、しゅりゅうだん。

じゃん:
うて。



じょぜ:
やってくれたな。

へんりえった:
はっ。

じょぜ:
ふぇっろ、しっぱい した。
なんにん か つれて おうえん に きてくれ。

ふぇっろ:
わかりました。
すぐ むかいます。

じょぜ:
へんりえった、どうして あばれた。

へんりえった:
あの・・・

じょぜ:
いままで、こんな こと は なかった のに。

じょぜ:
うで を うたれた な。
だいじょうぶ か。

へんりえった:
へいき です。




ふぇっろ:
じょぜさん。

じょぜ:
ふぇっろ、じゅうよう さんこうにん を さがせ。
かれら の はんのう から すると、
この たてもの に かくしている だろう。

ふぇっろ:
りょうかい です。

ふぇっろ:
あるふぉんそ、あまでお、
おくじょう から かいか へ。
じょるじょ は たてもの の しゅうい を けいかい して。


じゅうようさんこうにん:
うつな、うたないでくれ。



じゃん:
じょぜ、やはり もっと じょうけんづけ を てってい すべき だ。
りょうけん には、くびわ を つける ひつよう が ある。

じょぜ:
それには はんたい だ、にいさん。
じょうけんづけ の たよう は、じゅみょう を ちぢめる。

じゃん:
つかえなく なったら、あたらしい かんじゃ を ようい すればいい。
おまえ は どうぐ に あいちゃく を もちすぎ だ。

ろれんつぉ:
じゃん、まあ まて。
しょうしょう もんだい は ある が、へんりえった は ゆうしゅう だ。
かんたん に つかいつぶす のも おしい。
とにかく、じゅうよう さんこうにん の みがら は おさえた のだ。
こんかい の けん は、おおめ に みよう。

じゃん:
はい。



ろれんつぉ:
じょぜ、ここ の ぎたい の あつかい は、
たんとうかん に、いちにん している。
へんりえった が さいていげん の じょうけんづけ で つかえる と いう なら ためしてみろ。
ただし、おおきな みす は ゆるされない。
こんかい の こと は、きつく しかっておくんだな。

じょぜ:
はい。

じょぜ:
こうしゃ へ つれてきた ばっかり の へんりえった は、むくちな こ だった。
もともと れんぞく さつじん じけん の ひがいしゃ だった の だから、むり も ない。
いっか ろくにん が ざんさつ され、かのじょ ひとり が いきのこった。
こくりつ びょういん で あった かのじょ は、み も こころ も ぼろぼろ で、
ぼく は この こ を ぱーとなー に えらんだ。
ぜんこう を つみたかった のか、どうじょう したのか。
とにかく、かのじょ を すくいたかった。



とりえら:
へんりえった。

へんりえった:
ん。

とりえら:
りこ から きいた ぞ。
おおあばれ したんだって。

へんりえった:
ん、んー。
ちょっと、かっ と なっちゃって。
とりえら、どうしよ。

とりえら:
だいじょうぶ。
よし、わたし と くらえす の へや で いっぱい やろう。

へんりえった:
いっぱい。

とりえら:
こうちゃ と けーき には、しあわせ の まほう が かかってる の。



とりえら:
けっきょく へんりえった は てがら を たてたかった わけ だ。

へんりえった:
えっとー、そうかも。

くらえす:
でも、とりえら。
わたしたち に できること は それくらい しか ないんじゃない。
とは いう ものの、わたし なら、そんなに けんしん されても、
うっとうしい だけ だけどね。



じょぜ:
やってくれ。

へんりえった:
じょぜ さん・・・

じょぜ:
ん。
きず が いたみ だした か。

へんりえった:
わたし は・・・、わたし は じょぜ さん の おやく に たちたかった ん です。

じょぜ:
かえったら すぐに、せんせい に みて もらい なさい。