ユカの夫「こんにちは!裏に越してきた!」

ユカ「田中です!」

萌「どうも、ご丁寧に」

ポヨ「ヒーヤ?」

ユカの夫「あっ、動物飼ってるんですか?」

ユカ「ぎゃ~~~~~~~!!!」

ユカの夫「ユカたーん!」

きらわれのマル。

萌(裏に越してきたユカさんは、大の動物嫌いなんですって)

ユカの夫「僕は好きなんですけどね」

萌(ガーデニングに憧れて田舎にきた…らしいけど、大丈夫なのかな…)
「ユカさん、どうして猫が嫌いなんですか」

ユカ「猫っていうか、動物全般がダメなの。なんか気持ち悪くて。噛むし、引っ掻くし、シャーって言うし、その辺でう●●とかするし、汚くて、臭くて、うるさくて…」

萌「人間にもそういう人いますよ。酔っ払いとか」

ユカ「ああぁぁ…」

―――

萌「よく分かんないけど、とにかくダメなんだって」

父「なるほど。そりゃ、あれだな?よく分からないから気持ち悪いんだろう。田舎で暮らしてりゃあ嫌でも生き物と接しなきゃならんし、付き合い方が分かれば、よくなるさ」

萌「そういうもんなの?」

英(本当にいるんだ、動物嫌いって。密かにカルチャーショックの17歳であった)

萌(人間にもばっちい人いますよ)

ユカ「人間と動物を一緒に考えるなんて変わってる…でも、私もこれじゃいけないのかな。手近な動物と触れあってみようかしら。怖いけ―
ビックリした!何、何、何!?何これ!?何これ、この生き物!??」

ポヨ「ヒヤー?」

ユカ「いや、知ってる!えーと、えーと、見たことある!あー!ツチノコ!」

ポヨ「…ヒァ」

ユカ「ツチノコがいる…なんて凄い田舎…!」

いや、いや、違うから。

ポヨ「ヒーヤーー!」

ユカ「ああ!!…あら?ツチノコの声って可愛い」

違いますよ。

ユカ「ちょこっと…可愛いかも」

ポヨ「ヒヤーー!?ヒーヤ!」

―――

ユカ「あなたー!私、今日、ツチノコ触っちゃった!」

ユカの夫「うえぇぇ!?」

ポヨ「ヒャッ…ヒャッ…」

英「どうしたんだ、あいつ?やけに消耗してるな」

萌「でしょう」

15話まで、おやすみなさい。

ポヨ「ポヨポヨーー…ふーー」