■マミ美: 足は肩幅、脇をかためて敵を打ち抜くように。ここ、小指が大事なんスよ。
□まみみ: あしはかたはば、わきをかためててきをうちぬくように。ここ、こゆびがだいじなんすよ。
□Mamimi: ashi wa katahaba, waki wo katamete teki wo uchinuku you ni. koko, koyubi ga daiji nan su yo.
◇ス(ッス): short for "です". Younger people tend to use this word as a cushion of conversation with someone not-so-friendly. (Mamimi always uses it probably only because of a habit)
□まみみ: あしはかたはば、わきをかためててきをうちぬくように。ここ、こゆびがだいじなんすよ。
□Mamimi: ashi wa katahaba, waki wo katamete teki wo uchinuku you ni. koko, koyubi ga daiji nan su yo.
◇ス(ッス): short for "です". Younger people tend to use this word as a cushion of conversation with someone not-so-friendly. (Mamimi always uses it probably only because of a habit)
■そんでもって、打つべし、打つべし、打つべし、カッキーン
□そんでもって、うつべし、うつべし、うつべし、かっきーん
□son demotte, utsubeshi, utsubeshi, utsubeshi, kakki^n
■ナオ太: なんなの、それ?
□なおた: なんなの、それ?
□Naota: nan nano, sore?
■マミ美: 「左を制する者は、世界を制す」ッスよ。
□まみみ: 「ひだりをせいするものは、せかいをせいす」っすよ。
□Mamimi: "hidari wo seisuru mono wa, sekai o seisu" ssu yo.
■パラメータの初期設定が難しいんスよ。
□ぱらめーたのしょきせっていがむずかしいんすよ。
□parame^ta (parameter) no shoki settei ga muzukashii n su yo.
■ナオ太: またゲームの話?
□なおた: またげーむのはなし?
□Naota: mata ge^mu (game) no hanashi?
■マミ美: ん?タッくん何やってんスか?
□まみみ: ん?たっくんなにやってんすか?
□Mamimi: n? Takkun nani yatte n su ka?
■ナオ太: 宿題。
□なおた: しゅくだい。
□Naota: shukudai.
■マミ美: なんでウチでやんないんスか?
□まみみ: なんでうちでやんないんすか?
□Mamimi: nande uchi de yan nai n su ka?
■ナオ太: かっこ悪いから。
□なおた: かっこわるいから。
□Naota: kakko warui kara.
■マミ美: マミ美のもやってくんないかなー
□まみみ: まみみのもやってくんないかなー
□Mamimi: Mamimi no mo yatte kun nai kana^
■ナオ太: 手が逆さまだよ!
□なおた: てがさかさまだよ!
□Naota: te ga sakasama da yo!
■マミ美: え?タッくんも野球やればいいのに。なんでいつもバット持ってんの?
□まみみ: え?たっくんもやきゅうやればいいのに。なんでいつもばっともってんの?
□Mamimi: e? Takkun mo yakyu^ yareba i^ noni. nande itsumo batto (bat) motte n no?
■ナオ太: 自分こそ、なんでいつもここに来るんだよ。
□なおた: じぶんこそ、なんでいつもここにくるんだよ。
□Naota: jibun koso, nande itsumo koko ni kuru n da yo.
■マミ美: それはね、…あれ、なんでだろう?
□まみみ: それはね、…あれ、なんでだろう?
□Mamimi: sore wa ne, ... are, nande darou?
■ナオ太: お気楽だね。煙草くさい。
□なおた: おきらくだね。たばこくさい。
□Naota: okiraku dane. tabako kusai.
■マミ美: 吸ってないッス。
□まみみ: すってないっす。
□Mamimi: sutte nai ssu.
■ナオ太: あのさ、なんでいつもこんなこと…
□なおた: あのさ、なんでいつもこんなこと…
□Naota: anosa, nande itsumo konna koto...
■マミ美: 耳たぶ
□まみみ: みみたぶ
□Mamimi: mimitabu
■ナオ太: ん?
□なおた: ん?
□Naota: n?
■マミ美: マミ美はこうしないと溢れちゃうのさ。
□まみみ: まみみはこうしないとあふれちゃうのさ。
□Mamimi: Mamimi wa kou shi nai to afure chau no sa.
■ナオ太: 溢れちゃうって、どうなっちゃうんだ?
□なおた: あふれちゃうって、どうなっちゃうんだ?
□Naota: afure chau tte, dou nacchau n da?
■マミ美: きっと、すごいことになるよ
□まみみ: きっと、すごいことになるよ
□Mamimi: kitto, sugoi koto ni naru yo
■ナオ太: すごいことなんてない。ただ当たり前のことしか起こらない。
□なおた: すごいことなんてない。ただあたりまえのことしかおこらない。
□Naota: sugoi koto nante nai. tada atarimae no koto shika okora nai.
■僕達の町から見えるバカみたいなでかい工場、
□ぼくたちのまちからみえるばかみたいなでかいこうじょう、
□boku tachi no machi kara mieru baka mitaina dekai koujou,
■医療機械メーカーメディカルメカニカのプラントができたとき、
□いりょうきかいめーかーめでぃかるめかにかのぷらんとができたとき、
□iryou kikai me^ka^ (maker) medikaru (medical) mekanika (mechanica) no puranto (plant) ga dekita toki
■大人たちは大騒ぎだった。毎日決まった時刻に吐き出される白い煙が、
□おとなたちはおおさわぎだった。まいにちきまったじこくにはきだされるしろいけむりが、
□otona tachi wa o^ sawagi datta. mainichi kimatta jikoku ni hakidasareru shiroi kemuri ga,
■僕にはなんだか不吉な狼煙のように見える。
□ぼくにはなんだかふきつなのろしのようにみえる。
□boku ni wa nandaka fukitsu na noroshi no you ni mieru.
■それはうっすらと広がり、町を覆っていく。
□それはうっすらとひろがり、まちをおおっていく。
□sore wa ussura to hirogari, machi wo ootteiku.
■ナオ太: すっぱいのは嫌いなんだけど。
□なおた: すっぱいのはきらいなんだけど。
□Naota: suppai no wa kirai nan dakedo.
■マミ美: ぷはあー。あっ、アトついちゃった。
□まみみ: ぷはあー。あっ、あとついちゃった。
□Mamimi: puha^. a, ato tsuichatta.
■どうする?絆創膏で隠す?はい。
□どうする?ばんそうこうでかくす?はい。
□do^suur? banso^ko^ de kakusu? hai.
■ナオ太: なに?
□なおた: なに?
□Naota: nani?
■マミ美: なにってタッくんのでしょ。まだ半分残ってるッスよ。
□まみみ: なにってたっくんのでしょ。まだはんぶんのこってるっすよ。
□Mamimi: nani tte Takkun no desho. mada hanbun nokotteru ssu yo.
■ナオ太: あのさ、兄ちゃん、向こうでさ…
□なおた: あのさ、にいちゃん、むこうでさ…
□Naota: anosa, ni^chan, mukou de sa...
■ハル子: いただきマンモスー
□はるこ: いただきまんもすー
□Haruko: itadaki manmosu^ (mammoth)
■マミ美: いきなり!?タッくん!
□まみみ: いきなり!?たっくん!
□Mamimi: ikinari!? Takkun!
■ハル子: ストップ!ストップ・ザ・ネイティブ・ギャル!
□はるこ: すとっぷ!すとっぷ・ざ・ねいてぃぶ・ぎゃる!
□Haruko: sutoppu (stop)! sutoppu za neitibu gyaru (stop the native gal)!
■太郎くんは今頭を打ったから下手に動かさない方がいいよ。
□たろうくんはいまあたまをうったからへたにうごかさないほうがいいよ。
□Tarou-kun wa ima atama wo utta kara heta ni ugokasanai hou ga ii yo.
■マミ美: でも太郎くんじゃなくてー
□まみみ: でもたろうくんじゃなくてー
□Mamimi: demo Tarou-kun janakute^
■ハル子: ひっ。死んでいる!この少年は完璧に太郎くん的に死んでいる
□はるこ: ひっ。しんでいる!このしょうねんはかんぺきにたろうくんてきにしんでいる
□
■マミ美: だから太郎じゃなくてー、ナオタくんって言うんです。
□まみみ: だからたろうくんじゃなくてー、なおたくんっていうんです。
□
■マミ美は、ナオ太の「タ」でタッくんってー
□まみみは、なおたの「た」でたっくんってー
□
■ハル子: あああ、殺してしまったあ。(???)
□はるこ: あああ、ころしてしまったあ。(???)
□
■殺してしまった
□ころしてしまった
□
■あっさりと殺して、(???)
□あっさりところして、
□
■いや、いやいやいや、いやー
□いや、いやいやいや、いやー
□
■えいっ!生き返れ!
□えいっ!いきかえれ!
□
■マミ美: あああ!
□まみみ: あああ!
□
■ハル子: むちゅぅぅぅ
□はるこ: むちゅぅぅぅ
□
(バス / ばす / basu (bus))
■ハル子: あれさー、何かキツくねえ?
□はるこ: あれさー、なんかきつくねえ?
□
■マミ美: 息止めてなきゃいけませんもんねー
□まみみ: いきとめてなきゃいけませんもんねー
□
■ハル子: (???)筋張るんだよなー
□はるこ: (???)すじはるんだよなー
□
■ナオ太: ええっ!あれ自分でゆっくり動いてるだけなんスか!?
□なおた: ええっ!あれじぶんでゆっくりうごいてるだけなんすか!?
□
■ハル子: ぷはあ!やった!太郎くんが生き返った!
□はるこ: ぷはあ!やった!たろうくんがいきかえった!
□
■マミ美: だから太郎じゃなくてー
□まみみ: だからたろうじゃなくてー
□
■ハル子: え、そうなの?よかったよ、太郎じゃなくて。
□はるこ: え、そうなの?よかったよ、たろうじゃなくて。
□
■もし太郎だったら危なかったよ、死んでるよ、絶対。
□もしたろうだったらあぶなかったよ、しんでるよ、ぜったい。
□
■ツイてるじゃん、アタシ!
□ついてるじゃん、あたし!
□
■マミ美: とどめ?
□まみみ: とどめ?
□
■ハル子: よっ。よいしょ。あれー、出てこないなー
□はるこ: よっ。よいしょ。あれー、でてこないなー
□
■もう一発やってみっか。
□もういっぱつやってみっか。
□
■マミ美: 頭を打ってるから、下手に動かさないでください。
□まみみ: あたまをうってるから、へたにうごかさないでください。
□
■ハル子: チッ
□はるこ: ちっ
□
■ナオ太: いってぇぇ。ててて…何してんだよ!
□なおた: いってぇぇ。ててて…なにしてんだよ!
□
■ハル子: 何って、人工呼吸?
□はるこ: なにって、じんこうこきゅう?
□
■マミ美: 舌、入れられちゃった?
□まみみ: した、いれられちゃった?
□
■ハル子: 役立たず!
□はるこ: やくたたず!
□
■ナオ太: 何言ってんだー!
□なおた: なにいってんだー!
□
■マミ美: おお、速い速い。あれ二十歳は過ぎてたね。
□まみみ: おお、はやいはやい。あれはたちはすぎてたね。
□
■病院行っとく?
□びょういんいっとく?
□
■ナオ太: 中身の成長してない馬鹿大人め
□なおた: なかみのせいちょうしてないばかおとなめ
□
■マミ美: 痛そ。
□まみみ: いたそ。
□
ナオ太:いてっ!ててて…どう見てもコブじゃないし、こんなので病院なんて行けないよ。
い、いてて…あっ押さえてればいいのか。
あ、明日の学校どうすりゃいいんだ!?いてっ!いててて…
ガク:聞いた聞いた?出たんだってさ
ニナモリ:すっごく変。似合わない。なんか隠してるでしょ、それ。
ナオ太:ヤなヤツ。
ガク:ナオ太、ナオ太!知ってる?
ナオ太:なに?
ガク:ベスパ女!
ナオ太:ベスパ?蜂、女?
マサシ:ギター持ってて、
ガク:優作のバイク乗ってる!
マサシ:違うけどね。
ガク:2組の女子が激辛カレーパン取られたんだって。
ニナモリ:激辛?
ガク:そんでそんで、そいつにチクッてやられると、
何か悪いことしてるヤツには、悪魔の印が現れるんだって。
ニナモリ:悪いことって?
ガク:いや、そりゃー…
マサシ:何かエッチなこととか。
ガク:えっ。エッチな…?
ニナモリ:これ、何のアザ?
ガク:悪魔の印だ!
マサシ:すげー!俺にも見せてよ!
ナオ太:あるわけないじゃん、そんなの!
マサシ:見たのかよナオ太!?チクッとやられた?
ガク:エッチ!ナオ太エッチ!
ナオ太:知らないよ!
マサシ:どこやられたの?
ガク:エッチ!
マサシ:どこだよ、教えろよ。
ナオ太:すごいことなんてない。ただ当たり前のことしか起こらない。
だからこれは罰なんかじゃない。サメジママミ美と会ってることなんて、普通のこと。
ナオ太:放課後、病院に行こうと決めた。蜂女なんて関係ない。
ハル子:ちょうどいい感じなんだけどなー、これ。
ねえ、昨日あれからどうした?何かなかった?
ねえ、何かあったでしょ。変なこと。
ナオ太:なんだよ、変なことって。
ハル子:何それ。ニキビ?すっごく変。似合わない。
なんか隠してるみたいだニャー。あっ
看護婦:フリクトニプル クリプトウェーバー症ね。
ナオ太:フリ、クリ?
看護婦:思春期心因性皮膚硬化症。
子供のくせにムリすると角が生えるって病気です。
ナオ太:ウソだ!そんなの聞いたことない
看護婦(ハル子):ウソよ。で、実際のとこどうなのよ?絆創膏の下!
ナオ太:なんでこんなとこにもいるんだ!?
ハル子:逃げるナース。ジッとしてナース
(???)楽にして(???)
あれ、どこ行った?おーい、おーい。太郎くーん