Eden of The East(Japanese)>01. 王子様を拾ったよ
咲:
彼は仕方なく王子になった
少なくとも私達の希望する明日は誰かが「王子」という名の生け贄になることでしかやってこないと気づいていたから
だから彼は不本意ながらも王子であろうとした
この王様のいない世界で
とはいえ、彼は一体どうやって王子になったのだろうか
その秘密を私はまだ知らない
タクシー運転手:
Well, here we are, miss.
And here's your bag.
咲:
ここが…世界の中心なの?
第1話「王子様を拾ったよ」
咲:
なんか、想像してたのと違う
噴水も思ってたより全然遠いし
【世界旅行~ワシントンDC・ボルチモア・アナポリス・フィラデルフィア】
咲:
みんな怒ってるかな
大杉君、携帯つけてたら絶対かけてくるよね
せっかくここまで来たんだから、目的は果たさなきゃ
ダメー、遠すぎるよ
警察官:
Hey!
Young lady, what did you just throw?
車の運転手:
Hey! You wanna die!?
朗:
おーい、君!
大丈夫?
咲:
えっ?
マジ?!
っていうか、なんで全裸なの?
男:
ナンバー9(ナイン)は想像していた以上にユニークな男だな
だがここで終わりだ
ジュイス:
そうですか
少々惜しい気も致します
男:
ん?
君は彼の味方か?
嫉妬するね、ジュイス
帰国の準備を
ジュイス:
はい
では今後も救世主たらんことを
朗:
ううぅ、寒っ!
ていうか、裸だし
携帯に…拳銃?!
ん? ホワイトハウス…
はは、ホワイトハウスは分かるのに、自分が誰なのか分かんないし
警察官:
Hey!
Young lady, what did you just throw?
車の運転手:
Hey! You wanna die!?
朗:
おーい、君!
大丈夫?
つーか、俺がヤバいじゃん?
咲:
轢かれた?
警察官:
Get that guy!
咲:
今のうちに…
うそ!
朗:
危なかったね、
君
今のうちに逃げた方がいいよ
咲:
あ、危なくないし
朗:
でも、ホワイトハウスに向かって何か投げたらマズイでしょ?
咲:
見てたんですか?
朗:
まあね
咲:
ありがとう
あの、寒くないんですか?
朗:
寒いよ
咲:
あの、これ、貸してあげる
朗:
いいの?
俺も逃げなきゃならないけど
咲:
いいよ
助けてくれたお礼
朗:
ありがとう
じゃあ、遠慮なく
じゃあ!
朗:
マッサラじゃんか!
なんかないのかよ 俺が誰だか分かる記録
ジュイス:
はい、ジュイスです
朗:
ジュイス?
誰、君?
ジュイス:
あなたのコンシェルジュです
あのままフェイドアウトかと思いました
無事だったようですね
朗:
はー?
君さ、俺のこと、誰だか知ってるの?
警察官:
Move out!
ジュイス:
誰か?
今回初めて記憶を消すにあたり
新しい経歴を用意しろとの指示がありませんでしたので
今あなたが誰かということは分かりかねますが
朗:
記憶を消す!?
ジュイス:
最後の指示では次に向かう場所だけを伝えろとのことでしたので
そちらをお送り致します
では、健闘をお祈りしつつ
あなたが今後も救世主たらんことを切に願います
朗:
はぁ
…
?
これって、俺の家ってことかな
咲:
怖かった
何だったの、あれ
やっぱり慣れないことするもんじゃないな
やだっ! パスポート!
どうしよう
上着のポケットだ
朗:
やー、こんちは!
確かにこの格好じゃなあ…
咲:
どうしよう
絶対取り返さなきゃ
あ、いた!
な…何でズボン貸すわけ?
わけわかんないし
咲:
あのー! ちょっと!
すみませーん!
朗:
ここか?
咲:
え、うそ?
どこ?
あ、あの!
朗:
こんにちは
男:
Hey.
Dude, what do you think you're doing?
朗:
ねえ、俺の部屋って二階だったよな
男:
Aren't you in room B on the third floor?
咲:
やばいよ、やばいよ
急がないと飛行機に乗れなくなっちゃう!
What's his room number?
男:
3B.
咲:
ありがとう
無線:
Er hey, we got a suspicious male and female couple on the loose.
I'm sending the pic from the security camera.
朗:
まいったなー
全く覚えが無い
ここ俺の部屋か?
ぴったり…
な、なんだ、こりゃ?
テロリストのアジトかよ
なんだっけ、あの映画みたいだなぁ
あ、「タクシードライバー」
…だったら全裸じゃなくてもモヒカンだろ
パスポート?
何冊あんだよ
デ・ニーロじゃなくてジェイソン・ボーン?
ん? 全部俺って…
こりゃあ絶対誰かにハメられてんな
マジィ?!
俺やっぱ、テロリスト?
もしかして人とか殺してる?
咲:
あ、あの
さっきコート貸した人ですよね
あれ、やっぱり返してもらってもいいですか
ポケットの中にパスポートとお財布が入れてあったんです
なんなら、コートはあげますから、それだけ返して!
朗:
いいよ、ちょっと待ってて
森美 咲(もりみ・さき)…
1989年(せんきゅうひゃくはちじゅうきゅうねん)生まれか
これだ! これがいい
名前は… 滝沢 朗(たきざわ・あきら)…
よし、今から俺は滝沢朗だ!
咲:
何してんの?
早くしてよ
警察官:
Hello.
I need to ask you something.
咲:
何ですか?
警察官:
The girl in this picture, is that you?
咲:
え、えーと、あのー
朗:
待たせたね
行こう
咲:
あ、あのー
警察官:
Wait a sec.
Come this way please.
Are you Japanese?
I need to see your johnny.
朗:
あっりゃあ~!
これ、確かに俺っぽいけど
どこで撮られたんだろう?
どうっすか! やっぱ俺っすよね?
警察官:
Eh? Err... oh.
Thank you. Have a nice date.
朗:
あれ?
人違い?
じゃあ、ご機嫌よう!
セーフ!
あの時は寒かったからね
急ごう、このままじゃやけくそだ
咲:
何、やけくそって?
朗:
運が悪けりゃ、トイレまで全焼ってことさ
朗:
君、いつ日本に帰るの?
咲:
今から帰るんですけど
朗:
本当?
だったら一緒に帰ろうよ
咲:
えっ?
ちっ、ちょっと
あの、私――
朗:
何?
咲:
ここに来る間に、カバンを置いてきちゃったんです
朗:
置いてきたのはさっきの場所?
何か重要なもの入ってる?
咲:
お土産とか、好きな洋服とか…
朗:
なら、残念だけどあそこには戻らない方がいい
俺に任せて
タクシー代だけ貸してくれない?
さあ、乗って
ほら
警察に行ってくれ、大急ぎで
咲:
何で警察?!
朗:
偽造パスポートじゃないんだ、一応
はい、チケットとパスポート
咲:
旅慣れてるんですね
朗:
そう?
咲:
大使館で飛行機の予約までしてもらうなんて、内心ドキドキだったんですよ
もし嘘がバレたらって
朗:
嘘なんてついてないじゃん
ちゃんと警察に盗難届けも出したし
でないと、大使館だって飛行機代は貸してくれないよ
案外冷たいんだぜ、役人なんてさ
咲:
そうなんですか
咲:
あの…結果的には色々助けてもらった感じなんですけど
ひとつ気になってること聞いてもいいですか
朗:
何?
咲:
最初に会ったとき、本当は何やってたんですか?
何かの抗議活動とか?
朗:
実は俺…テロリストなんだ
咲:
エッ?!
朗:
なんてね、うそ
あれはこっちの留学生の間で流行ってるゲームなんだ
酷いだろ?
オモチャとはいえ、銃まで持たされてさー
咲:
ずいぶん過激なゲームなんですね
朗:
まあね
君は何でDCに来たの?
咲:
えっ?
ああ、大学の卒業旅行だったんです
本当はニューヨークに…
でも私、どうしてもホワイトハウスが見たくて途中から一人で
朗:
へー
なんでまたホワイトハウス?
咲:
なんっていうか、一応あそこが世界の中心なのかなー、なんて
おかしいですよね?
普段はアメリカのことをそんなに意識しているわけじゃないのに
私のちっちゃな悩みから世界情勢まで
根っこの部分では本当はみんなここに繋がっているのかな、なんて思えてきて
でね、なんかあるじゃないですか?
日本って、もう自分たちじゃどうにもできない、重たい空気
それをね、少しでいいから何とかしてくださいってお願いしてみようかな
なんて考えてたんです
朗:
ふーん
それを邪魔しちゃったわけだ
咲:
ううん
実際はその前に、それは無いなって
ここは私達と全然関係ない所なんだって
朗:
分かるよ
分かんないけど
咲:
なにそれ?!
でも誰かさんがささやかなテロ行為で一矢報いてくれたからそれでいいや
朗:
俺のジョニーが一矢報いた
咲:
私、森美咲です
朗:
俺は――
これ
咲:
滝沢朗さん?
あ!
朗:
何?
咲:
1989年1月7日(いちがつ・なのか)生まれ!
私と同じ!
平成に変わる直前の、昭和最後の7日間生まれ!
そうかあ、滝沢さんも64年組(ろくじゅうよんねんぐみ)かー
でも1月7日だから、あたしのほうが一日お姉さんだ
ね、滝沢君!
滝沢君って、もしかしたらあたしの王子様?
――そんなわけないか
どうしたの?
朗:
さっき君が言ってた重たい空気ってさ
これのことかな?
東京にミサイル攻撃…
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彼は仕方なく王子になった
少なくとも私達の希望する明日は誰かが「王子」という名の生け贄になることでしかやってこないと気づいていたから
だから彼は不本意ながらも王子であろうとした
この王様のいない世界で
とはいえ、彼は一体どうやって王子になったのだろうか
その秘密を私はまだ知らない
タクシー運転手:
Well, here we are, miss.
And here's your bag.
咲:
ここが…世界の中心なの?
第1話「王子様を拾ったよ」
咲:
なんか、想像してたのと違う
噴水も思ってたより全然遠いし
【世界旅行~ワシントンDC・ボルチモア・アナポリス・フィラデルフィア】
咲:
みんな怒ってるかな
大杉君、携帯つけてたら絶対かけてくるよね
せっかくここまで来たんだから、目的は果たさなきゃ
ダメー、遠すぎるよ
警察官:
Hey!
Young lady, what did you just throw?
車の運転手:
Hey! You wanna die!?
朗:
おーい、君!
大丈夫?
咲:
えっ?
マジ?!
っていうか、なんで全裸なの?
男:
ナンバー9(ナイン)は想像していた以上にユニークな男だな
だがここで終わりだ
ジュイス:
そうですか
少々惜しい気も致します
男:
ん?
君は彼の味方か?
嫉妬するね、ジュイス
帰国の準備を
ジュイス:
はい
では今後も救世主たらんことを
朗:
ううぅ、寒っ!
ていうか、裸だし
携帯に…拳銃?!
ん? ホワイトハウス…
はは、ホワイトハウスは分かるのに、自分が誰なのか分かんないし
警察官:
Hey!
Young lady, what did you just throw?
車の運転手:
Hey! You wanna die!?
朗:
おーい、君!
大丈夫?
つーか、俺がヤバいじゃん?
咲:
轢かれた?
警察官:
Get that guy!
咲:
今のうちに…
うそ!
朗:
危なかったね、君
今のうちに逃げた方がいいよ
咲:
あ、危なくないし
朗:
でも、ホワイトハウスに向かって何か投げたらマズイでしょ?
咲:
見てたんですか?
朗:
まあね
咲:
ありがとう
あの、寒くないんですか?
朗:
寒いよ
咲:
あの、これ、貸してあげる
朗:
いいの?
俺も逃げなきゃならないけど
咲:
いいよ
助けてくれたお礼
朗:
ありがとう
じゃあ、遠慮なく
じゃあ!
朗:
マッサラじゃんか!
なんかないのかよ 俺が誰だか分かる記録
ジュイス:
はい、ジュイスです
朗:
ジュイス?
誰、君?
ジュイス:
あなたのコンシェルジュです
あのままフェイドアウトかと思いました
無事だったようですね
朗:
はー?
君さ、俺のこと、誰だか知ってるの?
警察官:
Move out!
ジュイス:
誰か?
今回初めて記憶を消すにあたり
新しい経歴を用意しろとの指示がありませんでしたので
今あなたが誰かということは分かりかねますが
朗:
記憶を消す!?
ジュイス:
最後の指示では次に向かう場所だけを伝えろとのことでしたので
そちらをお送り致します
では、健闘をお祈りしつつ
あなたが今後も救世主たらんことを切に願います
朗:
はぁ…?
これって、俺の家ってことかな
咲:
怖かった
何だったの、あれ
やっぱり慣れないことするもんじゃないな
やだっ! パスポート!
どうしよう
上着のポケットだ
朗:
やー、こんちは!
確かにこの格好じゃなあ…
咲:
どうしよう
絶対取り返さなきゃ
あ、いた!
な…何でズボン貸すわけ?
わけわかんないし
咲:
あのー! ちょっと!
すみませーん!
朗:
ここか?
咲:
え、うそ?
どこ?
あ、あの!
朗:
こんにちは
男:
Hey.
Dude, what do you think you're doing?
朗:
ねえ、俺の部屋って二階だったよな
男:
Aren't you in room B on the third floor?
咲:
やばいよ、やばいよ
急がないと飛行機に乗れなくなっちゃう!
What's his room number?
男:
3B.
咲:
ありがとう
無線:
Er hey, we got a suspicious male and female couple on the loose.
I'm sending the pic from the security camera.
朗:
まいったなー
全く覚えが無い
ここ俺の部屋か?
ぴったり…
な、なんだ、こりゃ?
テロリストのアジトかよ
なんだっけ、あの映画みたいだなぁ
あ、「タクシードライバー」
…だったら全裸じゃなくてもモヒカンだろ
パスポート?
何冊あんだよ
デ・ニーロじゃなくてジェイソン・ボーン?
ん? 全部俺って…
こりゃあ絶対誰かにハメられてんな
マジィ?!
俺やっぱ、テロリスト?
もしかして人とか殺してる?
咲:
あ、あの
さっきコート貸した人ですよね
あれ、やっぱり返してもらってもいいですか
ポケットの中にパスポートとお財布が入れてあったんです
なんなら、コートはあげますから、それだけ返して!
朗:
いいよ、ちょっと待ってて
森美 咲(もりみ・さき)…
1989年(せんきゅうひゃくはちじゅうきゅうねん)生まれか
これだ! これがいい
名前は… 滝沢 朗(たきざわ・あきら)…
よし、今から俺は滝沢朗だ!
咲:
何してんの?
早くしてよ
警察官:
Hello.
I need to ask you something.
咲:
何ですか?
警察官:
The girl in this picture, is that you?
咲:
え、えーと、あのー
朗:
待たせたね
行こう
咲:
あ、あのー
警察官:
Wait a sec.
Come this way please.
Are you Japanese?
I need to see your johnny.
朗:
あっりゃあ~!
これ、確かに俺っぽいけど
どこで撮られたんだろう?
どうっすか! やっぱ俺っすよね?
警察官:
Eh? Err... oh.
Thank you. Have a nice date.
朗:
あれ?
人違い?
じゃあ、ご機嫌よう!
セーフ!
あの時は寒かったからね
急ごう、このままじゃやけくそだ
咲:
何、やけくそって?
朗:
運が悪けりゃ、トイレまで全焼ってことさ
朗:
君、いつ日本に帰るの?
咲:
今から帰るんですけど
朗:
本当?
だったら一緒に帰ろうよ
咲:
えっ?
ちっ、ちょっと
あの、私――
朗:
何?
咲:
ここに来る間に、カバンを置いてきちゃったんです
朗:
置いてきたのはさっきの場所?
何か重要なもの入ってる?
咲:
お土産とか、好きな洋服とか…
朗:
なら、残念だけどあそこには戻らない方がいい
俺に任せて
タクシー代だけ貸してくれない?
さあ、乗って
ほら
警察に行ってくれ、大急ぎで
咲:
何で警察?!
朗:
偽造パスポートじゃないんだ、一応
はい、チケットとパスポート
咲:
旅慣れてるんですね
朗:
そう?
咲:
大使館で飛行機の予約までしてもらうなんて、内心ドキドキだったんですよ
もし嘘がバレたらって
朗:
嘘なんてついてないじゃん
ちゃんと警察に盗難届けも出したし
でないと、大使館だって飛行機代は貸してくれないよ
案外冷たいんだぜ、役人なんてさ
咲:
そうなんですか
咲:
あの…結果的には色々助けてもらった感じなんですけど
ひとつ気になってること聞いてもいいですか
朗:
何?
咲:
最初に会ったとき、本当は何やってたんですか?
何かの抗議活動とか?
朗:
実は俺…テロリストなんだ
咲:
エッ?!
朗:
なんてね、うそ
あれはこっちの留学生の間で流行ってるゲームなんだ
酷いだろ?
オモチャとはいえ、銃まで持たされてさー
咲:
ずいぶん過激なゲームなんですね
朗:
まあね
君は何でDCに来たの?
咲:
えっ?
ああ、大学の卒業旅行だったんです
本当はニューヨークに…
でも私、どうしてもホワイトハウスが見たくて途中から一人で
朗:
へー
なんでまたホワイトハウス?
咲:
なんっていうか、一応あそこが世界の中心なのかなー、なんて
おかしいですよね?
普段はアメリカのことをそんなに意識しているわけじゃないのに
私のちっちゃな悩みから世界情勢まで
根っこの部分では本当はみんなここに繋がっているのかな、なんて思えてきて
でね、なんかあるじゃないですか?
日本って、もう自分たちじゃどうにもできない、重たい空気
それをね、少しでいいから何とかしてくださいってお願いしてみようかな
なんて考えてたんです
朗:
ふーん
それを邪魔しちゃったわけだ
咲:
ううん
実際はその前に、それは無いなって
ここは私達と全然関係ない所なんだって
朗:
分かるよ
分かんないけど
咲:
なにそれ?!
でも誰かさんがささやかなテロ行為で一矢報いてくれたからそれでいいや
朗:
俺のジョニーが一矢報いた
咲:
私、森美咲です
朗:
俺は――
これ
咲:
滝沢朗さん?
あ!
朗:
何?
咲:
1989年1月7日(いちがつ・なのか)生まれ!
私と同じ!
平成に変わる直前の、昭和最後の7日間生まれ!
そうかあ、滝沢さんも64年組(ろくじゅうよんねんぐみ)かー
でも1月7日だから、あたしのほうが一日お姉さんだ
ね、滝沢君!
滝沢君って、もしかしたらあたしの王子様?
――そんなわけないか
どうしたの?
朗:
さっき君が言ってた重たい空気ってさ
これのことかな?
東京にミサイル攻撃…