Part 01: 詩音(エンジェルモート): ふぅ……とりあえず、一時の修羅場を乗り切ることができたみたいですね。そろそろ私、上がってもいいですか? ウエイトレス: うん、お疲れ様ー!ごめんね、急にバイトの代打を頼んじゃって……おかげで助かったよ~、ありがとう! 詩音(エンジェルモート): いえいえ、これもお互いさまですから。では、お先に失礼します。 詩音(私服): ふー……なんとか終わったぁ……。朝に電話で呼び出された時はどうなるかと思ったけど、特に予定もなかったのが不幸中の幸いってやつかな。 詩音(私服): さて、と。そろそろ日も暮れるし、夕飯の買い物をして帰るとしますかね……うん? 魅音(私服): …………。 詩音(私服): うわっ、お姉? びっくりした……!なんでこんな物陰になったところでぼーっと幽霊みたいに突っ立っているの?! 魅音(私服): 電話しても、いないから……。今日、バイトは休みだって言っていたのにさ。 詩音(私服): 風邪でダウンした子が出て、その穴埋めに急遽出勤になったんだよ。……で、私の質問に答えてもらいたいんだけど。 魅音(私服): ……た。 詩音(私服): えっ? よく聞こえなかった……なに? 魅音(私服): レナのこと、怒らせちゃった……。 沙都子(私服): 魅音さんはあぁ言って落ち込んでいますけど……別にレナさんは、怒ってはいないと思いますのよ。 菜央(私服): えぇ、あたしもそう思うわ。けど、悲しんではいたかも……かも。 羽入(私服): あぅあぅ……でもあの様子は、捉え方によっては怒っていたと感じてもおかしくなかったのですよ。 梨花(私服): みー……。 詩音(私服): ……なるほど。少なくとも、レナさんを怒らせたというのはお姉の思い込みだけではなさそうだ、と。 魅音(私服): だから、そうだって言ったじゃんか……!なんでわざわざ裏を取って確認するんだよ? 詩音(私服): 一応、念のためです。……で、お姉は何をやらかしたんですか? 詩音(私服): 内容はともかく、あのレナさんにそんな態度を取らせたのは相当なことがあったってことだと思うんですが。 美雪(私服): あれ?何があったか、魅音から聞いてないの? 詩音(私服): これも一応、確認です。お姉が私に伝え忘れているか、隠していることがあるかもしれませんしね。 魅音(私服): 疑り深いなぁ……隠していることなんてあるわけないでしょ! 一穂(私服): ぶつぶつぶつ……。 詩音(私服): えっと……部屋の片隅でぶつぶつ呟いている一穂さんも、いったいどうしたんですか? 菜央(私服): あっちは放っておいていいわ。……事の発端は、例の発表会の件よ。 詩音(私服): 発表会……って、あぁ。周辺の学校から有志を募って#p興宮#sおきのみや#rで行われる、合同学芸発表会のことですね。 梨花(私服): みー。詩ぃのところも、参加するのですか? 詩音(私服): たぶん、何かするんじゃないですかね?私はよく知らないんですが。 菜央(私服): 知らないって……もしかして詩音さん、先生かクラスメイトから話を聞いてないの? 詩音(私服): んー、どうなんでしょう。周知があったような、なかったような……。 魅音(私服): 気分次第でホイホイ休んだり、分校に遊びに来たりしているから聞き逃すんだよ……。 詩音(私服): ……気分が向かないので、帰っていいですか? 魅音(私服): ちょっと、ちょっと!まだ話は全然終わっていないでしょ?! 美雪(私服): あー……続けていい?脱線してばっかりだといつまでたっても本題に行き着かないからさ。 美雪(私服): で、その話を聞いた知恵先生が分校も参加してみてはどうか、ってね。お題を持ってきてくれたんだよ。 詩音(私服): なるほど。複数の学校参加の発表会だと、どこが何をやるかのお題が前もって決まっていることが多いって話ですからね。 詩音(私服): それで、分校では何をやることになったんですか? 梨花(私服): 下級生グループは合唱……歌を。上級生は演劇で、白雪姫をやることになったのです。 梨花(私服): それで、配役を決めて……指名制で、魅ぃが白雪姫に選ばれたのですよ。 詩音(私服): あー、もうわかりました。つまりお姉が、「ヒロイン全力拒否!」の姿勢を示しちゃったってわけですね。 魅音(私服): だ……だって、仕方ないじゃん!私が、まさか白雪姫に選ばれるだなんて思っていなかったんだよ! 詩音(私服): ちなみに指名制って、具体的にどうやったんですか? 美雪(私服): 白雪姫の役にぴったりな子の名前を、紙に書く投票方式。それを開票、集計して票が多い子に役が決定! てな感じだよ。 詩音(私服): 無記名の推薦制みたいなものですよね。参加者全員、誰がどの役へ投票するか知らなかったんですか? 菜央(私服): 知らなかったわ。舞台をやるのが決まったのも、メインを決めてから細かい配役を割り振ろうって話になったのも、今日急に決まったことだもの。 詩音(私服): 参加者はお姉、レナさん、沙都子、梨花ちゃま、羽入さん。そして美雪さん、一穂さんと菜央さんで間違いありませんか? 菜央(私服): えぇ、そうよ。白雪姫を選んだのは知恵先生だったけど、配役は自分たちで自由に決めていいって任されたから。 菜央(私服): 最初はくじ引きにしよう、って話だったのに、魅音さんが指名制でって言いだしたのよ。 美雪(私服): 白雪姫役から逃れるために、投票制にしたんだろうねー。……なのに、自分が白雪姫役になって焦ってる、と。 魅音(私服): うっ……! 詩音(私服): 策に溺れましたね……お姉。 魅音(私服): だ、だって……この面子と台詞の数から考えたら、レナか梨花ちゃんあたりが妥当じゃんか! 魅音(私服): なんで私なのっ? 誰が私に投票したの?! 羽入(私服): あぅあぅ……この件については犯人捜しをしても意味がないと思うのです。 梨花(私服): もう、決まっていることなのですよ。 魅音(私服): 今からひっくり返したいーっ! 詩音(私服): まぁ少人数だと、3票も入れば役に決定ですよね。……で、レナさんが王子様役になったと。 沙都子(私服): えぇ。ですが、魅音さんがこの有様だったのでしばらくレナさんは説得されていたんですの。 沙都子(私服): 魅音さんなら大丈夫、とか。魅音さんならお姫様ドレスがきっと似合うよ、とか。 沙都子(私服): ただ、何を言っても魅音さんが首を縦に振らないので、「今日は用事があるから早めに帰るね」と言って……台本を持って帰ってしまいましたのよ。 美雪(私服): 菜央がついていこうとしたけど、「ごめんね」って足早にね……ちょっと迫力があったなぁ。 詩音(私服): はぁ……要するに、お姉が自分の提案した方法で決まった白雪姫役を、だだをこねて拒否したってことですか。 魅音(私服): だ、だってだって!発表会って#p雛見沢#sひなみざわ#rの人も、興宮の人も……。 魅音(私服): 圭ちゃんも、詩音も来るんでしょ?!そんな中で、白雪姫をやるってさぁ……! 美雪(私服): とまぁ、解散直前までこんな感じだったから残った面子でこの状況をどうしようかって……。 美雪(私服): 台本見ながら話し合ってたところに、詩音から電話があったってわけ。 詩音(私服): ふむ……お姉が言っていた話と「だいたい」は一致しますね。 詩音(私服): ……お姉。配役決めの方法については、私も今が初耳なんですが。 魅音(私服): なっ! そ、それは……。 詩音(私服): まったく……そこが今回の話のキモじゃないですか。 魅音(私服): ……だって。それを聞いたら詩音、自分で決めたならやれって……言うかもって。 詩音(私服): まぁ、確かに言いたい気持ちはありますが……そこまで冷たく突き放しはしませんよ。 詩音(私服): 当事者には言う権利があるんでしょうが、私はある意味で部外者ですしね。 魅音(私服): 詩音……今日のあんた、なんか優しいね。変なものでも食べた? 詩音(私服): やっぱり気が変わったので突き放します。それでは――。 魅音(私服): あ、ちょっ……?私が悪かったから帰らないでっ! Part 02: 沙都子(私服): とりあえず、話がごちゃごちゃして何がなんだかわかりませんわね……。この話のキモは、いったい何なんですの? 梨花(私服): さしあたっての問題は、レナと魅ぃの関係なのです。 詩音(私服): 簡単ですよ、そんなの。素直にお姉が白雪姫やればいいだけじゃないですか。 魅音(私服): いや、それはちょっと……でも。 詩音(私服): でも? 魅音(私服): なんとなく……だけどさ。私に白雪姫役の一票を入れたの……レナだと思う。 羽入(私服): あぅ……投票用紙の字でわかったのですか? 魅音(私服): ……うん。たぶん、レナなりに考えがあるんだと思う。 魅音(私服): でも私は、レナに白雪姫をやって欲しかったんだよね。その方が、絶対に似合うと思うし……。 一穂(私服): う、うへへへ……!こっ、こんにちは、お嬢さん!まぁるくてあまぁいりんごは、いっ、いかがですか?! 詩音(私服): ……。なんですか、一穂さんのあれ。 菜央(私服): 悪い継母役の練習。帰ってからずっとやってるのよね。 詩音(私服): 一穂さんが悪い継母役、ですか。ちょっと意外ですね。 魅音(私服): だよねだよね!あ、そうだ一穂! 私と役を変わらない?! 一穂(私服): えっ……? だ、ダメだよっ!! 魅音(私服): っ、そんな速攻で断らなくても……。 詩音(私服): 一穂さんって、普段は優柔不断ですけど嫌なことは嫌ってハッキリ言うタイプですよね。 美雪(私服): けど、ここまで即答で断るのは珍しいよ。……どうしたのさ、一穂。 一穂(私服): だ、だって……約束したから。 羽入(私服): あぅあぅ……誰と約束をしたのですか? 一穂(私服): ……むっ。 菜央(私服): あ、お口チャックしたわね。 美雪(私服): この状況で約束をしたって、レナしかいないよね。どういう内容だったの? 一穂(私服): ……魅音さんが直接聞けば、レナさんは教えてくれると思う。 詩音(私服): ってことですが、どうですかお姉? 魅音(私服): …………。 レナ(私服): おぉ、透き通るような白い肌。なんとも美しい……美しい女性だ。あぁ、生きている間に一目お会いしたかった。 レナ(私服): えっと、次の台詞は……はぅ? 魅音(私服): レナ……。 レナ(私服): ……魅ぃちゃん? 魅音(私服): 隣……いい?あ、もしかして帰るところだった? レナ(私服): ううん、大丈夫。……ごめんね、魅ぃちゃん。 魅音(私服): えっ……な、なんでレナが謝るの? レナ(私服): 白雪姫役、押しつけちゃって。もし、本当に魅ぃちゃんが嫌だったら……。 魅音(私服): あ、いや……こっちこそ、ごめん……! 魅音(私服): なんでレナが私を白雪姫役に選んでくれたのか、役を拒否するよりも先にちゃんと聞けって……詩音たちに怒られた。 レナ(私服): ……それで、レナに会いに来てくれたの? 魅音(私服): いや、落ち着いて考えてみて……レナのことだから、私を白雪姫役にしたのは何か理由があったはずなんだよ……ね? 魅音(私服): なのに、それを私がなんにも考えないで拒否しただけから……そりゃ怒るよねって。 レナ(私服): はぅ……レナ、怒ってなんかいないよ? 魅音(私服): えっ? でも、教室を出る時……! レナ(私服): はぅ……ごめんね、本当に怒っていないの。 レナ(私服): でも、……うん。ちょっと悲しかったかな……かな。 魅音(私服): 私がレナの話を聞かなかったから、だよね……ごめん。 レナ(私服): ……。魅ぃちゃんって、すごくかぁいいよね。 魅音(私服): へっ……? レナ(私服): 自分が間違っているって思った時に誰かに相談して、そのアドバイスを素直に受け入れられる。 レナ(私服): 魅ぃちゃんのそういうところが……レナは、大好きだよ。 魅音(私服): そ、そう……?そんな、褒められることかなぁ……? 魅音(私服): 詩音にはグジグジ弱音を吐いていないでとっとと謝って許してもらってこい、って蹴り飛ばされたくらいだしさ。 レナ(私服): あはははは。蹴り飛ばされても何をされても、やらない人はやっぱり何もやらないんじゃないかな……かな? レナ(私服): それにね、レナが悲しかったのは……どうしたらいいかわからなかったからなの。 魅音(私服): ……っ……? レナ(私服): 魅ぃちゃん、役決めをする時に言ったよね。私は絶対白雪姫役には指名されない、って。 魅音(私服): 確かに、そんなことを言ったかも……それで? レナ(私服): それを聞いて、レナ……ちょっと悲しくなっちゃって。 レナ(私服): 魅ぃちゃんだって、白雪姫役をやる資格はあるのに。どうして最初から諦めちゃうんだろう……って。 レナ(私服): だから……見てみたくなったの。白雪姫役を演じる、魅ぃちゃんを。 レナ(私服): それで、誰を白雪姫に指名するかで迷っていた一穂ちゃんを巻き込んで……魅ぃちゃんに投票したんだよ。 レナ(私服): でも、いざ決まったら予想していた以上に魅ぃちゃんが嫌がって……。 魅音(私服): あ、あぁ……うん。 レナ(私服): レナ、魅ぃちゃんのことを友達だと思っていたけど……本心でどう思っているのか、わかっていなかったのかなって。 レナ(私服): もし本当に魅ぃちゃんが嫌なら、レナの王子様役と変わろうって……提案しようと思っていたんだよ。 魅音(私服): そっか……でもさ。レナは、本当に私が白雪姫役でいいと思うの?私、お姫様なんてガラじゃないよ? レナ(私服): 似合う似合わないじゃなくて、自分がやってみたいと思うかどうかが大事なんじゃないかな。 レナ(私服): それとも……魅ぃちゃんは、絶対に白雪姫役なんてやりたくない? 魅音(私服): やりたくない、わけじゃないけど……けど。 魅音(私服): 発表会って、大勢の人が見に来るでしょ?他の学校の生徒たちとか、詩音とか……圭ちゃんとか。 魅音(私服): なのに、私がお姫様をやったら……笑われないかな? レナ(私服): ……笑う人なんていない、って断言できなくてごめんね。他の人のことは、レナにはわからないから。 レナ(私服): でも、レナは絶対笑わないよ。 魅音(私服): ……。そっか。 魅音(私服): 確かに、お姫様を王子様が笑うわけないよね! レナ(私服): うん。それに、お姫様を泣かせる人は王子様なレナがやっつけちゃうから!えーいって! 魅音(私服): あはは、レナを相手にしたらみんな黙るしかなくなるよねー!あはは、あは、あはは……うん。 魅音(私服): ありがと、レナ。私、頑張ってみるよ。 レナ(私服): いいの? 本当に嫌なら……。 魅音(私服): 冷静に考えて、嫌なのは白雪姫をやることじゃなくて白雪姫やって笑われることだって気づいちゃったから。 魅音(私服): みんなに笑われるかもしれないけど……私なりに全力で白雪姫役をやってやるよ! レナ(私服): うん、その意気だよ魅ぃちゃん! 羽入(私服): あぅあぅ、綺麗に話がまとまったのです。 梨花(私服): みー。魅ぃはあぁ言っても、本音では白雪姫役をやってみたかったはずなのですよ。 菜央(私服): 雨降って地固まる……ね。あたしたちも自分の役の練習を頑張らないと。 沙都子(私服): 騒動ですっかり忘れてましたわ……私は小人役ですので、台詞があまりないのが救いですけど。 一穂(私服): うん!私、頑張って魅音さんを虐めるね! 美雪(私服): 一穂、誤解を招きそうな台詞は……って。 詩音(私服): …………。 美雪(私服): おぅ、どうした詩音。難しそうな顔しちゃってさ。 詩音(私服): あ、いえ。一件落着したのはいいんですけど……。 一穂(私服): けど? 詩音(私服): なんか気合いが入りすぎて、間違った方向に暴走する気がします……お姉。 Part 03: 一穂: ど……どうぞお嬢さん。甘くておいしいりんごです。ぱくり、むしゃり、と食べてくださいまし。 魅音(白雪姫): ありがとうございます、親切なお婆さん。……では一口。 魅音(白雪姫): う、ぐ……ぐぁあああああ! 魅音(白雪姫): ぐ、ぐるしい……!うぅ、うぅうううううっ……! 一穂: ひっ……ひぃぃいっ! 魅音(白雪姫): お、お婆さん……い、いや違う……!あなたは、もしかして#p継母#sおかあ#rさん……?! 魅音(白雪姫): どうして、どうして……そんなにも私が憎かったのですか?! 魅音(白雪姫): う、うぅうう、うぅうううううっ……!! 魅音(白雪姫): ぐ、ぐぅ……ぐぁああああああ――っ!! バターンッッッ!! 一穂: ご……ごごご、ごめんなさいごめんなさい!ひいいぃぃぃいいいっっ?! 圭一: いやー、面白かった!魅音たちの白雪姫、最高だったな!! 魅音(白雪姫): え? そ、そう? あ、ありがと……。 圭一: まさか白雪姫が、パニックホラーになるなんてな! 完全に予想外だったぜ! 魅音(白雪姫): ……パニックホラー? レナ: はぅ……圭一くん。レナたちは真面目に、白雪姫の劇をやったんだよ? 圭一: わ、悪ぃ……でも、悪口のつもりはなかったんだ!本当にそれくらい凄かったんだって! 圭一: 正直、クラスの連中は白雪姫なんて子どもだましだなー、って思っていたみたいでよ。 圭一: けど、みんなの迫真の演技に少しずつ興味が向いて、そこであのりんごを食べて悶え苦しむシーン! 圭一: あのシーンで、ドカンと会場を恐怖の渦に叩き込んだ! 圭一: 誇れ、魅音。お前は脚本に興味のなかった連中をその演技で引き込みやがったんだ……! 詩音: いや、パニックホラーになっていたのはお姉がりんごを食べるところだけじゃないですか。……印象的なシーンだったのは、確かですけどね。 詩音: もしかして、本当に食べたりんごに毒が入っていたんじゃ……って客席がざわついてたくらいですし。 詩音: はぁ……やっぱりお姉、間違った方向に暴走しちゃいましたね。 魅音(白雪姫): わ、わかってないねぇ詩音!私は暴走したつもりも間違えたつもりもないよ!私なりに、全力で白雪姫を演じただけ! 圭一: わはは! 世界中探してもあんな白雪姫はここでしか見られねぇって感じだったな! 魅音(白雪姫): まぁ、白雪姫なんて世界中で演劇があるし私たちよりずーっと上手い白雪姫の舞台なんていくらでもあるとは思うけどさ。 魅音(白雪姫): でも、私たちの白雪姫の劇は世界でたった一度……ここにしか存在しなかったって胸を張って言えるよ! 魅音(白雪姫): ね、王子様! レナ: うん。胸を張るために、みんなで頑張ったもんね。 詩音: まったく……やる前は嫌だ嫌だって全力で拒否したくせに。 魅音(白雪姫): うっ!で、でもまぁ……やってすごく楽しかったから。みんなに感謝するのはもちろんだけどさ。 魅音(白雪姫): なにはともあれ、最初に詩音に相談してよかったよ。 詩音: ……そうですか。 詩音: では、今日の打ち上げはお姉のおごりで!まずは他の面子が戻ってくる前に、どこに行くかを決めないとですね! 魅音(白雪姫): は、はぁっ?! こら、待て詩音!!お礼は言ったけど、そこまでやるとは言っていないでしょーっ!!