Part 01: 魅音(私服): へー! この写真の絵、全部夏美ちゃんの彼氏が書いたの?! 魅音(私服): 絵、うまっ!!プロみたいというか、もうプロじゃんこれ!! 夏美(高校生): か、彼氏じゃないよっ……!友達! 友達だからっ!! 魅音(私服): くっくっくっ……でもさ、友達の書いた絵の写真なんて普通持ち歩かないでしょ? 夏美(高校生): これは、その……展覧会で記念撮影した他の写真に混ざって……た、たまたまだから! 魅音(私服): へー、ほー、ふーん……まぁ、そういうことにしておいてあげるよ。 夏美(高校生): しておくもなにも、事実なんだから……(ぼそ)今はまだ……。 葛西: …………。 夏美(高校生): あっ、すみません運転手さん。騒がしくしてしまって。 葛西: いえ、いつもと比べれば静かな方です。 魅音(私服): ちょっとちょっと! いつもっていつのこと?あ、詩音だ! 詩音が一緒の時のことでしょ?! 葛西: ……魅音さん、このまま園崎の屋敷に向かっていいんですか? 魅音(私服): 露骨に話をそらしたね……うん、それで。夏美ちゃんの荷物を、いったんどこかに置いとかなきゃいけないしさ。 夏美(高校生): ごめんね、何か用事があったんじゃ……。 魅音(私服): いいっていいって! 魅音(私服): あ、そうだ。今日はみんなでゲームをする予定なんだよ。夏美ちゃんもやっていかない? 夏美(高校生): ゲームって、前に言っていた部活ってやつ? 魅音(私服): そうそう。もちろん負けたら、罰ゲームは受けてもらうけどねー。 夏美(高校生): や、やめておくね……。 魅音(私服): 遠慮しない、遠慮しない!うちの部活メンバーはみんな気のいいやつだからさ! 夏美(高校生): それでも、しっかり罰ゲームは受けさせるんだね……?なんだっけ、恥ずかしい衣装着せられるんだっけ……? 魅音(私服): あー……じゃあ夏美ちゃんが最下位になったらその絵を書いた彼氏の話をしてもらおっかなー! 夏美(高校生): え……えええっ?! 魅音(私服): けど、彼の描いている絵の写真って静物画……? が多い感じだね。ファンタジー! みたいな絵は描かないの? 夏美(高校生): ファンタジー?そういう絵は見たことがない……かも……。 魅音(私服): ふーん……あっ、葛西さん。ちょっとそこで車止めてくれる? 魅音(私服): 沙都子! 今買い物の帰り? 沙都子(私服): あら、魅音さん。 魅音(私服): 忘れてないよね? お昼を食べたら……。 沙都子(私服): 分校の校庭に集合、ですわよね? 沙都子(私服): もちろん覚えて……あら?魅音さん、そちらの方は? 夏美(高校生): こ、こんにちは……。 魅音(私服): 公由夏美ちゃん。今都会に住んでいるんだけど、家族が#p興宮#sおきのみや#rで用事済ませる間は暇だって言うから連れてきたんだよ。 魅音(私服): 今日の部活、一緒に参加してもらおうと思ってね! 夏美(高校生): ま、待って!まだ参加するって決めたわけじゃ……! 沙都子(私服): あらあら、お手柔らかにお願いしますわね。ではまた、後ほど。 魅音(私服): うん、じゃあねー。 魅音(私服): お待たせー。 夏美(高校生): ……ねぇ魅音ちゃん。沙都子って、あの……北条家の? 魅音(私服): うん、その沙都子。今は梨花ちゃんと一緒に暮らしているんだ。 夏美(高校生): そうなんだ……あれ? 夏美(高校生): 昔は、おじさんと一緒に暮らしてなかったっけ?パンチパーマのちょっと怖……いかつい感じの。遠目で見ただけだからあまり詳しくは……。 魅音(私服): ……北条鉄平なら、逃げたよ。 夏美(高校生): えっ……? 魅音(私服): ごめん……そいつの話、もうしないで。 夏美(高校生): う、うん……わかった。 魅音(私服): ……ごめんね! ちょっと色々あってさ!うちに鞄を置いたら、一緒に分校行こうよ! 夏美(高校生): う、うん。 魅音(私服): お、言ったね。夏美ちゃんもゲーム参加決定! 夏美(高校生): え? あ、あっ……や、やっぱりなしで! 魅音(私服): 大丈夫、大丈夫。最下位にならなければ罰ゲームはしなくていいからさ。 夏美(高校生): えええ~?! ……北条沙都子。 私は彼女のことを少ししか知らない。それも、人から人を伝わって聞いた噂くらいだ。 知っているのは、彼女の両親が#p雛見沢#sひなみざわ#rダム計画に賛成していたこと。 彼女の両親が雛見沢の4年前の#p綿流#sわたなが#rしの夜に旅行先で1人いなくなり、1人行方になったこと。 そして去年の綿流しの夜……。 彼女の叔母さんとお兄さんが、行方不明になったこと……。 喜一郎おじーちゃん……公由の現頭首が、彼女含めて北条家を酷く嫌っていたこと。 それくらいしか、知らない。 Part 02: #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: 前略、暁くん。今、何をしていますか?私、公由夏美は今……。 ドラゴン: ぎゃおー! ……ドラゴンが飼い犬みたいに人間と散歩してる世界にいます。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (サイズとしてはだけど馬だけど……あの感じは犬の散歩みたい) #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: いや、それよりいったい、何がどうなってるの……? もう何がなんだか、わからない。 いや、ここに来るまでの過程も結構色々あったけど全部が吹っ飛んじゃうくらい光景がおかしい……! #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (でも、そもそも私はなんでこんなところに来たんだっけ……?) 確か魅音ちゃんと千雨ちゃんに頼まれて私は過去の世界に向かおうとして……。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (こんなの#p雛見沢#sひなみざわ#rじゃないよね?!じゃあ、ここはなんなの?!) 沙都子:部族: あら、そこにいるのは……! #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ……えっ? 沙都子(部族): 美夏さんではありませんの。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: あ、えっと……風の部族の……。 沙都子(部族): 沙都子ですわ。どうぞ好きなようにお呼びくださいまし。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: あ、ありがとう……じゃない、おはよう。 沙都子(部族): はい、おはようございます。今日もいい風が吹いておりましてよ……と言いたいところですが。 沙都子(部族): 顔色が優れませんわね。昨夜は宿にお泊りになったと聞きましたが、もしかして枕が合わなかったんですの? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: え? う、うーん。そうかも……あんまり寝付けなくて。 沙都子(部族): ……大丈夫ですの? 具合が悪いのでは? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: そ、そんなことないよ。大丈夫。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (世界はおかしいけど、沙都子ちゃんは普通だよね。あんまり見ない服を着ているけど……可愛い服) レッドテッペー: ぎゃおー。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (背後にドラゴンがいなければよかったのに……) 沙都子(部族): レッドテッペー、無駄吠えはよくありませんわ。ご近所迷惑ですわよ? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (……まだ慣れないな、このファンタジーな世界) #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: はぁ……。 沙都子(部族): あらあら、朝から大きなため息ですわねぇ。朝ご飯は食べました? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ううん、まだなんだ。同じ宿に泊まっている一穂ちゃんたちと約束している時間より、早く目が覚めちゃって。 沙都子(部族): そうですの……では、少しお散歩でもまいりまして? レッドテッペー: ぎゃおー。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: えっ、この……ドラゴン、に、乗って?! 沙都子(部族): ? もちろんですわ。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (……だ、大丈夫かな?昨日見たペガサスより怖そうだけど) 沙都子(部族): 安心してくださいまし。何かあっても私が助けますわ。 沙都子(部族): あと……お気持ちはわかりますが、あまり怯えないでくださいまし。怖がると、余計に怯えさせてしまいますわ。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ……そういうところは、普通の動物と同じなんだね。 沙都子(部族): 当然ですわ。だってそれは、人間も同じではありませんの? 沙都子(部族): 自分に対して警戒している相手には、どうしても気を張ってしまうものでしてよ。 沙都子(部族): 怯えの態度は、警戒と同じ……もしかしたら、攻撃される前触れかもしれませんもの。 沙都子(部族): 時には明確に攻撃の意思を示している相手よりも怯えている相手の方が恐ろしく感じる時がありますわ。 沙都子(部族): 恐怖というものは、ものの弾みで加減の概念を吹き飛ばしてしまいますもの。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: それは……人間と同じだね。 沙都子(部族): えぇ、同じですわ。ですが敵でないことを示すことができれば仲良くなれるのも、また人と同じことですわよ。 ――あの北条のバチ当たりが。親が親なら、子どもも同類だ。 兄は陰険で、黙ってうつむいてばかり。妹は泣きわめいて、梨花ちゃまを心配させるばかり。 ……そういえば昔、喜一郎おじーちゃんが何かの弾みにそう漏らしていたことがあったっけ。 あの頃は、その話を疑問に思わなかった。 おじーちゃんたちはお酒を飲んでいたから、酔っ払いにそうするように適当に相づちを打った。 そうなんだ、酷いねと話を合わせた……ような気がする。 そして気を良くしたおじいちゃんは、その後も他の親戚たちと北条家の悪口で盛り上がっていて。 私はそれを、ただ黙って聞いていた……。 沙都子(部族): さぁ、行きますわよ。美夏さん、お手をどうぞ。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: う、うん……。 Part 03: 沙都子(部族): あの遠くに見えるのが空の部族の集落ですわ。あの地から見下ろす景色はそれはもう雄大でしてよ。 沙都子(部族): あちらに見えるのが水の部族の集落ですわ。あの国で取れる魚介類は絶品でしてよ。 沙都子(部族): ここが火の部族の集落ですわ。 沙都子(部族): かなり距離を空けていますが、ここまで熱気が伝わってくるでしょう?近づきすぎるとこの子の翼が焦げてしまいますの。 沙都子(部族): 前にお尻に火の粉が飛んだ時は大暴れして大変でしたわ。 沙都子(部族): さて、近隣諸国を回ってみましたけど……いかがでして? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: す……。 沙都子(部族): す? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: す、すごすぎて、その……ごめんなさい。なんかまだ足元がフワフワしているみたいで……。 沙都子(部族): いえいえ、構いませんわ。でも、ようやく目が覚めたようですわね。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: うん、なんか逆に目がぱっちりしてきた。 沙都子(部族): 今のは私の散歩ルートですが、なかなか見応えがあって壮観ですのよ? 沙都子(部族): でも実は秘密の飛行ルートがありまして……。 レッドテッペー: ぎゃおー。 沙都子(部族): ちょっと……レッドテッペー。人の髪をつついて遊ばないでくださいまし。 沙都子(部族): はぁ……あなたはこーんなに可愛らしいのに、夢の中ではなんであんな姿になってしまったんですの? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: えっ? 沙都子(部族): ……昨日、妙な夢を見ましたの。それで朝早くに目が覚めてしまいまして。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: どんな夢? 沙都子(部族): うぅん、なんと申しましょうか……ちょっと言葉では申し上げにくい夢でしたわ。 沙都子(部族): 私が、その……こことは全然違う「世界」で、風の部族の長代理ではないただの子どもとして過ごしていましたの。 沙都子(部族): 住んでいる場所は風は少ないですが、緑が多くなかなか悪いところではありませんでしたわ。 沙都子(部族): ただ……夢の中ではテッペーが人間になっていましたのよ。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: えっ……? 沙都子(部族): しかもこーんな目付きの悪い大男だったんですの!頭なんかもしゃもしゃで! #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: 頭もしゃもしゃ……? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (それって、もしかして……パンチパーマ?確か沙都子ちゃんの叔父さんがそんな髪型だったような……) 沙都子(部族): しかも私をいじめるんですのよ?大声でわーわー怒鳴りつけるんですの! 沙都子(部族): はぁ……。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: そ、それは……嫌な夢を見たね。 沙都子(部族): えぇ、本当に嫌な夢でしたわ……と言いたいところですが。 沙都子(部族): その夢の中で、私にはお兄さんがいたんですの。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: お兄さん?……あなたにはお兄さんって、いないの? 沙都子(部族): 上も下もいない、気楽なものですわ。正直、ほしいと思ったこともありませんの。 沙都子(部族): ただ、そのお兄さん……にーにーはとっても優しくて。でもちょっと優柔不断なお方でして。 沙都子(部族): 夢の中の私は仕方有りませんわねぇ、なんて言いながらにーにーのお世話をしていまして……。 沙都子(部族): 夢が覚めた今では、私が世話を焼くことを許してくれているような……そんな人でしたわ。 沙都子(部族): ただ夢の中の私たちは、周りの人からすごく嫌われていましたの。なんだか、そうされる理由があるみたいで……。 沙都子(部族): とても辛かったことを、覚えていますわ。こちらが悪意もなにもないと示しても、全然信じてもらえなくて。 沙都子(部族): いっそのこと、大暴れしてやろうかとも思いましたわ。どうせ信じてくれないなら、全部壊してやろうって。 沙都子(部族): ……でも、にーにーはずっと耐えているんですの。誰に何を言われても、下を向いてぐっと唇を噛んで。 沙都子(部族): だから私も耐えましたのその……涙はちょっと出てしまいましたが。 沙都子(部族): そしたら、誰かが手を伸ばしてくれましたわ……。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: 誰か……って? 沙都子(部族): それが覚えてないんですのよ。確かめる前に目が覚めてしまったので。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: …………。 ……北条沙都子。 彼女について私が知っているのは、両親が#p雛見沢#sひなみざわ#rダム計画に賛成していたこと。 その2人が雛見沢の4年前の#p綿流#sわたなが#rしの夜に旅行先で1人転落死し、1人行方不明になったこと。 そして去年の綿流しの夜……。 彼女の叔母さんとお兄さんが、行方不明になったこと……。 喜一郎おじーちゃん……公由の現頭首が、彼女を含めて北条家を酷く嫌っていたこと。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: そしてそれを聞いた私は……。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (おじーちゃんたちが言っていた通り北条沙都子はとてもワガママで、傲慢で……) #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: (人の気持ちなんて理解しようとしない、嫌な子だって……そう思ってしまった) 見た目が同じだけの、全く別の人間かもしれない。いや、きっとそうだ。 だってこの世界はドラゴンが飛んでいて空の上に国があって、とにかくなにもかもがおかしくて……。 でも……自分の知る世界と何もかも違うとは思えなかった。 ――うわっ、座敷童だ! 気持ち悪りぃー! 誰かに何かを決めつけられて疎まれることは嫌なことだって、自分の身をもって知っていたくせに。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ごめんね……。 沙都子(部族): えっ……あの、どうしましたの? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: 私、その……あなたのこと、誤解していたみたい。他の人が言う、あなたの悪口を聞いて……。 沙都子(部族): それを信じてしまいましたの? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ……ごめんなさい。 沙都子(部族): どんな悪口か存じておりませんが、言いふらしていた人はどこのどなたですの?全く、失礼してしまいますわ。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ……ごめんなさい。 沙都子(部族): 仕方ありませんわ。えーっと、なんでしたっけ? 沙都子(部族): あぁ、そうだ……知っているものでしか世界はできていない……とか、なんとか? #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: それはどういう意味? 沙都子(部族): それが私もよくわかりませんの。それを言った人は普段からわけのわからないことばかりおっしゃる方なので。 沙都子(部族): ただ、あなたが私を知ってくださって誤解していたと改めてくださったこと……それ自体は、嬉しく思いますわ。 沙都子(部族): よかったらまた一緒に遊覧飛行いたしません?今度は少し遠い場所までお連れしてさしあげますわ! #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: うん。 ただの気のせいかもしれない。 喜一郎おじーちゃんが言っていた北条沙都子と彼女は見た目が一緒なだけですごくすごく嫌な子かもしれない。 おそらく、元の雛見沢で私が彼女とふたりっきりでこうして話す可能性は、頭首が喜一郎おじーちゃんである限りないと思う。 でもこの世界に公由家だとか北条家だとかダム戦争だとか……そんなしがらみはないから。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ねぇ……沙都子ちゃん。夢の中のお兄さんの件だけど。 沙都子(部族): ……おかしな話をしてしまいましたわね。忘れてくださいまし。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: ううん、おかしくなんかないよ。 #p藤堂夏美#sとうどうなつみ#r: どんな形でも、出会って幸せだって思った記憶は……きっと、素敵なものだと思うから。 沙都子(部族): ……ありがとうですわ。 沙都子(部族): 早く忘れなければいけないと思いましたが……あなたがそうおっしゃるなら。 沙都子(部族): 自分が忘れてしまうまでは、大切に抱えていられそうですわ。