あとがき



 どもっ! こうゆたかと申します。

 本書は『サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN』というタイトルで、『サクラダリセット』というシリーズの三冊目の小説です。

 かなりがっつり一冊目、二冊目の内容とリンクしていますので、そちらをお読みでない方は、本書の内容に混乱してしまう可能性があります。「いや、いける気がする」という方以外は、本書よりも先に前巻、前々巻をお読みいただけますと幸いです。

 そして、すでに一冊目と二冊目を読んでくださっている方。ちょっと二巻あとがきの文章をてんさいさせてください。

『(三巻の)発売は夏頃を予定しております。このスケジュールは絶対に守ろうと心に誓っていますので、見捨てないでください』

 以上です。

 なのですが……九月一日(本書の発売日)は夏じゃないっ! 少なくとも夏ごろ発売と予告したなら、八月には出すべきだ! 本当に、本当に申し訳ありません。

 人は失敗から何かを学ぶべきなのだと思います。そんなわけでかんこうおくれてしまった理由について考えてみます。

 思い当たる原因をれつきよしてみると──

「作者の能力不足」

「はやぶさのかん

「パピコ不足」

「六月の梅雨つゆゆううつ

「ポン事件」

 こんなところですね。

 どれも語り始めるときりがないのですが、今回は前巻、前々巻(両方八ページくらいありました)に比べてちょっとあとがきが短くなる予定です。余りのページ数が少なくて、長いあとがきを書くと本のだんが上がってしまう危険性があるのです。どれだけ小わくせい探査機はやぶさについて語りたくても、それは許されません。


 そんなわけで、刊行が遅れた最大の原因であり、あまりに本質的すぎる「作者の能力不足」についてのみれようと思います。

 私は二巻の発売以降、なんの問題もなくつうに元気に本書を書いていました。

 今回は過去編(一、二巻の二年前のエピソードになっています)ということで、ある程度内容も決まっているし、今までよりはずっとスムーズに書けるかな、と思っていた時期もありました。

 でも、まったくそんなことない!

 あつとうてきな量のボツげん稿こうっ! 基本的にヒロイン、あいつのせいです。二年前の彼女を書くのがこんなに大変だとは。

 初めからなつとくできる文章を書ければ、もう二か月は早く本を出せたのですが。当面は、その辺りのスキルアップを目標にがんっていきたいと思います。せめて年に三冊くらいは本を出せるようになりたいものです。


 ところで今回は、こくが二つあります。


 まず一つ目。

「ザ・スニーカー」(雑誌)の10月号(八月三〇日発売)に、『サクラダリセット』の短編をせていただく予定です。主人公とヒロインが高校に入った直後のエピソードになるはずです。実はまだこの短編の作業が終わっていないのですが(編集様、いつもぎりぎりで申し訳ありません)、たぶんビー玉とキャンディーの話になります。

 さらに、この「ザ・スニーカー」10月号、なんと表紙が『サクラダリセット』です! びっくりしました。どんな成り行きでこんなことになったのかよくわからないのですが、とにかくありがたい話です。しい先生のれいなイラストが「ザ・スニーカー」の表紙になります。やったー。

 ほかにも何か特集的なことをしてくださるらしいです。どんな感じになっているのか、ぜひごかくにんください。


 続きまして、告知二つ目。

 この『サクラダリセット』、まんになるらしいですっ!

 こちらもびっくりです。少し前から編集様が「漫画になるかもねー」とおっしゃっていたのですが、まさか本当になるとは。この小説の文章は、「漫画やアニメとはちがったおもしろさが出せたらなー」と思いながら書いていることもあり、どんな漫画になるのかとっても楽しみです。

『サクラダリセット』の漫画版は、いずれ「少年エース」(雑誌)でれんさいが始まるそうですので、こちらのほうも気にしていただけると幸いです。個人的にも連載の開始を、わくわくしながら待ってます!

 ちなみに『サクラダリセット』(小説のほう)の四冊目は、冬頃刊行予定です。漫画に負けないように頑張らないとなーと思ってます。


 最後になりましたが、この本の制作にかかわったすべての方、ならびに読者のみなさま、本当にありがとうございます。

「ザ・スニーカー」の表紙も漫画化も、本シリーズがこうして続けられていることも、すべて読者の皆さまがおうえんしてくださるおかげです。

 より良い小説が書けるよう努力していきますので、これからもよろしくお願いいたします。


 それではまた、『サクラダリセット』の四冊目でお会いできることをいのって。


  二〇一〇年七月

河野 裕