Nintendo MessageStudio ヘルプ

プロキシを経由した接続

このページはネットワーク管理者及び上級ユーザー向けのページです。 内容がよく分からない方は、このページを読み飛ばし、管理者の指示に従ってください。 プロキシサーバを経由しての接続はMessage Studio Ver1.1にて新設された機能です。

プロキシサーバとは?

プロキシ(proxy:「代理人」の意味)サーバとは、 コンピューターがサーバに接続する際に、その仲介を行うサーバのことです。 プロキシサーバを仲介させて最終的なサーバに接続することで、 アクセスの高速化、安全な通信の確保などの効果があります。

上に示す図のように、プロキシサーバーを経由して接続する場合、 クライアントPCから送られた要求はアクセス先のサーバに届く前に いったんプロキシサーバに送られます(図中1)。 その後、プロキシサーバは実際のサーバーに対してデータを要求し(図中2)、 実際のサーバから送られたデータは一度プロキシサーバに送り返されます(図中3)。 最終的に、プロキシサーバから送られたデータを、クライアントPCが受け取ります(図中4)。

ネットワークの構成と、接続先のサーバによっては プロキシサーバを経由しなければ接続できない場合もあります。 詳しくはネットワークの管理者にお問い合わせください。

プロキシサーバの設定仕様

Message Studioでチーム管理機能を利用するときに、 プロキシサーバを経由することは可能です。 ただし、その前に一度Subversionのプロキシ設定の仕様を把握しておいてください。

Message Studioはチーム管理機能を利用するときにそのバックエンドとしてSubversionを 利用しています。そのSubversionは、そのコンピューター全体で参照される 設定情報をもっていて、Subversionのクライアントソフトウエアはその設定情報を基本的には参照することになります。 Message Studioもこの例外ではなく、基本的にはSubversion全体設定を参照します。 その全体設定情報は、レジストリまたは設定ファイルに保存されます。

たとえば、有名なSubversionのクライアントソフトウエアである、TortoiseSVNを利用して プロキシ設定を行った場合、コンピューターの全体設定としてその設定内容はレジストリに 書き出されるような仕様になっています。従って、ここでの設定がコンピュータ全体に影響を与える場合があります。

Message Studioでの接続設定について

Message Studioでは、以下の3種類のプロキシモードを搭載しています。 この設定は編集するプロジェクトごとに変更することが可能です (設定内容はプロジェクトユーザー設定ファイル(*.mpuo)として保存されるため 全体で共有されることはありません)。

Subversion全体設定参照このモードにすると、サーバにアクセスするための設定を、プロジェクトのために設定しません。 Subversionの全体設定を常に参照して、プロキシを利用します。 このモードにしていると、TortoiseSVNなど外部クライアントソフトウエアやユーザーが手動で レジストリを変更した場合に接続に悪影響を及ぼす可能性があります。 これが、デフォルトモードになります。何も設定しないと、このモードで接続されます。
プロキシを経由せずに直接接続Subversionのコンピューター全体設定を無視し、 常にプロキシサーバを経由せずに直接接続を行います。
指定されたプロキシサーバを経由するSubversionのコンピューター全体設定を無視し、 指定されたプロキシサーバを常に経由して接続します。

これらのうち、どれを利用するかは、必ず部署のネットワーク管理者と相談して決めてください (開発チームの責任者だけでは答えられない場合がほとんどです)。 間違った接続設定をすると、サーバに接続できなかったり、 最悪の場合情報漏えいに繋がる可能性もありますのでご注意ください。

推奨される管理手法(管理者向け)

上述のように3種類の動作モードを用意していますが、 基本的にはユーザーにデフォルト設定であるSubversionの全体設定を参照する 設定にさせるとよいと思われます。 プロキシサーバといわれても一般的なコンピュータユーザーには馴染みの薄いものであり、 すぐにイメージが掴みきれません。 もしプロキシサーバを経由させる必要があるのであれば、 管理者側でSubversionの全体設定をコンピューターにつけておき、 常にデフォルトのまま接続させると管理がやりやすいでしょう。

多数のコンピュータに対して同一のプロキシサーバの設定を行う場合、 レジストリスクリプトファイル(*.reg)を用意して実行するのが効率的です。 以下のような内容のファイルを作成し、拡張子をregとして保存します。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Tigris.org]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Tigris.org\Subversion]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Tigris.org\Subversion\Config]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Tigris.org\Subversion\Servers]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Tigris.org\Subversion\Servers\global]
"http-proxy-host"="myproxyserver"
"http-proxy-port"="8080"
"http-proxy-timeout"="0"
"http-proxy-exceptions"="privateserver"

上記の例では、privateserverと呼ばれるホスト以外への接続を行う場合に、 myproxyserverと呼ばれるホストをプロキシサーバとして経由し、 その際にポート番号を8080を使うように設定しています。 利用するネットワークの構成や設定によって書き換えて使用して下さい。

Subversionの全体設定の変更方法及びレジストリの詳細なオプションについては、 SVN BOOKの7章をご覧ください。

ttp://svnbook.red-bean.com/en/1.5/svn.advanced.confarea.html

プロキシサーバの構成(管理者向け)

Subversionは、以下のコマンドを発行して通信を行います。 従って、以下のWebDAVコマンドをプロキシサーバが理解し、正常に通信できる必要があります。

OPTIONS, PROPFIND, GET, REPORT,
MKACTIVITY, PROPPATCH, PUT, CHECKOUT, MKCOL,
MOVE, COPY, DELETE, LOCK, UNLOCK, MERGE

この内容について、詳細はSubversionのFAQページを参照してください。

ttp://subversion.tigris.org/faq.ja.html