Nintendo MessageStudio ヘルプ

マクロ文字列展開機能

「マクロ文字列」とは何なのか、なぜ必要なのか?

複数のチームにて作業を行う場合に問題になることのひとつに、パスの共有をどのようにするかというものがあります。 たとえば、データの出力先ディレクトリとして、D:\NintendoDS\MyProjectDS\Resources\に出力するように設定します。 この設定は、設定した本人のパソコンでは正常に動作するでしょうが、同じプロジェクトファイルを 他人のパソコンに持っていった場合に問題が出てきます。 他人のパソコンにはD:\NintendoDS\MyProjectDSというディレクトリが存在しないかもしれないですし、 そもそもDドライブ自体が存在しないこともあり得ます。

このような差異を吸収するために導入されたのが、マクロ文字列展開と呼ばれる機能です。 このマクロ文字列展開機能を使うと、特定の形で記述されたマクロをそのままの状態でプロジェクトファイルに保存しておき、 利用する際にMessage Studioが自動的に利用者のパソコンに合わせて展開してくれます。 マクロには、「プロジェクトのディレクトリ」や「Message Studioの実行パス」、「環境変数」などの情報を挿入することが可能です。

マクロ文字列は基本的にパスなどを設定する場面ではたいてい利用することが出来ます。 また、マクロ文字列を利用可能な設定項目には、右向きで緑の矢印がついた、小さなボタンが付いています。

このボタンを押すと、上の図が示すようにメニューが表示されます。 メニューをクリックすると、左側にあるテキストボックスに入力したマクロテキストが挿入されます。

よいマクロ設定方法の例

ゲームチームによっては、ゲームを作っていくためのディレクトリを環境変数として設定するプロジェクトがあります。 そのようなチームの場合、パスを指定するときは指示された環境変数を利用するとよいでしょう。 理由は、この環境変数を先頭に置くだけですべてのファイルにアクセスできるからです。 ただし、このような環境変数をマクロに含めてしまった場合、すべての翻訳担当者も同様の環境変数設定をしなければならない点に注意してください。 このあたりを考慮したうえで、設定を行う必要もあります。

あるいは、Message Studioのプロジェクトファイル(msproj)からの相対パスを指定するのもお勧めです。 この場合は、マクロ文字列設定の先頭に$(ProjectDir)をつけます (詳しい解説は、利用可能なマクロ一覧のページを参照してください)。