Part 01: 美雪: ……あ、これおいしいね。 渚: お口に合いましたか……? 一穂: うん、とっても!はむっ……はぁ、幸せ~♪ 智代: それならよかった。何か気になる点があれば、遠慮なく言ってくれ。次回の参考にさせてもらおう。 一穂: あ、いえ。本当においしいです。むしろ私たちの努力目標ばかりが増える一方で……。 菜央: そうね。都会は田舎と違って、食堂のメニューも洗練されてるんだなって感心するばかりですよ。 魅音(CLANNAD): いやいや、こんな立派な食堂があるなんてさすが都会の学校だよねー。たいしたもんだよ。 沙都子: 梨花もこの学校に入学すれば、この食堂でおいしいものが食べ放題ですわね。 梨花(CLANNAD): みー。ボクは誰かさんと違って、そんなことで学校を決めたりしないのですよ。 梨花(CLANNAD): ……でも、とってもおいしいのです。にぱー♪ 杏: いや……ちょっとほめすぎじゃない?まぁ、楽しんでくれてるならいいんだけどね。 詩音(CLANNAD): えぇ、おかげさまで私たちも貴重な体験をさせてもらっていますよ。 美雪: そうそう、怪物を見たりとか……ね。 沙都子: ふぐっ……?お、お騒がせをいたしましたわ……。 魅音(CLANNAD): あれも結局、なんだかわからないままで終わっちゃったね。みんな無事なのは、何よりだけどさ。 梨花(CLANNAD): あれから何も起こっていないので、そんなに気にすることはないと思うのですよ。 圭一: 確かにそうだけど、やっぱ気になるよな……。『ツクヤミ』とかでもないみたいだしさ。 菜央: 他にも、古河さんの夢とあたしたちの現実がつながってしまった……ってことも気になる話だわ。 一穂: うん……そうだよね。どういう理由でそうなったんだろ? 渚: わたしも、まだよくわかってるわけじゃないんですが……。 渚: こうして話をしてるのは、現実なんでしょうか?それとも夢なんでしょうか……? 詩音(CLANNAD): まるで胡蝶の夢ですよね。 沙都子: 胡蝶の夢……とは? 魅音(CLANNAD): 蝶になる夢を見た人が、それが人である自分の夢なのか……。 魅音(CLANNAD): それとも蝶になった自分が見てる夢なのか、わからなくなったってやつだね。 詩音(CLANNAD): えぇ、確か荘子の話です。ですから考えるだけ、悩みが増えるだけですよ。 渚: ……そうですね。詩音さんたちの言う通りかもしれないです。 一穂: あの……美雪ちゃんと菜央ちゃんは一ノ瀬ことみさ……ことみちゃんの話、ちゃんと理解できた? 菜央: うっすらと……ね。ただ、完全に理解するのは無理よ。 美雪: 同じく。だってあの人、本当の天才なんでしょ? 一穂: そ、そっか……。なんだか、不思議な感じの人だったね。 詩音(CLANNAD): 優秀すぎて、授業に出るのを免除されているとか聞きましたけど……本当ですか? 智代: あぁ。全国模試ではすべての教科でトップクラスの成績で、高校レベルの授業は完全にマスターしてしまってるらしい。 智代: とくに専門分野では最先端の知識を有していて、教師やちょっとした研究者たちでも太刀打ちできないレベルだそうだ。 杏: あの子の頭の出来は、あたしたちからしたら宇宙人みたいなもんだもんねぇ。 菜央: ……その感じ、わかります。もう比較するのもおこがましいって感じですもんね。 一穂: うん……一ノ瀬さんが説明してくれたこと、正直、全然理解できなくて……。 沙都子: 私だってチンプンカンプンでしてよ。いったい何がどうなっているのやら、ですわ。 智代: ああ、私も聞いたがさっぱりだ。 圭一: 辛うじてなんとなくわかったってのは、美雪ちゃんと菜央ちゃんくらいか。さすがだな。 美雪: 私たちだって、わかったって言うにはほど遠いよ。一応身をもって体験してるからこそ、なんとか飲み込めたって感じだしね……。 圭一: ん? 身をもって……って、どういう意味だ? 菜央: こっちの話よ。……余計なこと言わないでよ、美雪。 美雪: ごめんごめん、つい……。 智代: そういえば、一ノ瀬はその件にまだ興味を持ってるみたいだぞ。 智代: 気が向いたら図書館に会いに行って、話し相手になってやってくれないか? 一穂: 話し相手……ですか? 智代: あぁ。日がな一日図書室にこもりっきりで、誰とも話さないというのも不健康だからな。 一穂: そういうことなら、もう一度話を聞きに行ってみたいな。 智代: あぁ。きっと一ノ瀬も喜ぶだろう。よろしく頼む。 一穂: えっと……いるかな? 菜央: ずっといるらしいから、いるんじゃない?どれどれ……。 美雪: あ、いたいた。あそこを見て。 一穂: 一ノ瀬さん、こんにちは。 ことみ: …………。 ことみ: …………。 レナ: はぅ……?聞こえていないのかな、かな? 菜央: でも、こっちを見てるわよ? 魅音(CLANNAD): もう一度、呼んでみようか。一ノ瀬ことみさーん? ことみ: …………。 詩音(CLANNAD): 反応しませんね。 一穂: えっと……。 ことみ: ことみちゃん。 一穂: え? ことみ: ひらがな三つでことみ。呼ぶときはことみちゃん。 一穂: ……は、はぁ……? 菜央: 前に話したように、「ことみちゃん」って呼べ……ってことじゃないの? 一穂: えっ……で、でもやっぱり、先輩だし……。 レナ: はぅ……じゃあ、レナが呼んでみるね。えっと……ことみちゃ~ん♪ ことみ: はい、こんにちはなの。 美雪: あ、答えた。こだわりがあるんだねー。 ことみ: なんでやねん。 一穂: えっ……? 沙都子: ツッコミですわ。 ことみ: なんでやねんー。 圭一: ぼちぼちでんなー。 ことみ: おお……。 圭一: あれ? ノリでテキトーに言ったんだけど、なんかすげぇ感動された……? 菜央: ……調子狂うわね。そんなことよりことみ……ちゃん。もう一度、昨日の話を聞きたいんですが。 ことみ: ……? 美雪: 覚えてないかな?共同幻想が現実化したらしい、って話。 ことみ: ……覚えてるの。 美雪: よかったー。んでわからないのは、どうしてそんなことが起こったのかってこと。 菜央: 2つの「世界」を繋ぐ何かがあるはずだから……何か心当たりとかはないかしら? ことみ: ……2つの「世界」がつながってしまった原因は今のままだとわからないの。 ことみ: 理論だけでは、不十分。もっともっと観察が必要なの。 美雪: んー、まぁそれはそうだよね。捜査だって現場百遍、推理を裏付ける物証が必要だもん。 菜央: そうね、科学も観察で進歩してきたわけだし。 ことみ: そうなの。「世界」は観察が作っているの。 美雪: でも、机上での理論だって必要でしょ? 美雪: 適切な推論を元にした観察がなければ、この「世界」に遍く膨大な情報から目当ての現象を見つけ出すことは不可能だからさ。 ことみ: その通りなの。 一穂: えっと、どういうこと? 菜央: つまり、一ノ瀬……ことみちゃんの頭の中には、ある程度の推測が成り立ってるってことよ。 一穂: それって……古河さんの夢と私たちの現実がつながっちゃった原因? ことみ: ……でも、その前に怪物が出たところを見てみたいの。 詩音(CLANNAD): それって……寮の方ですか? ことみ: (コクリ) 美雪: それならぜひ来てください。大丈夫だよね? 魅音(CLANNAD): うん。智代には、私から許可をもらっておくよ。 レナ: じゃあ、今日はお泊まり会かな、かな? 沙都子: をーっほっほっほっ!なんだか楽しそうですわね~。 一穂: うんうん、楽しそう! ことみ: ……とっても楽しそうなの。 Part 02: ことみ: おじゃましますなの。 渚: 私もお邪魔します。 魅音(CLANNAD): はい、どうぞどうぞ。 詩音(CLANNAD): 私たちもお邪魔している身ですけどね。 美雪: あはは、そういえばそうだったね。 ことみ: ……怪物、どこにいたの? 沙都子: 私が見たのは、寮の廊下の辺りでしたわ。 ことみ: 廊下……。 一穂: 特に、見間違えるようなものもなかったみたいだけど……。 菜央: 古河さんは、何か感じますか? 渚: ……いえ、今は。ちょっとだけ何か違和感というか、感じるような気もするんですけど……。 渚: ただの気のせいかもしれないです。 魅音(CLANNAD): そうですか。やっぱり見間違いかな? 梨花(CLANNAD): きっと沙都子は寝ぼけていたのですよ。沙都子はトイレもひとりで行けないくらいに怖がりなのです。 沙都子: と、トイレくらいひとりで行けますわっ。 菜央: まあ、怖い怖いと思ってると、怖いものが見えたりするからね。 沙都子: そ、そう決めつけられるのはさすがに不本意なんですけど……。 ことみ: …………。 一穂: ことみちゃんは、何かわかります? ことみ: 世界には「確かなもの」なんて1つもないの。世界は常に生成と消滅を繰り返しているから。 ことみ: 無から有が生まれて、生まれた瞬間にはもう消えているの。その繰り返し……。 一穂: 生まれては消えるって……。 詩音(CLANNAD): それじゃあ、この世界はほとんど幻みたいなものってことですか? ことみ: その通りなの。それが…… 一穂: え? つ……『ツクヤミ』?! 美雪: いや、違うよ。あれは……。 菜央: イノシシの子どもね。普通の。 魅音(CLANNAD): いや、普通のって……そもそもどうしてイノシシが、こんなところに? 渚: あの子、藤林さんのペットです。杏ちゃんが可愛がってて……。 魅音(CLANNAD): イノシシがペットなの?へー、都会ってのも案外すごいね。 梨花(CLANNAD): いろんな動物がいるのですね。 一穂: えっと、でもどうして藤林さんのペットがここにいるの? 美雪: そうだね、なんかヘンだぞ? ことみ: イノシシ……。 ことみ: おとといはイノシシを見たの。昨日は……クマ。……あれ? 一穂: えっ? この辺ってクマまでいるんですか? ことみ: ……なにか違うの。 美雪: 違うって何がです? ことみ: ことみちゃんの好きなセリフなの。なのに、忘れちゃったの……。えっと……えっと……。 ことみ: おとといは馬を見たの。昨日は鹿。 詩音(CLANNAD): 馬と鹿って、それじゃ馬鹿じゃないですか。 ことみ: ……馬鹿? ことみ: ……あなた? 陽平: って、なんで僕が馬鹿なんだよっ?! 菜央: 春原さんは確かに馬鹿っぽいけど……って、いつのまに現われたの? 一穂: そ、そうですよっ。ここって女子寮ですよ? 陽平: え? あれ?なんで僕が女子寮にいるのさ!? 美雪: 何を逆ギレしてるんです?キレたいのはこっちなんだけど……! 陽平: いや、だってマジマジマジ!僕マジで、なんでここにいるの!? 陽平: 僕はどこ、ここは誰!? 詩音(CLANNAD): 記憶喪失の人みたいなこと言っていますね。 圭一: いや……いくら記憶喪失だって、男が女子寮に入っちゃマズイだろ! 一穂: え……? ことみ: なんでやねん。 レナ: はぅ……どうして圭一くんまで、ここにいるのかな、かな……? 圭一: え? あれ?なんで、俺……? 魅音(CLANNAD): まさか、圭ちゃんまでドサクサに紛れて女子寮に忍び込んだってわけ?! 圭一: いや、ち、違うっ!俺はえっと、たぶん春原さんを止めにだな……。 圭一: って、ここ女子寮?!いつのまに俺は女子寮にぃぃぃぃぃぃっ?! 詩音(CLANNAD): まさか圭ちゃんまで、知らないうちにここにいたとか言うんじゃないでしょうね……? 沙都子: 白々しい言い訳なんて通用しませんわよ、圭一さん。神妙にお縄についてくださいまし。 魅音(CLANNAD): そうだよ、圭ちゃんにはとびきり恥ずかしい罰ゲームで罪を償ってもらうからねっ! 圭一: やったーー!恥ずかしいコスプレだ、ばんざーーい! 陽平: ばんざぁぁぁぁあぁい!! 一穂: な、なにこれ……? ことみ: なんだかおかしいの。 菜央: いや、めちゃくちゃおかしいでしょ。いったい何がどうなってるわけ? 美雪: これって、もしかして……。 ことみ: 共同幻想? 一穂: え? こ、これが共同幻想なんですか?現実としか思えないですけど……。 ことみ: 脳は現実と幻覚の区別をつけられないの。だからここが、現実かそうでないのかは検証不能。 ことみ: この「世界」から出て別の「世界」から客観的に観察するしか方法がないの。 沙都子: よ、よくそんなに冷静にしてられますわね?また怪物でも出たら……。 陽平: なになに、怪物って?こういうやつ? ツクヤミ: 『ギッ……ギギッ……!!』 一穂: ひぇッッッッッッッッッッ?! 圭一: で、出てる出てるッ! 陽平: ん? 出てるって? ツクヤミ: 『ギギッ……ギギギィィィィィッ……!!』 陽平: ひゃあああっ?!な、なんか出てるぅぅぅぅぅぅぅッ?! ことみ: これは……なに……? ツクヤミ: 『ギギィィィィィィィッ……!!!』 菜央: 来たわ! さっさと片づけるわよ! 一穂: う、うんッ!! Part 03: 一穂: はぁ……ビックリしたぁ。 美雪: いきなり出てくるんだもんな。みんな、ケガはない? ことみ: 大丈夫なの。……でもビックリだったの。 ことみ: 今のが、怪物……? 沙都子: ちょっと違う気がしますけど……。 梨花(CLANNAD): 色々な種類がいるのですよ、にぱー☆ 菜央: でもまさか、ツクヤミがこんなところにまで出てくるなんてね……。 詩音(CLANNAD): 元々、この辺にあんな怪物が生息していたってことは……ないですよね? 陽平: いるわけないじゃないか。……あー、怖かった。 魅音(CLANNAD): やっぱりこれも共同幻想ってやつのせいなわけ?どっかで違う「世界」がつながっていて、そこを通ってやって来るってことなのか……。 美雪: 何が、その2つの「世界」をつなげてるのかな? ことみ: 樹たちは、みんなおしゃべりしてるって研究があるの。 一穂: え? 樹がおしゃべり? ことみ: 根から化学物質を出して、地中で情報をやりとりしてるの。 ことみ: 「こっち日射しが足りないから、そっちの葉っぱちょっと避けて」とか、そんな話までしてるって研究もあるの。 沙都子: 樹たちがそんな話をしているんですの?信じられませんわ……。 美雪: いや、それなら私も聞いたことがあるよ。それに、山や自然で過ごした経験的にも、納得できる話だ。 一穂: そうなんだ?植物ってすごいんだね。 ことみ: 人には見えない情報がこの世には溢れているの。世界中をネットワークでつないでる。 美雪: そういう意味では、樹はそういうネットワークのハブになってる存在かもしれないね。 菜央: だから、老齢の樹を見に行ったのね。 美雪: 樹は昔から信仰の対象だったしね。昔の人は何か特別なものを感じてたのかも。 魅音(CLANNAD): だとしたら、やっぱりこの街の樹が何か関わっているのかな。 梨花(CLANNAD): …………。でも、ここには樹はないのですよ。 ことみ: そうなの。それに代わりそうなものも見当たらないの。 菜央: まあ、ここじゃなくても他のところにつながりがあれば十分なんじゃない? 菜央: そのつながりが作った共同幻想って世界に、今あたしたちは生きてるって仮説なわけでしょ? 美雪: だね。幻想世界なんだから、夢の中みたいに不思議なことが起こってもおかしくないわけだし。 一穂: 夢の中みたいに? ことみ: ……人の意識が「世界」を作るの。観察者の主体は意識だから。 菜央: 月は人間が見ているときにだけ存在する。……そんなのもあったっけ。 詩音(CLANNAD): 誰も見ていない時だと、「世界」は存在しないってことですね。 一穂: え、そんな……見てなくてもある……よねぇ? 沙都子: ある……と申してもよいのかしら……? ことみ: それは誰にもわからないの。確率でしか表せないことなの。 美雪: そうだね。誰かの観測があって、初めて無限の可能性が1つの現実に収斂する。 ことみ: それまでは、あるもないも決められない。ただ確率だけでしか、語ることができない。 一穂: やっぱり全然わからない……。 ことみ: わからなくてもいいの。あなたの目に今見えているもの、感じているものだけ信じればいいの。 ことみ: それだけが真実なの。 沙都子: じゃあ、圭一さんと春原さんの姿がどんどん消えていっているのも真実ですの……? 圭一: えっ? 消えていっている? 陽平: 何を言い出すんだよ。存在感の塊のような僕が、そんな淡雪のように消えて行くだなんて……。 陽平: ひいぃ――! 本当だ――――! 圭一: 消えている! 消えていく~~ッ?! レナ: あぁ、圭一くんと春原さんが透明人間みたいに……。 魅音(CLANNAD): 消えちゃった。 梨花(CLANNAD): 仕方ないのですよ。あの2人は女子寮にいてはいけない存在なのです。 一穂: あ、そういえばそうだったね。あの2人はここにいるはずのない人なんだった。 菜央: そうね、今夜は女の子だけで楽しくやりましょ。 レナ: うんうんっ♪ 誰かのお部屋に集まってパジャマパーティーしようよ~。 ことみ: パジャマパーティー……。 詩音(CLANNAD): じゃあ、お菓子を買ってきましょうか。 ことみ: おかし……いっぱい? 梨花(CLANNAD): みー、いっぱい買うのですよ。 魅音(CLANNAD): じゃあ、部活もしちゃおうか? ことみ: 部活……? 沙都子: 楽しいゲームのことでしてよ。負けたら罰ゲームが待っておりますわ~ レナ: とぉ~っても恥ずかしい罰ゲームだよぉ~。 美雪: 負けたら恥ずかしいコスプレさせられるよ。 ことみ: コスプレ……なの? 梨花(CLANNAD): とーっても恥ずかしいコスプレなのですよ。それでも構いませんですか? ことみ: ………………。 ことみ: ……はいなの♪ ことみ: …………??? ことみ: …………あれ?寝て……たの……? ことみ: ……夢、見てた気がする。でも…… ことみ: どんな夢だったかは、忘れちゃったの。 ことみ: あ……。 一穂: いるかな? 菜央: ずっといるらしいからいるんじゃない?ええと……。 美雪: あ、いたいた。あそこ。 一穂: 一ノ瀬さ……あ。えっと…… 一穂: ことみちゃん、こんにちは。 ことみ: はい、こんにちはなの♪