あとがき




「ハアイ♪ 今回の巻末は、わ・た・し、ヒリエッタの進行でお送りしまーす」

「……それと、気が付いたら登場キャラのあいかたにまで成り下がってしまった作者も、ここにいるんですけど……」

「(無視)さぁて! 前巻の『あとがき』で、グレイシーを倒すのは君しかいない! とか書いてたら、本が発売される二週間前に、アルティメット大会でホイス・グレイシー不戦敗しちゃってましたねー」

「また、一般人には分からないことを……実話だけど。もう一か月くらいは負けないんじゃないかと思ってたんだけどなー。読みがあますぎた」

「でも、こーゆーことを書いてると、この作者って実はかくとうマニアなんじゃないかとか誤解されそうねー」

「実際、誤解してる人は多いだろうと思うけど……でも誤解。二巻に出てきた格闘家の名前を本名に直すことすらできません。高田くらいはともかくとして、全部は無理」

「自分で書いたくせに」

「まあ、そうなんだけどさ。ま、前巻のネタばらしはこのへんにしといて──ううむ──でも、三回目にもなるとさすがに、あとがきに書くネタがなくなるなあ」

「そお? やろうと思えば、いくらでもあると思うけど……①ネタばらし。②。③シュールな一発芸」

「……なんとなく③に心かれるものがあるが……」

「あんたに芸なんてあったっけ?」

もんとうろうけんの演武とか……」

「……まあ……シュールっちゃシュールかな……確か武田鉄也が映画でやってたやつでしょ? それって」

「多分ね。なんとなく技の形がそれっぽかったから、ぼくが勝手にそう思ってるだけだけど。でも個人的にはなんけいけんのほうが好み♪」

「って、うれしそぉに言われても……だいたいそれ、あとがきでどうやるってゆーのよ」

「それもそうか……じゃ、次巻の予告」

「予告ねー……それも、あんまパッとしないわねー。それより、なんていうか予告とは違うけど、これからあんた、どうするわけ?」

「なにが?」

「一巻、二巻、でこの巻まで、いったい何人の『最強』が出てきたか覚えてる?」

「ゔ……実はちょっと気にはしていたんだが。でもそれは、ほら、ボクシングの世界チャンプみたいなもんでさ、たくさんいるもんなのさ」

「だいたい、主人公にしてからが『最強の男』のくせに、なんか弱いのよねー」

「彼は……ほら、ウェルター級のチャンピオンってトコだから」

「……そゆこと言ってると、レナードに怒られるわよ」

「最強には違いないんだから、いいじゃんか。でもな話、登場人物たちにかたぱしから『天才』のしようごうを与えまくるこの作者ですが、実はランク分けがしてあったりします」

「?」

「つまり、主人公の『天才』ってのは、しょせん学生の中での天才、対して主人公の教師Cの『天才』はまぎれもない世界的な天才を指すわけです」

「まあ……くつっちゃ理屈だけど……」

「なんか文句あんの?」

「む……作者のぶんざいたけだかな物言いを……」

「さ、作者の『分際』って──俺っていったい──」

「朝の通勤電車でぱらいにからまれたあげく、そのケンカ買って出て途中下車の上、会社に遅刻するようなやつが、ロクなもんなわけないでしょーが」

「ううっ……涙が出ないようにてんじようを見ていよう……」

「まったくもー。あちこちに弱点さらけだして生きてるんだから」

「正確には、遅刻はしてないんだけどね。フレックスだから。しかも五分程度のことだし」

「まーね。ホントに遅刻してたらクビだわね」

「クビになったって、あんま気にしないけどね」

「……スチャラカ社員か、あんたわ……」

「ま、こーゆう奴ですが、今後とも応援いただければ幸いです」

「ようやく、まとめに入ったわね」

「(黙殺)では、また!」

「BYE!」

秋田禎信